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刑事一代〜平塚八兵衛の昭和事件史〜

「ドラマの醍醐味・・の巻」

6月20〜21日、二夜連続で放送されたドラマ「刑事一代〜平塚八兵衛の昭和事件
史〜」(テレビ朝日系)を、今、録っておいたDVDで2本ぶっ通しで拝見したと
ころ。約5時間近く、さすがに少々疲れましたが、久々にがっつり重厚で骨太な
ドラマを見せていただきました。
主演は渡辺謙さん。今や世界のワタナベとなられた謙さんですが、こうしてテレ
ビドラマでも拝見できて嬉しい限りです(テレビ朝日開局50周年記念ドラマとい
うこともあるとは思いますが、売れちゃうと「テレビドラマはちょっとね・・」
なんて仰る方も多そうですもんね)。

主人公は”捜査の神様”とまで呼ばれた、昭和を代表する名刑事・平塚八兵衛氏。
昔の刑事さんと言うと力ずくで自白させるみたいな、威圧的でおっかないイメー
ジがあったのですが、ここで見た平塚さんはものすごく人間くさい方でした。無
骨で喧嘩っ早いけれど情に厚く、でも情報を得るためなら時には嘘もつくしお金
を握らせたりもする。カンも鋭いけど、それ以上に自分の足で動き地道にウラを
取って犯人をじりじりと追い詰めて行く。単純なようでいて緻密であり、頑固だ
けど柔軟でもあり・・その複雑さが人間なんだと思わされます。

最近の刑事モノだと思いっきり変わり者か、感情が無い天才肌か、あるいは極端
な人情家か熱血漢か、まぁ大体そんなタイプで済んじゃいますが(笑)、平塚さん
はどれでもない。やさしさ、したたかさ、熱さ、冷静さ、非情さ・・、さまざま
な側面が見え隠れして、それを謙さんが本当に魅力的に演じてらっしゃいました。
また、平塚の相棒・石崎を演じていたのが、これまた私の大好物の高橋克美さん。
時に熱くなりがちな平塚をまぁまぁと諫めたり、この人のフォローがあったから
こそ平塚も生きてくるんだなと思える存在感。ハゲてるけど謙さんに負けずホン
トにカッコ良くて、大柄な二人が汗を拭き拭き歩き回る姿はひたむきで、男臭く
て「ああ、昭和の男たちだわ・・」とちょっと憧れてしまいました。

他の出演者の方々も演技派揃いで実に豪華。「MR.BRAIN」のような派手な豪華さ
ではないけど、誰ひとり浮いてなくてしっくりと馴染んでいました。セットや小
道具、ロケ現場も同様で、充分に吟味されていて、他のドラマでよく感じるよう
な違和感がなく物語に浸ることが出来ました(実はちょっと前に放送されたドラ
マで、時代は昭和なのに最新の携帯電話が出てくるドラマがありまして。。あま
りのワケの分からなさに大混乱でストーリーどころじゃありませんでした。タイ
トルは・・言いたいけど我慢しておきます)。

大きな犯罪もあったけど、誰もが必死に生きていた昭和という時代。犯人でさえ
もどこか素朴で、人間らしかった時代。それが三億円事件あたりから少しずつ変
わり始め、今では「誰でも良かった」「人を殺してみたかった」という理由で人
を殺める。もし平塚さんが生きていたらどう思われるだろう。何がいけなかった
んだろう・・。懐かしさだけでなく、深い余韻と思索の時間を与えてくれるドラ
マでした。

刑事一代





●関連情報>>渡辺謙

posted by ちぃ@テレビ旬報 at 16:26 | ドラマ

必殺仕事人2009

「あーっ、面白かった♪・・の巻」

秘かに楽しみに見ていた「必殺仕事人2009」(テレビ朝日系)が終わってしまいま
した。。放送が2クール、また基本的に一話完結ということもあって、うっかり
見逃してしまうこともあったので、すごく熱心なファンということではなかった
のですが・・いざ終わってしまうとホントにとても寂しくて。
1回見そびれると「ちゃんと押さえておかない、あなたが悪いんでしょっ!」と
ばかりに、内容について行けなくなる意地悪な?ドラマも結構多いのですが「必
殺〜」はそんなうるさいことは言わず「おっ?いらっしゃい!」といつでも気軽
に迎えてくれる居酒屋のような存在でした(「相棒」シリーズ、今期の「BOSS」
もそんな感じかも)。

でも、そんな入りやすく&見やすい一方、拝見すると作りはしっかりしてて、今
への風刺もピリリと効いてて、毎回何かしら心に残るドラマでもありました。あ
る時は人の弱みにつけこんで利用するだけ利用して邪魔になったら切り捨てる大
店の商人だったり、陰で甘い汁を吸う役人だったり、霊感商法で人を惑わす医者
だったり・・。そんなヤツらを恨みに思う弱い人々に代わって、鮮やかに成敗し
ていく仕事人たちに何度胸をすーっとさせてもらったことか。

そんな彼らは、ご存じの通り報酬と引き換えにしか”仕事”をしないワケですが、
そのタダではやらないってところがカギになってると言うのか、見てる方として
は納得が行くんですよね。いくら腕が立つとはいえ、いつ自分がやられるか分か
らない。正義だけで命はかけられない。表家業が不景気だから、裏で稼ぐしかな
い。・・そんな風にうそぶきながら、例えそれが子供の小遣い程度でも引き受け
る彼ら。うぅっ・・、そんなところがたまりませんっ。

今回のシリーズはメインに東山紀之、仕事人仲間には松岡昌宏、大塚忠義(前半)
田中聖(後半)とジャニーズ色バリバリでチラッと不安もあったのですが、皆様、
ちゃんとサマになってました。特に東山くんはカツラも似合うし、ゆるさと非情
さのメリハリもあって本当に素敵でした♪そんな彼をきっちり主役に押し出しな
がら、さり気なく存在感を感じさせる中村主水〜藤田まことさんもさすがでした
し、情報屋の和久井映見さん、小五郎(東山くん)の嫁・姑の中越典子さん・野
際陽子さんもいい味が出てました。ゲストも多彩ながら演技力のある方々で、い
つも安心して拝見できました(そうそう、それに最終回にはあの「りつ様」→中
村主水の妻・白木万里さんも顔を見せてくれて嬉しかったです♪)。

まぁ、ちょっと頭を冷やすと(額は問題ではなく)お金で復讐を請け負うなんてト
ンでもないことで、これを変に真似て利用した闇サイトがあるのも困ったことで
はあるのですが、今も狡賢く悪いヤツはいっぱいいて、のらりくらりと誤魔化し
て結局逃げちゃうようなことばかり。ドラマの中ではありますが、そんなヤツら
が痛い目に遭うのは・・やっぱり気持ちいい(笑)。せめてそれぐらいはいいで
しょう?と思う、しがない町民風情のあたくしなのでした。。




●関連情報>>必殺仕事人


posted by ちぃ@テレビ旬報 at 13:15 | ドラマ

官僚たちの夏


「今、ドラマ化する意味・・の巻」

戦後、日本経済の発展に尽くした通産省官僚たちの姿を描いたドラマ「官僚たち
の夏」(毎週日夜9時〜、TBS系)が始まりました。出演者は佐藤浩市、高橋克
美というあたくしの大好物なお二人に加え、北大路欣也、船越英一郎、高橋克典、
西村雅彦、堺雅人・・他といった豪華かつ堅実な布陣。原作も読んでいて、以前
NHKでドラマ化された時も見ていたので、今度はどんな感じだろう?と、楽し
みに拝見してみました。
初回は、原作にはない『国民車構想』のお話。当時、外国製で超高級品だった乗
用車を国民が安く買えるようにしたいと、担当課長である風越(佐藤浩市)が国
産車開発のために奔走する。当初は無謀にも見えた計画だったが、苦労の末、試
作車が目標時速100キロを出すことに成功。

・・フフッ、みんな熱いです。「国民を豊かにしたい、幸せにしたい、日本人の
誇りを取り戻したいんだっ」なんて台詞を聞くと、単純にググッときて、もうた
だただ気持良いです(笑)。それも佐藤浩市様が仰っているのですから、普段のあ
たくしならポーッとして終わるところ・・なんですが、あれ?こんな気持ち良く
なるだけで良かったかしらん??

14〜5年前に読んだので大雑把ですが、確か原作では、この風越らを中心とし
た国内産業の保護を訴える”産業派”と、国際化を目指して自由貿易を理想とす
る”通商派”の攻防も見せ場だったはず。産業派寄りの描き方ではありましたが、
通商派も『国を思う』点では同じ。そこでいろいろ考えさせられたりしましたが、
個人的には『民間は指導しないと何もできない』みたいな部分もある産業派より
『国際競争こそが企業を育てる』通商派の方に分があるかなぁと思ったりしてい
ました(ただこれは、その時代時代でまた変わってくるところですね)。

でも、少なくとも第1話を見た限りでは、通商派の方たち(船越英一郎、高橋克
典)はまるで腹黒い悪代官みたいに描かれてて(苦笑)。出世にも目をくれず信
念を貫こうとしつつも、結局、大臣官房秘書課課長(通産省トップの事務次官へ
通じるポスト)に昇進する風越はちょっとカッコ良すぎ。それを笑顔で「おめで
とう」なんて言いながら、きびすを返した途端、苦々しい表情になる船越さんな
んてホント悪そうで、あれじゃあ原作読んでない方にはまるっと悪役に見えちゃ
ったんじゃないかしら?と、ちょっと心配になりました。

まぁ、まだ一話だけですから、今後、通商派の考え方も出てくるかとは思うので
すが・・。ただもうひとつ気になるのは、「ああ、あの頃の官僚は、日本人は、
こんなにひたむきで輝いていたんだ♪」で終わってしまわないかということ。
そういうの、見てるにはホントに気持良くて一瞬気分も高揚するんですけど、そ
の分現実に還った時が何か虚しい。。最近官僚と言って思い出すのは年金、ゆと
り教育の失敗等々、良くないことばかり。実際のところはよく分からないけど、
そういう中で、今、このドラマをやる意味は何なのだろう?何か意図があるのか
なと、ちょっと考えちゃいます。

官僚たちの夏改版



●関連情報>>官僚たちの夏



posted by ちぃ@テレビ旬報 at 10:02 | ドラマ
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