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「Mの悲劇」

TBS/日曜:夜9時 <2005年1月16日ー3月20日>

テレビ番組 TBS 
テレビドラマレビュー:「Mの悲劇」

(出演/稲垣吾郎、長谷川京子、佐々木蔵之介、岡本綾、成宮寛貴、吉岡美穂、浅見れいな、佐藤二朗、吉行和子、伊武雅刀他)
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放映前期待度:★★と半分

主人公・安藤衛(稲垣吾郎)は、幼い頃家に泥棒が入られたことから『危険を回避すること』が幸せの秘訣と考えるようになり、独自の危機回避能力を持つようになった。で、就職も迷うことなく『安全を売る』警備保障会社に入社。

その能力を評価された衛はエリート社員となり、目をかけてくれる専務・島谷(伊武雅刀)の娘との婚約も決まりかけていた。だが、まさに幸福の絶頂という時、美沙(長谷川京子)という女と出会ったことから、人生が狂い始める・・。

とゆーよーなお話らしいのだけど、あんだかよく分かんない(笑)。
その後、衛はどんなに安全を心がけ、危険な目に遭わないように努めても運命には逆らえないと悟るらしーのだが、んなこと当たり前じゃんっ?

このドラマの設定にも疑問を感じるのだけど、キャスティング的にも実はあまりあたくし好みではないの。。
まず吾郎ちゃんは・・嫌いではないんだけど、役者としてはあまり興味がない。

スマスマのコントなどでは「以前よりさばけてきたなー」なんて思うけど、本格的演技となると???彼のドラマをそんなにちゃんと見たことないので、あまり先走ったことも申せませんが。。

そして、それ以上にノレないのが長谷川京子嬢なのである。容姿はもちろん綺麗だし、演技もすごく下手くそってワケじゃないんだけど、どーもあたくしとしては女優的オーラを感じないの。。

演技って当然フィクションであるのだけど、その役柄の向こうに『その人自身』が出てくる(わぉっ、評論家みたいにエラソーだ)。これで言えば、美沙を見ながらも、そこに長谷川嬢そのものも見え隠れするはずなのだけど、少なくともこれまで拝見したドラマではそーゆーモノを感じたことがないの。

ただ、今回はかなりの悪女役だそーだから、黒革の米倉涼子嬢のようにもしかしたら大バケするかもしれないけど、ね。

それに期待しながら、まずはお手並み拝見と参りましょ。


テレビ番組 TBS 
テレビドラマレビュー:「Mの悲劇」
(出演/稲垣吾郎、長谷川京子、佐々木蔵之介、岡本綾、成宮寛貴、吉岡美穂、浅見れいな、佐藤二朗、吉行和子、伊武雅刀他)
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第1話
1月16日(日)オンエア分:★★★

ほぉ・・?予想してたよりは、ちゃんとドラマしてたかも。。
(勝手にだけど→)もっと泥臭くて、おどろおどろしいかと思ってたけど、出だしは割とコミカルで無駄のないテンポ。あたくし的に役者としては?な吾郎ちゃんも、まずまずでありました。

幼い頃、家に入った泥棒と遭遇しちゃったことで、何事にも用心深く用意周到になった衛。それは、玄関にも6コも7コも鍵をつけないと気が済まない位の徹底ぶりで、ほとんどノイローゼに近い。

でも、警備会社に就職した彼は逆にそれを生かし出世街道に乗り、専務の娘・由紀との婚約も目前に控えていた。そんなある日、衛は大事な商談に向かう電車の中で、泣きながら寝入っている女を痴漢から守ろうとして自分が捕まってしまう・・。

そこから、面白いほど衛の人生は狂っていくわけでございますね。。
乗客たちに取り押さえられた時、たまたま手が当たって→傷害罪→留置場にお泊まり。携帯を失ったことで連絡も取れず大事な商談もすっぽかす形となり、それを同僚・久保の言うままに『他の電車の脱線事故に巻き込まれた』ことにすれば、最悪の形でバレてしまう。専務の信頼も失い、昇進も由紀との結婚話も白紙にされ・・、まさに一夜にして崩壊していく衛ちゃんの人生。。。

あたくしこう見えても、人、それも一般庶民が不幸になってボロボロになってく図って、あまり得意ではないの(本当よ)。ことに衛みたいな、石橋を叩いて叩いて叩き割りそーなくらい臆病な人、男としてはつまんないけど、そっとしといてやれよって思っちゃう(ホントに本当よ)。
でもねー、衛ちゃんそーゆー性格の設定の割にはツメが甘いんだもーんっ。

そもそも、電車の女=美沙を一人で助けるのが納得できない。助けるのはもちろんいいけど、「キミっ、何してるんだっ!」って大声出すとか、他の乗客と一緒に詰め寄るとか、しても良さそうなものだもの。動揺してるからって、久保からの『アリバイ話』にそのまま飛びつくのも彼らしくないし、美沙から「お礼に」と言われてノコノコ食事についてくのも分かんないっ。一貫性ってものは、無いのかしらん???

衛がもうトコトン完璧にガードを張り、その上で抗っても抗っても否応無く転落してくならその不条理感でもって、もっと入れ込めるんだけどねー。

そして、衛を地獄へといざなう案内人・美沙。彼とはもっと以前から因縁があったようだが、現時点ではその過去も目的も正体も分からない。不気味度はかなり高いし、謎に充ち満ちてる(笑えるくらい神出鬼没だし)でもねー、『悪女』ってゆーよりは、被害妄想的ストーカー女みたい。もともとそーなのか、それとも長谷川京子嬢が演るからそー見えちゃうのか・・?

悪女って・・美人なだけでなく(お胸も、ことのほかデカかったですが)、内面的にも魅力的じゃないと困るの。賢く気高く、エゲツナイけどそのワルぶりに爽快感を感じさせるよーな悪女を期待してるんだけど・・無理そーだ。。

その他も、怪しい人たちのオンパレード。米映画とかだと、こーゆー時誰が味方で誰が敵か本当に最後まできっちり翻弄して、騙してくれるから面白いんだけど、日本のドラマってこれに限らずそこが下手っぴ。ガードマン役の成宮くんなんていかにも「へへっ、わいが怪しい者だすっ」ってシール貼ってるみたいだったわん(茶髪長髪のガードマンってのも、とってつけたみたいだしっ)。

まっ、今回はレベルはともかく、たっぷりこんと撒かれた「撒き餌」に、あたくしも一応喰らいついてはみましたが・・「ぺっぺっ!」って吐き出させないよー、よろしくお願い申し上げておきませう。。


テレビ番組 TBS 
テレビドラマレビュー:「Mの悲劇」
(出演/稲垣吾郎、長谷川京子、佐々木蔵之介、岡本綾、成宮寛貴、吉岡美穂、浅見れいな、佐藤二朗、吉行和子、伊武雅刀他)
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第2話
1月23日(日)オンエア分:★★★★

ハセキョー嬢の追い込み方があまりにねっちりとブキミで、ついファンになりそーだったわ(とりあえず、今回は踏みとどまりましたっ)。

いやぁ、それにしてものわんとお見事な「衛狩り」の回でちたね。だから思わず血迷ってお★4こもつけちゃったじゃないのっ。ぷんぷんっ(←うれしそう)。

何とか恋人・有紀とも元サヤに収まり、謹慎も解けて出社した衛ちゃんだったが、サド系復讐女・美沙が早速会社まで追い込みにやってくる。
でもこんなのは序の口で、それからがまぁ大変っ。

異様に親切な同僚・久保の口利きで新規の大口契約が取れそうになったと思ったら・・誹謗中傷の怪文書が先方に送られパー。その怪文書は他の会社にも出回り、契約キャンセルが続出。おまけに怪しい男のせいで、不法侵入&放火容疑もかけられた衛ちゃんは結局営業からも外され、現場警備に回されちゃうことに。

その間にも、美沙は有紀に近づいたり、友人・瞳を使って例のピアスを買わせたり、そのピアスのことで有紀に不信感を抱かせ、まんまと二人を引き離す。

さらに衛ちゃんの母に恋人として会うように持って行き、それをご丁寧に有紀に見せてトドメを刺し、最後は盗んだキャッシュカードでお金を根こそぎ奪い・・・、あーもぉっ、ホントにお見事とゆーか、何もかも美沙の思惑どおり運びすぎっですっ(笑)。

「もう君とは関わりたくない」って言いながら、言われれば会ったり、恋人の代役まで頼んだり、不用意に携帯やお財布置いたままだったりする衛ちゃんって・・・何っ?

危機回避能力男ってゆーより、『危機遭遇志願男』なんだもんなー。でもって、衛ママも自分から暗証番号教えてるし・・そーゆー血筋なのだろーか(笑)。

衛ちゃんをとことんいたぶり追い詰める美沙・・、だけどそれを止められそーな機会がチラッとございましたね。
母の病院近くの海で、ずぶ濡れであのピアスを探す美沙を見かけ、ホテルかどこかで洋服を乾かしてる時。ピアスを捨てたことを詫びる衛ちゃんに、美沙が死んだ恋人の写真を見せるシーン。衛が何かを思い出すか・・?みたいな、探るような美沙の表情。でも、衛ちゃんは気づかない・・。しょーがないわね、注意力散漫だから(笑)。でも、もしあの時、彼がその『何か』に気づいたら、状況は変わったかも?と思えるシーンでありました。

謎はまだ謎なので、はっきりしたことは全然分からないけど・・『自分の身は自分で守るしかないんだ』とゆー衛ちゃんが、過去に美沙の恋人・亘の窮地を無意識に見過ごしたよーな感じ。恐らく、それは逆恨みに近いよーなモノなのだろーけど、何にしてももう衛ちゃんは逃れられない子羊ちゃん。。。

前回よりもさらにテンポ良く無駄のない運びで、それに映像がシャープで美しゅうございます(降格された衛ちゃんがエレベーターで、あたかも地の底まで落っこちていくシーンとか)。
ほほっ、思ってたよりも、かなり楽しめそうであります。

これまでハセキョーは、その起伏に乏しい表情とか、滑舌の悪い喋り方とか、友達にも絶対本心見せないような、どこか腹黒い雰囲気が(失礼)苦手だったんだけど、このお役にはそれが逆にぴったりこん。

黒いシミがじわじわジメジメと広がってくような、その執拗で湿った感じが・・堪りません・・。今後も期待して、拝見させていただきましょ。。

テレビ番組 TBS 
テレビドラマレビュー:「Mの悲劇」
(出演/稲垣吾郎、長谷川京子、佐々木蔵之介、岡本綾、成宮寛貴、吉岡美穂、浅見れいな、佐藤二朗、吉行和子、伊武雅刀他)
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第3話
1月30日(日)オンエア分:★★★

何ゆえに美沙は衛を執拗に追い詰めるのか・・?
それは1年前、美沙の恋人・亘がたまたま不良にからまれてる衛を助け、逆に傷を負い、叶いそうだったデビューの夢破れ、自殺。で、当の衛はその後そんな展開になったと知らないまま、のほほんと過ごしていた・・とゆーよーなことでございましたね。。

もっと真相はズズズっと後半回まで引っ張るかと思ってたのに、やけにあっさり暴露されちゃいまちた。もうちょっとヤキモキウロウロさせてくださっても良かったのに。。

それに怪しい同僚・久保や美沙の友人・瞳も、今回の雰囲気では美沙とグルだったワケでもなさそうだし、有紀と下柳が大学時代の元恋人という関係も分かっちゃったし、何だか謎めいた部分えらく大盤振る舞いしちゃって・・この先持つのかしらん?

あたくしの場合、誰か一人でも入れ込める登場人物がいれば多少ヘンチクリンな内容でも持続できるんだけど、ここでは残念ながらそーゆー人がいない。だから謎めいたスリリングな展開で引きつけながら、チラリホラリと見せるよーで見せない素振りで気を持たせてくれないといけないのにーっ、駄目じゃんっ、こんなにサービスしちゃっ。

そもそもこのドラマって、人よりずっと用心深く慎重に生きてきたはずの人間→衛ちゃんが、それでも「知らぬ間に人の足を踏んづけて」いて酷い目に遭うからこそ、その怖さも面白さも深まるのに・・そこがなっとらんっ。

不用心で不用意で注意力散漫で行き当たりバッタリで、フツーの人より無茶なんだもんなー(あの不良からまれ事件だって、小心者の彼なら憶えてても良さそーなもんである)。

衛の「自分の身は自分で守るものだ」「人の助けなんて当てにせず生きてきた」「君と出会わなければ僕は幸せだったんだ」等々の台詞は、ことごとく美沙の傷口に塩を塗り込み、怒りに油注ぐもので、そこはとってもツボだったんだけど。。

でも、美沙も衛母の手術費なんか出しちゃって・・手ぬるいっ。もっと容赦なく追い詰めなくちゃ駄目じゃんっ(笑)。衛にサラ金に手を出させるとか、横領させるとか、ギリッギリまで追い込んで欲しかったわ。・・・で、最後の最後で救済するんだったら、もっと盛り上がったのになあ。

何となくもうメインのおかずは食べちゃったよーな気分の今回でございましたが、来週からはどーゆー展開になるのでありましょう?

どんなに丁寧に日々を生きていても、人を傷つけたり人から傷つけられたり・・人生とはそんな不確実なものである・・・みたいな深ぁーい境地にいざなってくれることを期待しているあたくしですが。。今んとこは、まだ「世にも奇妙な物語」状態なの。。吾郎ちゃんのせい・・?

テレビ番組 TBS 
テレビドラマレビュー:「Mの悲劇」
(出演/稲垣吾郎、長谷川京子、佐々木蔵之介、岡本綾、成宮寛貴、吉岡美穂、浅見れいな、佐藤二朗、吉行和子、伊武雅刀他)
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第4話
2月6日(日)オンエア分:★★★

ふえー・・、ここまでの道のりの長かったことっ、よーやっと気づかはりましたなあ、衛はん。

2003年11月11日、大事な商談に向かう途中でチンピラにからまれたところを亘に助けられた衛。その時自分の方から『後日お礼をしたいから』と連絡先を聞き出し、必ず連絡すると言って別れた後、破れた上着を着替えるために近くのブティックに飛び込み、そのメモを入れたまま店の人に破れた服の処分を頼み、んで、そのまま忘れちゃってました。。
んっ???って・・この男のどこが細心で用心深いんだっ!

一方亘の方は、衛が立ち去った後でそのチンピラにナイフで襲われ腕を負傷→揉み合っているうちにナイフが相手に刺さり大怪我を負わせた形になり→以前非行に走ってたこともあり執行猶予付きの懲役刑を食らい→決まってたデビューの話も白紙。。でも、衛が連絡してくれば人助けからのトラブルと分かり、亘も被害者だと分かって貰える・・。そう信じて待ち続けたが、待っても待っても連絡はなく、とうとう亘は生きる希望を無くして入水自殺。。。

ほぉ、なるほどねえ。。。細かなとこまで、よう辻褄合わせておりますっ(一見ね)。
でもなぁ・・真実を知り「だけどお門違い」だと言う衛も、これからも延々と復讐し続けると宣言する美沙も、何だかどっちもどーでも良かったりする(笑)。

チンピラとの事件が起きた後でも衛がちゃんと「約束」さえ守ってたら・・という美沙の言い分は分かる。それが約束を守らなかったばかりか、1年後偶然出会ってみればちゃっかり幸せそうで、『自分の身は自分で守るべき』なんて言ってるのを聞けば、そりゃ腹も立つ。

だからそういう面から見れば美沙派なんだけど・・、どーも彼女の神出鬼没ぶりや細々したやり口見てると、復讐というより『趣味』に見えちゃって、アハハ。。

例えば友人の瞳を衛に近づかせ、鍵を盗ませて「いやぁーん、どんな酷いことするの?」とワクワク、じゃないハラハラ?して見てたら、部屋に新聞と鍵と指輪を置いただけ。怖がらせ、警察にますます「ヘンな人」と思わせるために、あんな手のこんだことをしたのだろーか?うーん、分からんっ。。

分からんシリーズでは、部屋に入りきらない荷物を預けてたトランクルームにカバン一つだったり、1年も前の行きずりの客である衛をブティックの店員が覚えててクリーニングまでしちゃってたり、手術後?とはいえ急に母親たちに美沙が偽婚約者だと告白しちゃったり・・他多数。。サスペンスっちゅうのは、緻密さがより深い緊張感を生んでくれるものなのに、どーもズボラで粗いんだわ、これ。

冒頭で衛が『理由の分からない悪意ほど怖いものはない』と言ってたけど、まさしくその通りで、理由がまるっと分かっちゃったこれからは美沙と衛の『虐め、虐められる関係』をただ延々と見るのもかったるい気がしちゃう。

それとも、これがだんだん『愛』へと転じていっちゃうのかしら・・(そうなったら、もっと醒めちゃうけど。。)。

当初のゾクゾクっとした怖さが薄れてきて、ふたりで気の済むまでやってね・・って感じ。あと6回もあるのに・・どーするのだっ。。

テレビ番組 TBS 
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第5話
2月13日(日)オンエア分:★★と四分の三

どんより。。。
お酒飲みながら浮かれてヘラヘラして見始めたら、一気に醒めちゃいばした。。

ボンクラな衛ちゃんもやっと美沙の復讐の理由が分かり、謝罪する。でもやはり許してはもらえず、美沙シャンもあの手この手でますます復讐に拍車をかけ、とうとう衛の妹・愛子を誘拐。愛子を取り戻しに来た衛ちゃんを下柳につけさせた監視カメラで「暴行した」と見せかけ、哀れ衛ちゃんはまたも警察のご厄介になる。

美沙シャンは衛ちゃんを、濡れ衣を着せられた亘と同じ目に遭わせたかったらしい。でも被害届に虚偽の記載がされてたことで衛ちゃんはまたもあっさりと釈放され、美沙シャンに騙されてたと気づいた下柳もあっけなく反省。。

衛ちゃんは瞳から美沙シャンのホントの住所を聞き、そのアパートへ。すると、そこには美沙シャンと亘の愛の軌跡の数々(幸せそうなビデオとかウエディングドレス)が。。家族を失っていた彼女にとって、亘がどんなに大きな存在だったかを改めて思い知った衛ちゃんは階段から転落。。

どーせならこれで死んじゃえば良かったのに、衛ちゃん(こらこら・・)。←これは失言だけど・・ふぅ・・復讐ものって嫌いじゃないはずなんだけど、どーもノリきれないの。。

良いところまで追い詰めながら、肝心なところでヒョイと外す美沙シャン。それは猫がネズミをいたぶるように、生かさず殺さず延々と苦しめてやりたい、だから簡単にはトドメを刺さないってことなのだろうけど。。何だか手が込みすぎてて(普通はそこも面白いはずなんだけど)、それにあまりにも何もかもが彼女の思い通りに運びすぎなのが、あたくしの気持を萎えさせるの、くしゅん。。

それまでごくフツーの女である美沙が、下柳や取り立て屋の男みたいなクセのある人間たちを巧みに利用しまくり、ここまで上手にやれちゃうのって不自然じゃないかい?女を武器にしてたり、協力者にちゃんとしたメリットがあるならともかく、警察も何でも美沙女王様の言うことだけ鵜呑みにしちゃうし・・。
美沙にそこまでの『悪魔的』賢さや魅力があるとは、どーしても見えないんだなあ。。

反省してコロリと変わる下柳クンにもイテテだし、事情を知ってすっかり衛ちゃん擁護派の専務や元婚約者も「心配ならどーにかしたらんかいっ!」だし、そういうところがあたくしにブレーキをかけてしまう、ううっ。

残る謎のオヤツは久保っちだけど・・、動きがミョー過ぎて、かえって期待できない(苦笑)。

次回の予告編では、転落した衛ちゃんを美沙シャンがお部屋に監禁(怪力でもあるのか?彼女は。それともまた誰かがうまいことお手伝いするのか・・?)。両手両足を縛り上げられた衛ちゃんの運命や如何にっ?!・・・と、とりあえず無理矢理テンション上げて待つのだった。。。

でも、そろそろそれも限界かもしれなくってよ。。

テレビ番組 TBS 
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第6話
2月20日(日)オンエア分:★★★

衛を追い詰め苦しめることが、美沙の唯一の『生きる理由』だった。
でも、衛が自らの罪を自覚し彼女の復讐を受け入れた時、その『生きる理由』は意味を失ってしまった・・。
ジャジャーンっ!何というMの喜劇っ、じゃねーMの悲劇。。。

物語的にはとても大きなターニングポイントの回だったのに、ついおちょくってしまうあたくしをどーぞお許しくだちゃいね。。

だってぇー、何となく笑えちゃうんだもーんっ。美沙の部屋に監禁された衛ちゃんは『美沙に優しく手当され、守って欲しいと懇願する彼女』の夢を見る(夢ってのは潜在的な願望が出てくるとゆーからな・・)。

でもそれはあくまで夢で、現実は手足を縛られ、借金の肩代わりの書類や辞表にサインを迫られる衛ちゃん。そんななか、術後の母親に顔を見せたいから病院に行かせてくれと頼むが・・・当然美沙は許さない。

で、この万事に鈍い衛ちゃんに、怒りを増幅させた美沙女王様は『遺書を書いてもらうから内容を考えておくように』言い渡し、外へ出かけて行く。

縛られ自由を失った男と、その男に次々と理不尽な要求をし、さらには死を求める女。。ホントなら息詰まるシーンのはずなのに、『ごっこ』とゆーか・・新手のプレイに見えちゃったあたくし。。

だって衛ちゃんはこれまで散々な目に遭って、美沙がどれくらい本気でいるかも彼女の怖さも分かってるはずなのに、辞表を書けと言われれば「10年も勤めた会社だぞ」とか「病院に行かせてくれ」とか、数々のおねだり・・。出かける美沙ももっとがんじがらめにして出かければいいのに、細い紐で結わえてあるだけだから、まんまと逃げられちゃって。
もぉーっ、やるならちゃんとビシッとやってよね、二人ともっ。

で、脱出を果たした衛ちゃん、「多分戻ってくるんだろーなあ」と思ってたら、その後やっぱりちゃんと良い子で戻ってきまちた。亘の誕生日を一人ワインとケーキで祝い、薬入りのグラスを口にしようとした美沙の前に。。

衛は『自分を守ろうとする生き方が、人を傷つけてきた』と反省し、美沙に何かを見つけて生きて行って欲しいと話す。そんな衛の前で「自分の愛する人はみんな死んで行く。もう疲れた・・だからもう私のことは構うな」と言う美沙。それをさらに『両親の死後1人でも生きてきたから亘にも会えたんじゃないか?』と説得するが、これが「じゃあ亘は何故死んだのっ?」ということになって・・収まりかけてた美沙の憎悪にまた火をつけちゃう衛ちゃん(やっぱプレイ・・?)。

自分が死ねば満足できるなら殺してくれと言う衛ちゃんに、美沙はついに包丁を向けるが・・刺すことはできず、「本当はこんなことしたって何もならないと分かってたと思う。もう解放してあげる」と言って外へ飛び出して行った美沙は、亘が死んだ海へと向かい、自らも海に・・。それを追いかけて行く衛ちゃん。。

もーどーにでもしてくれぃっ(笑)。
この二人のやりとりに、どーも今イチ乗り切れないものを感じておりますが・・でも専務、久保、下柳等々、怪しい人々の裏謎に物語は展開していく気配で、そこをおかずに拝見していけそう・・かしらん?

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第7話
2月27日(日)オンエア分:★★★と三分の一

衛と美沙は完全に和解したけど・・うぇーんっ、何だかやたらに怪しい人だらけで、ややこしいーったらありゃしないっ

はいっ、整理整頓してみましょ。
衛を襲い亘を刺した藪本は仮出所し、美沙の借金取り・尾崎が面倒を見ることになる。その尾崎は、衛に「あの事件は誰かに依頼されたものだ」と教え、藪本はその依頼者をゆすろうとしているらしい。

一方で、衛が陥れられた数々の出来事のうち、彼を中傷した怪文書だけは美沙の仕業ではないことがわかる。久保からそれも下柳が怪しいのでは?と言われた衛が見たのは、藪本と接触する下柳の姿。。

専務の島谷は美沙の過去に関係しているようで、彼女が居た児童養護施設・ひかりの家やお墓にも出没。。

美沙の友人・瞳。彼女は彼女で、何か美沙に有りそうで。。
で、どーのこーの言っても、誰もが思う大本命は久保ちゃんで(笑)。。

一体何がどーなっておるのだっ?!
でも・・あたくし考えないことにしました。
だってぇ、いつも想像たくましくして「あーじゃないか?こーじゃないか?」と頭が膨張するほど考えた挙げ句、ポンってほっぽり出されるんだもん。日本のドラマって引っ張るだけ引っ張って、最後は辻褄合わせに忙しくて置いてけぼりだもんなー。

でも、ここの場合、誰か一人の大悪玉がいるってゆーより、誰もが被害者であり加害者みたいな感じ。例えば衛は、美沙から見れば自分や亘を不幸にした男だけど、その衛も幼い頃泥棒に入られなければ父親も早く亡くならず一家も平穏で、彼自身の生き方や考え方も今とは違っていて、結果として美沙の恨みを買うような状況にもいなかったかもしれない。。

そーゆー視点で見ていくと、ここで描いてる恐怖ってかなりリアルで、私たちの現実にも通じるなぁ、っと思ってみたりもいたしますですね。。

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第8話
3月6日(日)オンエア分:★★★と三分の一

皆さばの期待&予想そのまんまに、ついに大本命・久保ちゃんの悪魔パワー大炸裂っ!!・・でございましたね。。

1年前、今回のプロジェクトの打ち合わせの日に、藪本を使って衛を襲わせたのは久保だった。。。下柳は有紀に振られた腹いせに、その現場にいながら恋敵の衛を助けなかっただけ、らしい。

そして1年経った今、久保は衛を失脚させ衛が立ち上げたプロジェクトのリーダーに収まったが、出所してきた藪本に強請られ、言われるままに300万を渡す。
でも久保が出世したことを知った藪本は、3千万を追加要求。さらに怪文書を流したことを知っていた部下の高山からも、自分をプロジェクトに入れるよう脅される。。。

衛を襲わせた真犯人も、怪文書を流したのも久保ちゃんでちた。。
あまりに『まんま』で、つい笑ってしまいそーになりましたが、でもキレてイっちゃてる時の久保ちゃんがけっこー迫力だったから許してあげる(笑)。

そして、どーにかこーにか、遅ればせながら、よーやく、やっと、久保ちゃんが怪しいと気づいた衛(遅い・・・・)。自分も真相を知りたいという美沙と一緒に久保の部屋に忍び込むと、どこからか聞こえてくるうめき声・・。その声のする方に行ってみると、封印された浴槽の中にボコボコにされた藪本の姿が。。驚き、固まり、すべてを悟る衛と美沙。でも、その背後には久保の影が・・・。
ぎゃあああああああああああ!
いやぁーんっ、よくある手とは言え、けっこー恐かったじゃないのっ。

それにこれも恐かったけど、調子づく藪本に土下座するかと思いきや・・「舐められるのは嫌いなんだ・・」って呟いて豹変する久保ちゃんが・・・恐かったでしゅ。笑えるくらい、恐かったでしゅ(←ヤクザな藪本をボコボコにするくらいのパワーがあるなら、最初から黙らせてしまえばいいのに。どーせ恐喝は1回では済まないんだろーから、とか考えなかったの?久保ちゃん)。

んでっ、落ち着いて考えてみるとですね、久保ちゃんの衛への恨みは相当昔(予告編で20年前?とか)からで、根深いものらしい。でも衛を襲わせるのが結果的には失敗し、その後はもう諦めてたんだろーか?

で、思わぬ美沙の出現に乗じて再び『ヤル気』になって、怪文書なぞ流してみたりしたのかしらん???

このドラマ、サスペンスとしてはきっちり作ってある方だとは思うんだけど、久保ちゃんの恨みがそこまで深いものなら、何故に彼は1年何もしなかったんだろうと思っちゃう。怪文書なら美沙に関係なく流せるし、一応親友なら、衛ちゃんの脇の甘さだってよく知ってるだろーに・・等々を、どーしても思ってしまうのは高望みとゆーものかしらん。。

その辺がなかなか4つ★〜にならないワケですが・・。でも、最後まで拝見するわよん。。

テレビ番組 TBS 
テレビドラマレビュー:「Mの悲劇」
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第9話
3月13日(日)オンエア分:★★と三分の二

出ちゃいましたね・・やっちゃいましたね・・、日本のドラマ界お得意の『えーいっ、とにかく辻褄合わせておこーぜっ大作戦』の巻。終盤のドサクサに紛れて、あっちゃこっちゃから奇遇な繋がり・過去の因縁・逆恨みだのいろいろ集めて作って、エイやっと繋いでみました、って感じ。

例えば、久保ちゃんの場合はこーんな感じ。
久保ちゃんは、昔衛の家に泥棒が入った時にお父さんが借金して、その保証人になってくれた松本さんの息子→松本さんは衛父の借金を背負うことになり、夫婦は離婚→久保ちゃんは母親に引き取られ、松本から母親の旧姓の「久保」になった。当時、衛と久保ちゃんは同じ小学校にいて、久保ちゃんは給食費をパクったのを衛に見られ、それも恨みに思っててどーのこーの・・。

そっかぁ、こんな過去があったんだねー、そりゃ長いことご苦労様でちた(笑)。

衛くんってお馬鹿さんなのかしら?
久保の部屋で自分の小学校時代の写真を見つけて、やっと過去に何かあると気づき始め・・だけど全部は思い出せず、実家でアルバムを見て給食費事件のことを鮮明に思い出す衛くん。一緒にあんなお写真撮ってて、一時期?かもしれないけど同級生で、おまけにあんな印象的な出来事まであったのにお母さんに聞くまで分からない衛ちゃんって若年健忘症か記憶喪失か・・。

一方久保ちゃんも、衛はその時現場に居合わせただけなのに「覚えてろよっ」と捨て台詞吐いてるし・・もぉボクちゃんたちワケ分かりましぇんっ。

で、どーやら久保父は、信金襲って逃げ込んだ美沙の家に放火した犯人でもあるらしい。。

島谷専務はその当時そこの警備をしてたけど、娘・有紀が訪ねてきて数分現場を離れた隙に強盗が入り、犯人を深追いしたために放火に至った。だから、美沙の借金を肩代わりしようとした(回想シーンの伊武さんのカツラ頭が、あまりに取ってつけたようで笑えたけど)し、お墓参りなんかもして、今回ちゃんとそれをお詫びしちゃった・・とゆーワケでした。

。。。。「不思議な繋がり」ってのは確かに現実でもあるけど、何かこう、随分と狭ぁーい中で人生送ってる方たちばかりなのでちた。。。

加えて、何もかもタイミングがうまく合うのも、ここまで来ると凄いとしか申し上げようがない(逃走中の久保に『偶然』出くわした美沙が、『偶然』居合わせた借金取りの男に助けられちゃうとか)。

中盤あたりまではコツコツと丁寧に作り込んでる印象だったし、美沙のブッツン復讐劇も見ものだったし、前回の「忍び寄る久保ちゃん」も一応恐かったけど、今回はあちこちのパーツ組み合わせるのに大忙しだったのかしら。。

「人は知らないうちに誰かを傷つけている」という、身近で現実的な怖さに改めて着眼したのは面白いと思うんだけど、人一倍『危険』に敏感だったはずの衛が実際は無防備とも思えるほど鈍感で忘れっぽい人だったことにタハハとなり、彼がことごとく逆恨みの標的になるのも「ま、仕方ないか・・」と変に納得しちゃったり。。

それに、これをこのドラマに言っちゃうのは筋違いかもしれないけど、現実の世界で今すごく恐いのは『何の関係もない人に何の理由もなく傷つけられちゃう』ことであったりもするわけで、そんなこんなを考えているとついつい醒めちゃうあたくしなのでありました。。


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最終回


ずびばべん。。見損ないました。。

posted by ちぃ@テレビ旬報 at 00:34 | Mの悲劇
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