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「スカイハイ2」

テレビ朝日/金曜:夜11時15分 <2004年1月16日ー3月19日>

「スカイハイ2」

(出演/釈由美子、小林翼、高橋真唯、森本レオ)
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放映前期待度:★★と半分

去年、深夜枠ながら人気者になり、その後劇場版も出来たスカイハイが早くも復活でございますっ。怨みの門番・イズコが、死者たちに、死を受け入れて天国へ行って生まれ変わるか、まだ死にたく無いと駄々をこねて現世で彷徨うか、もしくは現世の人間を一人だけ呪い殺して地獄に落ちるか、の3つの選択を迫るというこのドラマ。つい、うーん自分だったら・・?と、お考えになった方も少なくないのじゃないかしらん。

毎回ゲストを迎えての一話完結のスタイル、お話ごとに監督が変わるのも前回と同様だけど、今回は映画で活躍中の監督も参加するとのこと。顔はちょい暗め、でも、どこかキレた明るさのある釈ちゃんの出世作ですが・・、これって青少年対象って感じがするのよねー。大人でもまだ精神年齢のお若い方にはよろしいと思いますが。。


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第1話
1月16日(金)オンエア分:★★★

前回のシリーズも観てないし、正直あまり期待せずに拝見したのだけど、これが想像したよりはよく出来ていて、ちょっと反省。

深夜の高速バス運転手の飲酒運転で命を落とした4人の人間が、「怨みの門」でイズコから例の3つの選択を迫られる。これが予想したのと違う成り行きに展開していくのだけど、その過程に観てる側を納得させるものがあり、結末では何やら温かい気持ちさえ出てきた。

もっとおどろおどろしいお味で、子供だまし的なものかと思ってたのよね(もっと前は、タイトルからしてアクションものかと思ってた。。すびばせんね、頭がシンプルで)。

ただ、思ってより内容のあるドラマではあったのだけど、まだここの雰囲気に馴染めてないとゆーか、「死後の世界」を扱ってるのが個人的に少し苦手かもしれない。誰にでも死は確実に訪れるものだし、それこそ今回のように不慮の事故(それも原因がアホ運転手の酒酔い運転)で突然そういうことになることだって十分あり得る。でも、最後の選択を考える以前に、現世での問題が山積みなので、それを横に置いてここの世界に入り込めないものがあるのかも。。

でも、いずれにせよ、これはもっと研究の余地がありそーでございます。


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第2話
1月23日(金)オンエア分:★★★と三分の一

世に恐ろしきものはあまたあれど、女、ことに女優なるもの、かく恐ろしき・・。だったのである。。

第二死「バロック」。。女優の玲香はビルの屋上から誰かに背中を押され転落し、意識不明のままその2年後にとうとう命を落として「怨みの門」へ。まだ自分が死んだことを理解できない彼女は、イズコによってその真相を知る。これがまぁ何と、転落したのは玲香の自殺未遂とされてしまっているし、当時彼女の付き人だったのぞみが女優になっていて、本当は玲香が演じるはずだった映画「バロック」の主演の座についている。

世界は自分中心に回っていたのに、既に過去の人として忘れ去られようとしている・・、あまりの変わりように驚く玲香。さらに、自分を突き落としたのが、のぞみだったと知って愕然とする。。

ううっ、こあいです。だってのぞみは、もともと玲香の熱狂的なファンで、付き人になってからも彼女の忠実なしもべのようにふるまっていた。それが実は自分を殺し、さらにバロックの主演をのぞみに譲るような『遺書』まで偽造していたんだもん。そして玲香は当然のごとく、最初は「呪い殺して地獄行き」を選択、でも思い直して「天国〜再生」を選ぼうとするものの、最後まで嘘で誤摩化そうとするのぞみにぶちっとキレて結局は殺してしまう。

前回もそうだったけど、「恐らくこうするだろう」と踏んでいた選択が変わっていく過程がうまく描かれていて、意外とも思える結末にも抵抗がない。

それと、最後の最後まで女優にこだわり続ける玲香に、イズコが向けた表情。そこに「憐れみ」のよーな「失望」のよーな「諦め」のよーな、いろんなモノが汲み取れるようで・・、しかも「怨みの門番」としての責務を十分に分かってもいるイズコ。・・釈ちゃんっ、なかなかやってくれますっ


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第3話
1月30日(金)オンエア分:★★★と三分の一

今回も手堅い出来で、アベレージ高いなぁ、これ。
あたくし、正直なとこお席に着くまでは「もーいっかなぁ」と思ってるんだけど、観始めると、ついつい引き込まれてしまう。。

第三死「ジャッジメント」。。弁護士の朝倉(とよた真帆)は、ある殺人事件の裁判で被告の無罪を勝ち取るが、そこで被害者の兄に刃物で刺され死亡し「怨みの門」へやってくる。夫と死別し、一人で娘・桃子を育ててきた彼女は、以前は貧乏だが良識ある事務所にいたが、ある日桃子が重い心臓病にかかっていることが分かる。

桃子の病気は手術でしか助からないが、非情に難しい手術であり、費用も莫大なため、同僚の弁護士・松下(尾美としのり)らに理由を告げないまま大手の事務所に移る。その事務所は高待遇だが『真実を明らかにする』ことよりも勝つことが優先され、朝倉も次第にその方針に染まっていく。

そして、ようやく高名な医師・仁藤が桃子の手術を引き受けてくれるが、その矢先に彼が女子大生拉致監禁殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。

仁藤から
「もし私が有罪になったら娘の手術はどうするんだ」と言われ、松下から引き受けない方がいいと忠告されながらも、弁護を引き受ける朝倉。やがて裁判が始まり、仁藤側に有利に進むが、検察側に有力な証人が現れる。事前にその証人と会
い、汚い手を使って証言を翻させる朝倉。その甲斐あって、仁藤は無罪となるが遺族の怨みを買い、朝倉は刺されてしまう。。

ふぇー、長くてすびばせんね。そして当初、朝倉は自分を殺した被害者の兄を恨み、その弁護を引き受けた松下へも「なぜっ?私はその男に殺された被害者なのよっ」と憤るんだけど、イズコから「あなたも被害者を踏みつけにしてきた」と言われる。

でっ、もう察しのいい皆さばはとっくにお分かりだと思うけど、仁藤は犯人だったわけ。さらに朝倉が無罪にしたことで、現世ではまた彼が女性を殺そうとしてることを知り、彼女は『仁藤を恨み殺して、自分は地獄行き』という選択をする。てな結末。。

朝倉は結果的に有罪の人間を何人も無罪にしてきてしまったけど、でも基本的にはいつも依頼人の言葉を信じてのことであり、それほど悪どい人間ではない。しかも娘の命を助けるために頑張ってきただけに、この結末は何とも辛い。。

でもこの不条理さが、スカイハイのある意味「誠実さ」なのよねー。単なる復讐劇に終わらず、「じゃぁ、どーすれば良かったの?」と朝倉ならずとも問いかけたくなる気分になる。

がっ、しかし、ラストで朝倉は手術を受ける桃子に最後のお別れに行くんだけど・・、あれれっ?手術受けられることになってるのかっ?そんな医師がいたのか?と、やや興ざめしたあたくし。それに、仁藤役の人(矢島健一)が登場した時点でもう見るからに怪しいんだもんっ。
このあたりのツメが甘いっ。だから通知表は<もう少しがんばりましょう>。

でもねっ、あくびの出そうな「なんちゃってサスペンス」よりは見応えあります。

だから、あたくしは応援しててよっ


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第4話
2月6日(金)オンエア分:★★★と三分の一

第四死「夢」。。マラソンランナーの静香(佐藤藍子)は、オリンピック出場を夢に厳しい練習を重ねていた。その代表選考レースを控えての強化合宿中のある夜、合宿所が火事になり命を落として「怨みの門」へ。

最初はイズコに自分が死んだと聞かされて驚くものの、同じ代表候補のひとみを命がけで救ったことは後悔していなかった。ところが、そういう静香にイズコが失った記憶を取り戻させると・・逃げ遅れたひとみを助け、一緒に逃げる途中で、逆に怪我をした自分をひとみが見殺しにしていったことを知る。

さらに自分が、勝利のラッキーアイテムとして大切にしていたボンボンをひとみが盗み、それをつけて選考レースに出場しようとしていた。そして「ひとみを呪い殺して自分は地獄に行く」という選択をした静香は、レース中のひとみの前に現れる。死んだ静香が現れ、恐怖でパニックになりながらも最後まで走りたいというひとみに、「勝手なことを言わないでっ!」とさらに激昂する静香。

でもひとみの走ることへの強い執着を改めて知った静香は、自分はこの思いの強さに既に負けていた、自分でもそれに薄々気がついてもいたことを自覚し、最後は「生まれ変わって再生する」道を選ぶ。

ってなお話でございました。ご説明を多少端折っているので、結末に納得いかないかもしれませんが、初め仲が悪かった二人が、お互いに走ることへの思いを知り、いったんは同志のような友情も芽生えるの。

でも、ひとみがこの陸上部に入ったことで静香の力が伸びていること、さらに監督たちがそれを見越して自分を入部させたことを知って、ひとみはまた頑なになってしまう経緯もあり、観たあたくしとしては、これも有りかなとゆー感じ。

それと、今実際のオリンピック選考でも残りひと枠がどーなるかという時なので、えらくタイムリーなシチュエーションに、ちょっぴり感心しましたわ。陸上部のコムロ監督もあの小出監督風のおじちゃんっぽいし、静香の「オリンピックに出て、自分を褒めてあげたい」とゆー台詞は・・、有森選手と同じじゃないかっと突っ込みながら。

いいとこまで行きながら、ややいつもどこかフライング気味。。でも、毎回死者の選択が変転していくのは見どころで、つい拝見しております。。


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第5話
2月13日(金)オンエア分:★★と三分の二

第五死「最後の恋」。。男性しか愛せないタイプとは知らずに、実家の借金のために結婚した理恵(東ちづる)。夫・賢一の母・聡子もそのことは承知で、ひとりやりきれない思いの理恵は出会い系サイトで竜也という若い男と知り合う。ずぶずぶと彼に溺れていく理恵だったが、竜也の方は単なる遊び。それを知った理恵は竜也を刺そうとするが、逆に刺されて命を落として「怨みの門」へ。。

で、本編ではですね、理恵は竜也を呪い殺そうとするものの、結局できずに『再生コース』を選択。がっ、イズコが彼の心の声を聞かしちゃうものだから、やっぱり『呪い殺して地獄行き』コースを選び、最後に「後悔してない、だって私は本当に恋をしたから・・」なんつって旅立つ。さらに、夫の賢一もそれなりに理恵のことを愛していた・・なーんておまけつき。だったのだけど、「ふうーん」って感じで、ガツッと残るモノはなかったわん、今回は。

ホントなら、例え地獄でも竜也と一緒にいられることを意識して地獄行きを選んだ理恵の「女の性(さが)」ってのが哀しさを誘うはずなんだけど、おまけにホモオ賢一の「カラダは愛せないけど、理恵という人間は愛してた」みたいなのもじんわり来る予定なんだけど、そーゆー深ーいところまでは連れて行ってくれなかったの。。

あたくしが思うに、理恵役の東ちづる嬢って役柄以前に「東ちづる」なんだな。
何だったっけ、骨髄バンクとかいろんなボランティアをされてて、それ自体は良きことをされてるのだけど、何か女優的じゃない。だからこーゆー、馬鹿だけど女の業の深さを感じさせるお役は難しいかも。。

それと、出会い系で会った若い男に、ひと回り以上年上の女がハマるって構図も、パターン過ぎて面白みに欠ける。前回の女子マラソンランナーのといい、今回といい、いかにも現実に近い設定を選ぶ努力は買うけれど、もう少しそこから掘り下げて欲しいんだなー。


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第6話
2月20日(金)オンエア分:★★★

おやっ?今回はいつもとは違う趣きだったわん。いつもは大体、これでもかって感じの『人間どろどろ裏側大会』なんだけど(その見せ方にひと工夫あってへーって思うんだけど)、何気にさっぱりさわやかテイスト。こーゆーのも、たまにはいいかもね、ほんのたまにはね。

第六死「拳」。チャンピオン・千堂との大事なタイトルマッチを控えたボクサーの大樹(須藤元気)は、自分より格下だと思っていた川田との試合で命を落としてしまい「怨みの門」へ。イズコから自分の死を聞かされても、戦うこと、特にチャンプ千堂との試合への強い思いからどうしても自分の死に納得の行かない大樹。そのこだわりから、一度は例の三つの選択から『呪い殺して地獄行き』を選ぼうとするが・・。

つまり大樹は、千堂への怨みがあるわけではなくて、千堂を呪い殺せば彼もこの怨みの門へやってくる→彼と戦うことができると考えたからなのだけど、そうすると再生して再びボクサーになることはできなくなる。そう聞いても千堂と戦いたいと言う大樹にイズコは『3分間』の時間を与える。その3分間とは、千堂と川田の練習試合に、川田の身体を借りて大樹の思いを遂げさせてやるための時間。

大樹は最初は劣勢に苦しむものの、制限時間ギリギリに見事KO勝ち。そして、頭をポリポリ掻くクセで、婚約者・真知子(高橋かおり)にも死んだ大樹が蘇って勝利したことが分かるという仕掛け。。

今回は、主人公大樹を取り巻く人々、婚約者の真知子(高橋かおり)や母親(浅芽陽子)、千堂や結果として大樹を死なせた川田もみーんな悪人じゃないっ。いつものごとく何か裏があるのだろうと、今か今かと待ち構えてたので、その点はずるっと滑っちゃいました。。

でも、ボクシングにはとんと疎く興味も無いあたくしですが、人にはそれぞれの自己表現の術があること、それがボクシングだと言う人もいるのかも・・と思いましたし、最初はお猿さん状態にしか見えなかった大樹がだんだんチャーミングにも見えました(最初はジミー大西みたい、ってゆーかやっぱサル属に見えたんだもん。ボクサーと猿って、何か因果関係があるのだろーか。ガッツ石松に辰吉に輪島さん・・。みんなどこか同じ匂いがする。。)。

誰もがみんな、こーゆー自己表現&自己実現の場を持てるといいのに・・(犯罪のそれは困るけど)、なーんて、いつになく殊勝な面持ちのあたくしでございました。。


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第7話
2月27日(金)オンエア分:★★★と四分の三

今回は珍しく『死を受け入れず現世で彷徨う』という選択でございました。。3つの選択肢の中では、最も曖昧で、ある意味「呪い殺して地獄行き」よりも救いようのない道なのだけど「うん、これでいいんじゃない・・」と思わせる展開。
いやぁ、なかなか良くできておりましたです。

第七死「タイムカプセル」。中学校に埋めたタイムカプセルを掘り起こそうと集まった、今はおじさんおばさんの同窓生たち。ところが、目星をつけて掘った穴からセーラー服姿の白骨化した遺体が見つかる。

その遺体は、当時行方不明となった遥(柊瑠美)で、当の彼女は何も分からないままに「怨みの門」へやってくる(亡くなったのは21年前なのに、その時点ですぐにここへ来なかったのは、死体が見つからなかったから、なんだって)。既に21年前に亡くなっているのに、イズコから自分の死を聞かされ怯える遥。一体何が起きてこうなったのかを知るにつけ、時田(津田寛治)を呪い殺そうとするが・・。

この遥は当時、クラスメートでさえはっきり憶えてないような目立たない女の子で、ある日野球部のボールで割れたガラスで怪我をして、その手当をしてもらったことから、時田に淡い恋心を抱くようになる。そして名前を名乗らないまま、時田の靴箱にタオルやノートの差し入れをしたりして、かわいらしーやりとりが続く。

でもある日、時田や友達が厳しい野球部の先輩に仕返ししようと、ちょっとしたイタズラ心で掘った落とし穴に落ちて、そのまま死んでしまった、というわけ。。

その真相を知って、また21年後に出会った時田が冷たい横暴な教師になっているのを見て、一度は呪い殺す選択をする遥。時田の前に化けて出て、怯えさせ、いよいよ最後のトドメを刺そうとした時、彼の「いいんだ、もう何もない」という言葉を聞いて、殺すことができない。

イズコはそんな遥に「再生して生き直す道」を勧めるのだけど、結局彼女が選んだのは「現世で彷徨う道」。遥は家庭的に恵まれず、例え顔も憶えてもらえないような存在でも学校がただひとつの居場所で、そこでの時田とのささやかな交流が生き甲斐だった。だから、例え自分が死んでしまった場所でも学校へ帰りたいという遥の気持ちが、何とも切なかったの。。

これは個人的な思いだけど、人間はいつか死ぬ、避けられようもないことだし、死ぬこと自体は仕方がないことだと思うけど、こうしてあれこれ考える自分の意識がどうなるか?ってことを考えると、すごく怖い。だから遥が、自分は確かにここにいたのに自分自身がそのことを忘れてしまうのが怖い、という気持ちにどこか共感してしまったのね。。ぐすん。。

そして時田も、この遥のことで、どこか投げやりだった自分を見つめ直して、生き直そうとする。それを近くで見守ろうとする遥。時田が学校変わったら一緒について行けるんだろーか?と、ついよけいなことも頭をかすめますが・・、んなこと心配してたら話が終わらないので、まずはこれで良かったと素直に思っておきませう。。


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第8話
3月12日(金)オンエア分:★★★と三分の一

あたくし間違えておりました。まだ、終わりではなかったのでした。早合点してしまったわ(最終回なんて書いて、ごめんなちゃい)。

んでっ、第八死「予言」。恨みの門にやってきたのは、他人の運命が見えてしまう占い師・かの子(渡辺えり子)。でも、実はまだ死んでいなくて、彼女の持つ強い念のせいで、生きたまま来てしまったらしい。

再び現世に戻ったかの子は、偶然知り合ったそら(高橋真唯)が殺されると予言。
そらを助けようとして、逆に安藤(デビット伊東)に刺されてしまったかの子は、またもや恨みの門へやってきて、イズコに自分の代わりにそらを見て来て欲しいと頼む。現世の問題は現世で解決することと言いながらも、現世にやってきたイズコは、安藤と彼がゆすっている絵本作家・川村(沢村一樹)が、そらの両親の死に関係しているらしいことを知る。また、そらはこの川村のファンで、偶然知り合った彼に、本にサインをもらっていた。

一方、病院で蘇生措置を受けているかの子は、自分の身体を見下ろしながら「早く死なせてよっ!」とジタバタしている・・と、そらはとうとう安藤に刺されてしまう。でも、コートの内側に入れていた川村のサイン本で助かり、さらに刺されそうになった時、かの子が安藤を呪い殺して一件落着。。

っと思いきや、助かったはずのそらが恨みの門へやってきた。えっ?どーゆーこと?と思ったところで、とぅーびーこんてぃにゅう。。

・・・続き物とゆーことでございましたね。なので、まだ見えない部分がいっぱいあり、やや消化不良ではありますが、これは次回を待つしかございません。

ただ、イズコが現世に降りてきちゃったり、かの子が完全に死ぬ前に「恨み殺して地獄行き」の選択をさせちゃったりしたので、門の大番頭(神様?じゃないよな、あの感じは)に叱られて「門番失格」なんて言われてたところが、何やら最終回への予感も漂わせて興味深く拝見いたしました。最近ミョーに人間臭くなってるイズコ嬢が、最後は自ら何かを選択しちゃうのかしらん?と、妄想気味のあたくしは勝手にあれこれ考えております。。

あと個人的には、『怪優』の域に達しつつある渡辺えり子女史のガハハな占い師がウケました。安藤を呪い殺したから、門の向こうは当然メラメラと赤く燃える地獄なのに、とってもサバサバとしたご様子で、にこにこ手まで振りながらそこに消えて行く彼女。これぞっ怖いもの無しのオバハンって感じで、このお役はぴったりこんでございました。

当初、こーゆー雰囲気のドラマは苦手だなと思ってたのだけど、観始めたら最後の選択で二転三転していく死者たちの心情に、時に共感、時に違和感を感じつつ、ここまでいたっているあたくし。

一見平々凡々に見える人にだって、それぞれにドラマはあり、ひとつとして同じ人生はあり得ない・・、なーんてことも思ったりしております。


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最終話
3月19日(金)オンエア分:★★★と半分

今回が、正真正銘の最終回。とても良心的且つ真っ当なメッセージがこめられていて、悪くない結末でございました。

最終死「宿命」。前回、占い師のかの子(渡辺えり子)によって助けられたはずのそら(高橋真唯)が「恨みの門」へやってきてしまう。何故自分が死んだのか分からないそらが、イズコの導きによって記憶を辿って行くと、そこに見えたのは彼女の憧れの絵本作家・川村翔(沢村一樹)に自分が刺される場面。。どうして彼に刺されなければならないのか?と、愕然とするそらに、イズコは何か理由があるはずで、分からないのは記憶を封じ込めているからだと告げ、さらに記憶を遡っていくが・・。

そらは幼い頃、強盗殺人によって両親を失っていた。かくれんぼをしている間に両親は犯人に殺されてしまい、そらも襲われそうになった時、彼女が悲鳴を上げると4人組の犯人のうちの二人が燃え上がって焼死してしまった。その時から自分のには『人を焼死させてしまう特殊な力』があると思い、そのあまりの恐ろしさから彼女は過去の記憶を無意識に封印してしまっていた。また、その光景を目の当たりにした犯人たちの残りの二人も、それ以後その『恐怖の記憶』にさいなまされることになるが、その二人こそ川村翔と安藤(デビット伊東)だった。

そのことを知り、また自分の命も奪った川村に復讐しようと『呪い殺して地獄行き』を選択するが、どうしても躊躇ってしまうそら。なぜなら、両親を殺され、さらに自分に恐ろしい力があることで、何のために生まれてきたのかを悩み一時は自殺しようと思っていた自分を救ってくれたのが、川村の絵本だったから。

でも実は『人を焼死させてしまう』のは、そらの力ではなく、彼女の両親が娘を守るために呪い殺したと分かり、安藤の死もかの子が地獄行き覚悟でしてくれたことが分かってくる。さらに自分を刺した川村もずっと『人が燃え上がる恐怖の光景』に怯えてきて、またもや安藤が同じように死んで行くのを目撃してしまったために、恐ろしさのあまりつい握ったナイフにそらが飛び込んできてしまった→殺そうと思っていた訳ではなかった、と知る。

また現世では、そらの叔父である天野(森本レオ)がそらの死を解明しようと躍起になっていることも分かり、そらは自分がみんなに守られ愛されていたことを初めて実感する。そして、そんなそらの気持ちを知ったイズコの尽力もあって、自殺しようとしていた川村に『貴方を許してます。だから死なないで、子供たちのためにいっぱい絵本を描いて欲しい』とメッセージが届けられ、天野も「死んで償う気持ちがあるなら、生きて償え」と説得し、自殺思いとどまる川村。

それを見届けたそらは、どんな人生だって生き抜いてみせると固い決意をして再生の道を選択し、恨みの門をくぐっていった。また、それを涙で見送ったイズコ自身も『門番失格』となり、人間として再生することを許される。。

ふうーっ。ご覧になってない方には、わっかりにくいかと思いますが、なかなかよく練られた、希望のある結末なのでした。

自分の宿命に悲嘆してきたそらが、周りの人間に生かされて来たこと、自分の命を奪った川村が殺意を持っていたわけではなかったことを知り、傷ついた心が救われていく展開。また、自ら手を下してはいないけれど、過去に自分が加担した犯罪や、その時に見た恐ろしい光景から逃れられずに『いつか自分も罰が当たって焼き殺される』と怯え続け、誰も愛せず誰からも愛されずにきた川村が人間らしい気持ちを取り戻していくのも、良うございました。

また、こうした深めなストーリーの中で、門番としての範囲を超えて、つい現世に出向いていっちゃう釈ちゃんのお節介ぶりや、彼女が現れた時の幼稚園児・大地くんの「うわぁーっ」という慌てぶりが、良い緩みとなってクスリと笑わせてくれた。最初は川村を呪い殺そうとする、そらのガラスの張り付きシーンやソファの後ろから伸びてくる血の気の無い腕なんかも、怖いんだけど、怖すぎて笑えたり。。

だから、今回はおどろおどろしさよりも明るめの雰囲気が漂い、『生きることは苦しいけど、それでも無意味な人生などない。自分が気づかないだけで、人は周りから生かされてる』という、至極まともなメッセージを伝えようとしているのにも好感が持てたあたくしなのでした。

どんなに辛くても死なずに生き通すことが、生まれたものの務め。。うーん、頭では理解できるものの、今のような時代ではついそこから逃げ出したくなる時もあり、まだまだホンモノの覚悟には至っておりませんが、まっ、何とか頑張って人生を全うして参りませう。。

ドラマ全体を通してはいいとこまで行ってるけど、どこかマイナーな世界から抜けきれなかったのが惜しいかな。テーマは面白いと思うし、作り手の方々の姿勢も悪くないと思うんだけど、どこか閉じている印象がある。そこを超えていくものが加われば、さらに飛躍する可能性はあると思うのですが・・、どーでございましょ。。

posted by ちぃ@テレビ旬報 at 19:21 | スカイハイ2
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