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救命病棟24時

フジテレビ/火曜:夜9時 <2005年1月11日ー3月22日>

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」

(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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放映前期待度:★★★と半分

都内の大病院の救命救急センターを舞台に、そこで働く医師や患者たちの人間模様を描いた医療ドラマの人気シリーズ第3弾。で、今回はそこに『マグニチュード7クラスの地震が起こる』とゆー設定も加わるらしい。

・・で、あたくし、実はこのドラマ1回も拝見したことがないのでございます。。
別に毛嫌いしてたとかじゃなく、以前はホント連ドラを見てなかっただけなのだけど、99年の1作目スタート当時は「なーんだ、ERの焼き直しか」なーんて思ったのもあるにはあったやもしれませぬ。

昨年の中越地震にスマトラ沖地震、それに阪神大震災から丸10年を迎える今年にこーゆー設定ってゆーのも若干生々しい気もいたしますが、何だかんだ言いつつ危機感のないあたくしたちには警鐘的存在になってくれるかも。それに、やっぱ久々の松嶋嬢いうところも外せないし、北海道の大スター?大泉洋殿登場も楽しみ(「千と千尋の神隠し」の番台蛙のお声など、声優としての彼はなかなか面白い)。

まずは、大きな破綻無く手堅い雰囲気に期待いたしましょーね。


テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第1話
1月11日(火)オンエア分:★★★と三分の一

このシリーズはまったくの初見でございましたが・・、それなりに興味深く拝見いたしましたです。
がっ、刻一刻と『地震何時間前』ってのが出てくるせいもあって、医療ドラマってよりパニックものみたいだったわん。。

救命救急にこだわりを持つ医師、小島楓(松嶋菜々子)。そんな彼女が迷いつつも海外転勤を間近に控える恋人の加賀のプロポーズを受け、シアトルへ同行すると決めた矢先、かつての指導医である進藤(江口洋介)と再会。

その進藤は今は国際人道支援に医師として参加しているが、共に活動していた山室を熱病で失い遺族に遺品を渡すために一時的に帰国していた。楓はいったんはシアトル行きを決めたもののまだ迷いが吹っ切れず、進藤にそのことを相談しようとしていた時東京を大地震が襲う・・。。
ざっくりだけど、こんな感じでございました。

お話のテンポもまずまず良く、登場人物たちのキャラも初回にしては分かりやすく、CGを駆使した地震シーンもドラマとしてはかなり頑張って作ってたと思います。

でも・・なんざんしょ、地震後の病院のシーンがあたくし的にはあまりしっくり来なかったの。医療器具は吹っ飛び、棚は倒れ、ICUの患者さんたちの酸素も止まり、病院は大混乱。医師や看護師たちも何事が起きたのかっ?と動転。そんな中、楓はいち早く我に帰ってすっくと立ち上がり、手術中だった患者の治療を続けるワケですね。もんのすごく冷静なのである。。

いかなる時も冷静沈着に事に当たる・・確かにそれは医師としては在るべき姿なんだろうけど、楓も他の人も状況確認→ラジオやテレビをつけるとか→しないところに何だか違和感を感じてしまった(これがイラクみたいな、始終何かが起きてもおかしくないところなら分かるんだけど)。

私事でございますが、阪神大震災の時、あたくしは大阪におりました。その時はホントに何が起きたのか一瞬分からなくて、縦揺れとか横揺れとかじゃなく、洗濯機の底にいるような感覚で、早朝のぼわんとした頭で何かに隠れなきゃと思うのが精一杯。で、揺れが収まってからはすぐにテレビをつけたり、外の様子を見たり、とにかく『何が起こったのか』知らずにはいられなかったんだけどなぁ。。

そんな違和感や、仲村トオル殿のまるっと『黒革』風の政治家センセぶりにやや呆れたり、MEGUMI嬢はなーんでこんなにドラマづいてるの?と思ったり、細々とした点はございますが、この先どうあたくしを引っ張り込んでくださるか楽しみに次回を待つことといたしましょ。。


テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第2話
1月18日(火)オンエア分:★★★と三分の二

阪神大震災からちょうど丸10年、昨年末のスマトラ沖大地震、そして昨日も新潟や北海道で少し大きめな地震が起きて・・何だかヒタヒタと『その日』が近づいてるみたいな今、こうゆうドラマは何とも言えませんね。。

時間が経てば危機感が薄れてしまうあたくしのような人間には、大いなる警鐘にもなってくれるし、ただ漠然と不安がってるだけじゃなくちゃんと覚悟や準備もしなくちゃと思わせてくれる。それだけでもこのドラマは充分意義があると思うのだけど、どーも地震特集番組の中のシミュレーションドラマみたいで、ドラマそのものに入って行きにくいところがございます。。

東京を巨大地震が襲った・・。一瞬にして倒壊したビルや家屋、その下敷きになったり火災に巻き込まれたりして当然負傷者も膨大なはずなのに、何故か東京中央病院の高度救急救命センターにはあまり患者は運ばれて来ない。そんな事も手伝ってか、センターの医師や看護師も家族や家のことが気になり帰宅してしまう。

『地震のような大災害では、誰もが被災者である』ってこと、ちゃんと考えれば当たり前のことなのに、病院とか警察みたいな公的機関にいる人は何か別って思っちゃうところ、確かにあるよね。そこに行きさえすれば、助けてくれて当然って。。

現に、街なかにある河野医院には大勢の患者が詰めかけてパニックになっていた。
怪我人を運び込んだことから、そこで処置を手伝うことになった進藤は、河野にトリアージ(多数の傷病者が一度に発生する特殊な状況下で出来るだけ有効な治療を行うために、その緊急性や重傷度において優先順位を決める、みたいなこと)を促す。

患者は顔見知りばかりという町医者の河野にとっては、これは相当ツライ。理由はともあれ、患者を選ぶ→助命が難しい人は見切りをつけ、例え血だらけでも歩ける人は帰らせ、重傷でも助かる可能性の高い人を優先する。

地震で荒れた病院、医療スタッフも医薬品も限られた中で、すべての人は救えない。。これも平常時なら理解できるけど、いざ災害に遭い、自分の家族だったら「まだ息をしてるのに見捨てるのか?」と思っちゃうのもホント分かる。。

だから、見ようによればその冷静で適正な判断をする進藤が冷酷にも見え、「もうちょっと話の仕方があるじゃん?」って思ってしまうあたくしは、やっぱ浅い人間なのだわ。。

そこに、とってもイヤらしいほど効果的(苦笑)に、政治家の寺泉が絡んでくる。
相手にしない進藤に「俺を誰と思ってるんだ?」とイチャモンをつけ、それでも駄目となったら他の患者を煽り始める(ホントに憎ったらしくて、思わず仲村トオルを嫌いになりそーだったわ。好きなのにっ)。

それに同調し始める人々・・でも、「今は皆が被災者なんです」と話す進藤の目に光るものを見て、人々は他の人を救助に行ったり、自力で別の病院に向かい始める。。

この河野医院でのシーンは見応え充分だったけど、肝心の救命センターは???
何だかのんびりしてましたですね。それに先週も気になったのだけど、街が大崩壊してる割にはここだけピンピンしてるよーに見える。建物は免震か耐震かの最新の器としても、ガラスとか壊れるところが少しくらいあっても良さそーなものだと思うんだけど・・。だから、ここだけ地震に遭った切実感が湧いてこないのよね。

でも進藤が処置をして送り出した患者が運ばれてきて、ここと結びつき、さらに次回は本格的パニックになるみたい。

とにかく、いろいろお勉強になるドラマであることは確かです。。

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第3話
1月25日(火)オンエア分:★★★

大地震から一夜が明けて、東都中央病院にもぞくぞくと負傷者が運ばれて来た。
スタッフや機材も充分でない状態で、一人でも多くの患者を助けようとする楓や医局長たち。。。
なのにっ、その逼迫感が、緊迫感が・・・無い。。。

前回の救命センターののんびりムードは、まだ患者たちが運ばれて来てないってことでまだ納得できるんだけど、こーゆー状態になってもあんまり変わらないんだもん。今回は前半の大きな見せ場のひとつでしょうに・・困ったわ。。。

一応バタバタはしてるんだけど、センター内もけっこー整然として全然パニックじゃないし、2日目3日目・・とずっと働いているはずの病院スタッフの疲労感も伝わって来ない。

例えば・・飛び交う怒号、慌ただしく行き交う担架、病院の床までも埋め尽くす負傷者、やってもやっても減るどころか患者は増えていき、絶望と焦りと混乱の中それでも気力を奮い立たせて懸命に働き続ける医師や看護師。。みたいな感じを見たかったんだけどなあ。。

だから、医局長と研修医の河野が延命措置の時間の長さを巡ってぶつかるシーンもその辛さが伝わってこない。医局長だって気持ではもっと時間をかけ手厚い治療をしたい、だけど出来ない・・そのジレンマや苦しみが伝わってきてこそ、見てるこちらにもググっと来るモノがあるのだけど。

そーそ、で、今回はタイトルの「ヘリが運んだ夫婦の愛!」もございましたが・・・うーん、こちらのメインエピも「何だかなぁ・・」だったの。。

代議士・寺泉の妻の香織と、河野医院の奥さん・敬子の二人がクラッシュ症候群(長時間生き埋めになっていたりすると、圧迫された筋肉からミオグロビン等の物質が分泌され腎臓等にダメージを与える)で、すぐにでも人口透析をしないと命に関わる。でも、貯水タンクがやられちゃった東都中央病院では、大量の水を要する人工透析ができないってゆーんで、進藤が首相官邸にいる寺泉にヘリの手配を要請する。まだ来るか来ないか分からないヘリを待つために屋上へ運ばれる香織が「あの人は父の地盤が欲しくて結婚しただけ、だからヘリは来ない」と口走る・・。ううーん、こーゆーのがね、何だか日本のドラマの「余計なお世話」で、安っぽくさせちゃう気がするのよね。。

この夫婦の冷たい関係はもうあっちこっちで何度も説明されてるのに、まだ言わせるか・・言わせちゃうんだな、やっぱり。。

でも、さんざん「自分のことは自分でやれっ」と言ってた寺泉が、それが自分の妻だと聞いて豹変、今度は自分が頼む側になって同じ言葉を返されるところや、代議士を笠に着て新聞社のヘリを頼もうとしても断られるシーンは、皮肉で面白かった(でも、今回の仲村トオル殿は、随分と演技がオーバーでいらっしゃる。

政治家の胡散臭さを出そうとしてらっしゃるのだろうけど、露骨過ぎてやや臭う。
そのせいか、閣僚入りのチャンスと妻の命を両天秤にかけるシーンも、あまり切実には見えなかったな・・。ああんっ、トオルちゃんっ)。そいえば、ヘリはどこから引っ張って来たのだ・・。

で、まぁ、今回あたくしが最も「おおっ・・!」と思ったところは、首相官邸のシーンなのでありました。東京中が大変って時に、まるでパーティ会場のロビーみたいな官邸。果物や飲み物が用意され、あちこちで談笑する政治家のおっさんたちが・・何だかいちばんリアルに見えたの。。

このドラマは一応最後まで拝見しようとは思ってるのだけど、もーちっと深みや「これでもかっ」とたたみ込むようなドライブ感みたいなモノが欲しい。
ギリギリの極限状態で、医師(あるいは政治家)としての責務をまっとうするのか?

それとも『ひとりの人間』として家族や恋人を選ぶのか?その究極の葛藤の末なら、「公」と「私」、どちらを選んでも充分ドラマチックになると思うんだけどね。。

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第4話
2月1日(火)オンエア分:★★と三分の二

地震から丸2日が経過し、人手や備品、水や食料・・何もかも足りない中、黙々と働き続けるスタッフたち。その疲れや苛立ちもピークに達しつつある東都中央病院救命救急センターなのだが・・・。うぎゃあああ、さっぱり、全く、全然、これっぽっちも、そうは見えないのであった。。

比べちゃダメダメと思いつつ、どうしても本家ERの生々しい臨場感と比較してしまうあたくし。。いけない子ね。。

登場人物たちは口々に「いかに疲れ果てているか」を台詞で分かりやすく説明してくださるし、そこで争いなんかもどんどん起こるには起こるんだけど・・見た目はこざっぱりしてるし、とってもお元気そう。とても大地震発生直後の病院、不眠不休で働き続けている医師や看護婦には見えないの・・。

だから、ホントなら極限状態で勃発してるはずの諍いも「単なるワガママやケンカ」にしか見えないし、進藤の「冷静になれっ!」って一喝も教室で騒ぐアホ小学生を叱る先生みたいに見えちゃって。。えーんっ、困ったわ。。

ここのサイトの表紙は、薄汚れ疲れた進藤と楓のアップ。まぁ、ドラマの中でここまでやるとわざとらしくなっちゃうかもしれないけど、多少こうゆう見た目の分かりやすさがあっても良いと思いますですね(白衣を多少汚すとか、無精髭生やさせるとか、女子たちの髪を乱すとか、病院をもっと雑然とさせるとか等々)。

んで、センターが抱える患者さんたちもいつも顔ぶれが同じであまり重篤そうに見えないし、何故だか病院に居続けてる人々も、この病院の「のんびり感」をお手伝いしてて、とっても平和そう。

それとは逆に、無意味に深刻そうだった望は以前看護師→医療ミス→患者死亡という過去を乗り越え看護師として目覚めちゃいましたが、今いちインパクトも無く。。
とってもダレてたあたくしは、楓の婚約者・裕樹が運ばれてきて「おっ?見せ場が来たかな?」と期待したんだけど、そーでもなく・・。
お調子者の代議士・寺泉もやたらに軽くて浮きまくってるし、この先何をお楽しみに拝見したらいいのやら悩みます。。

全回見通すつもりでいたのに、このまま行くと沈没しそう。どーか早くパニ食って、ドキドキハラハラさせてくださいね。。。切に願っております。。

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第5話
2月8日(火)オンエア分:★★★と半分

大地震から6日目の、少し落ち着きを取り戻しつつある東都中央病院救命救急センター。
楓の婚約者・裕樹は意識を取り戻し、倒れた河野先生も息子たちとのわだかまりを越え静岡の入院中の妻の元に行くことになり、過去の医療ミスを巡って父親と確執のあった望も和解し・・と、今回は登場人物たちの立場やそれぞれの葛藤がよく伝わってきてなかなかよろしかったんじゃないでしょーか。

それに、地震数日後の被災地の状況や雰囲気もうまく描かれていてました。救援物資が全く届かない避難所がある一方で、集中して届く区役所には賞味期限切れのお弁当が山のように放置されてる。何とか調達した真空パックのご飯も、ライフラインも復旧してない中ではカチカチで冷たくて食べられない。。

だから、望の父が炊き出しをして振る舞ってくれた温かいおじやを頬張るみんなの、ホントに嬉しそうな笑顔、笑顔、笑顔・・。いつもはニヒルな日比谷がぼそっと『人間はこういうもの食わなきゃダメだよ・』みたいなことを呟くのも良うございましたね(欲を言えば、会話の中だけじゃなく、これまでみんなが乾パンや冷たい缶詰にへきへきしてるリアルなシーンがあればもっと効果的だったろうに、と思いますが・・)。

。。。でも、救命シリーズお初のあたくしとしては、医療ドラマってゆーよりは、何だかヒューマン&地震シミュレーションドラマって感じでちょっと物足らないかなあ。。

極限の状況の中で医師や看護師達が『医療従事者』と『一個人』の狭間で悩み、時には憤りを感じながらも救命にかける具体的なシーンがもっと見たいし、そこで「くっ・・」と泣かせて欲しい(滅多に泣くよーなタマじゃないけど)。

治療方針を巡って対立しちゃったり、通常は禁じ手のような思いも寄らない方法で救っちゃったり、パニック時の医療現場の生々しさで圧倒されたいっ。

もう高度な医療機器もほぼ使用可能になったみたいだし、考えようによっては地震6日目って蓄積した疲労や不満の大ピークのはずなのに悲愴感漂ってないし、余震に怯えたり混乱することもなく・・そんなところもちょっぴりご不満であります。。

文句ついでに(笑)・・・進藤先生はとっても不思議。異常事態とはいえ、助っ人のはずがすっかりリーダーに収まっちゃってる。それに医療面だけでなく、スタッフや関係者たちの様子にも細かく気を配られ、的確にアドバイス。いつも慌てず騒がず取り乱さず・・聖人君子のようなのだもの。そりゃ国際人道支援で数々の修羅場を踏んできておられるから、これくらいでは動じないのかもしれないけど、でも生身の人間じゃないみたい(きゃあ、叱らないでっ)。だから今いち魅力的に見えなかったりする(新参者の戯言ですので、大目に見てね)。

でっ、この上は何が見どころになってくるんでしょ?
1週間近くたてば、瀕死の重症患者がもうそれほど運ばれてくることもないでしょうし、病院の施設もほぼ復旧したとなると・・急変した裕樹のことや長期化する被災者の問題ってことになるのかなあ?ちょっぴり不安。。

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第6話
2月15日(火)オンエア分:★★と三分の二

大地震から7日目、楓の婚約者・裕樹の容態が急変し、息を引き取る。誰もが楓を心配する中、気丈に振る舞い仕事を続ける彼女。でも、やはりそのショックは大きく、進藤はそんな楓を岡山の実家まで搬送する裕樹の遺体に付き添わせ、送り出すのだった・・・。

ヒロイン(?だよね、一応)楓の一大事なのに、何かこう・・盛り下がっていってしまうの。。

まず、裕樹の容態急変からご臨終までが早いっ(現実でも死は呆気ないものだったりするけど・・、それにしてもいきなりのクライマックスで気持がついていけまちぇん。もーちっと、哀しみの手順ってモノを踏んで欲しいぞ。。)。

だから、岡山へ向かう車の中で初めて楓が堰を切ったように号泣してもちっともその悲しさが乗り移ってこないし、『PCPSとかゆー機器があったら・・』と自分を責める医局長のやるせなさも伝わってこない。後に裕樹の死を知った寺泉が、『自分が以前頼まれた機器の修理業者の先導を断ったから、彼を死なせてしまった』と謝るのも「ふーん、そこまで持ってくか・・?」と醒めた目で見ちゃうあたくし。。

助けたいのに、助けられなかった。。。。登場人物たちがそれぞれの立場で、この無力感やそうならざるを得なかった状況の厳しさを思い知るってのは、このドラマが訴えるべき最大の『要』。それでもそこを乗り越えて行く姿を見て、「ああっ、人間って・・悪くない」とか思いたいのに・・ふがっ!思えないじゃん。。

大体さっ、今に始まったことじゃないけど、ここってぬるいっ。大地震直後の救命医療の最前線って空気が、ちぃーとも伝わってこない。
この裕樹の時だってセンター総動員でかかりきりで、小1時間も延命措置して、他に患者はおらんのかっ?

裕樹以外、息詰まるような医療シーンもなく、ICUの患者のメンツも変わらず(まるで普通の病室のよーである)、みんな1週間もお風呂入ってないはずなのにそこそこ小綺麗で、元気そうで、ヒマそうで・・。

遊び気分の馬鹿ボランティアのエピソードや、早くも意識改革の始まった寺泉センセのお姿も「地震テーマ」としてはあってもいいと思うけど(寺泉の「文句ばっかり言う前に、自分でしておくべき準備はしてたのかっ?」ってのは、ちょっとグサリと来たわん)、でもそれなら舞台をいっそ避難所にしちゃえばいいのに。
それでも、全然差し支えなかったりする。。

うわぁーん、せめてもっと忙しそうにしてくれぇーっ!
もっと重傷患者を出してくれぇーっ!
もっと進藤にメス握らせろぉーっ!
救命なら救命らしくしろーっ!
もっとそれらしく神経使えーっ!
。。。と、穏やかなるあたくしをちょっぴり凶暴にさせちゃうのでちた。。

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第7話
2月22日(火)オンエア分:★★と三分の二

今回はちょっぴり医療シーンや、地震直後の病院の慌ただしさも少し(ほんの少しね)増えたよーな気もいたしますが・・ふえぇーん、あんだか、たいくちゅ。。

地震後8日目、救命救急センターに足を骨折した蕎麦屋の小木が運ばれてくる。
地震では店が全壊してしまったが、そのことを夫に話せず胃潰瘍になってしまった妻も入院。進藤がふたりを隣同士のベッドにして、妻はようやく店が潰れたことを夫に話すが・・。

このことから、日比谷や佐倉の家も潰れてしまっていたことが分かり、小木の気持ちもほぐれていうという、まぁ『良い話』なんだけど。。たいくちゅ。。
ドライな日比谷が『心の交流なるものを自分でもやってみようとする』のは、ちょっと可愛らしく微笑ましくもあったけど。。でも、たいくちゅ。。

どーして、こんなに『たいくちゅ』なんでしょか?

人と人のコミュニケーションもいいけど、もっと先に他に描くべきモノがあるんじゃないだろーか。
異様な事態だから、みんなが殺伐としがちな時だから、生と死のボーダーの救命救急だから、その壮絶さがあってこその『絆』だったり『思い遣り』だったりが生きてくると思うんだけどねー。

え?裕樹は死んだ?そーね、そーだったわ、そんな悲しく厳しい現実もありましたね。でも、これがまた不思議なほど悲愴感が伝わってこない・・(松嶋菜々子嬢がちっとも光ってないのだもの)。

阪神大震災から丸10年で、国内外で地震が頻発してて、否がおうにも『地震』を考えざるを得ない雰囲気だからつい見ちゃうけど、そーじゃなければ見ないかも・・。

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第8話
3月1日(火)オンエア分:★★★と半分

にんまり。。初めて『臨場感』とゆーものが伝わってきたわん。。待っていたのよ、この雰囲気を。。

地震後25日目、救急救命センターに身元不明で心肺停止状態の高齢女性が運ばれてくる。日比谷はもう無理だと判断し、早々と心臓マッサージをやめてしまうが、進藤の処置でその女性は一命を取り留めた。でも、このことがセンター内に微妙な軋轢をもたらす。。

日々増え続けていく死者や傷病者の数、センターでも全ての患者を救うことはできず、虚しさを感じ始めていた医師たちにとって、決して手を抜かない進藤の姿勢が疎ましく見えてしまう。

日比谷は「身寄りがないかもしれない年寄りに、延命処置したのは酷じゃないのか?」と食ってかかり、河野は「やってもやっても焼け石に水」だと漏らし、医局長は『貴方はいずれ去っていけるけど、自分たちはこれが延々と続くのだ』と言い訳めいたことを言う。

一方、看護師たちも楓の受け持ち患者の容態が変わったことを知らせず、自分たちで勝手に判断して座薬をいれてしまう。でも、これが実は腹部の大動脈瘤破裂・・気づいた進藤の的確な処置で、患者はギリギリのところで助かる。。

当然進藤が正しいとゆーか、在るべき姿なんだけど、何かこう・・誰が正しい誰が間違ってるっていうことよりも、あたくしには「現実はこういうものなんだろうなぁ・・」って思いが強く残りました。

看護師たちが患者の変化を楓に知らせなかったことも、進藤は「小島を気遣うふりをして、自分たちを甘やかしてたんじゃないか?」と手厳しいけど、そればかりじゃない気もする。治療の合間に女性の身元捜しをする楓を気遣い、本当に休ませてあげたい気持もあったんじゃないかと思えるし、何でもかんでも楓に指示する進藤にも<彼の無意識な楓への身内感覚>があるよーに見える。

必要最低限なことしか口にしない進藤センセイ・・、基本的にそーゆータイプは嫌いじゃないんだけど、アフリカで過酷な修羅場を何度も踏んできた彼なら、もうちょっと初心者であるみんなへの精神的アプローチを考えてあげてもいいんじゃないかなぁと・・、ついそんなことも思っちゃった。

そして、身元不明だったおばーちゃんは家族が見つかり、難しいと考えられてた意識も取り戻し・・と、ちょっぴり都合良い展開。回復するのは勿論良いんだけど、何も時間内にきっちり見せなくてもいいよーな・・。

これまでの中では、かなりリアルで締まった回だったけど、まだ生と死の狭間の切迫したギリギリ感が少ないよーに感じますですね。。

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第9話
3月8日(火)オンエア分:★★★

今回は、苦しいのは被災者だけではなく、救う立場にいながら救えなかった人間もまた傷を負っている・・とゆーお話。。

地震後40日目の救急救命センター、半壊したビルを調査してる時に転落した消防士の平野と滝浦が運ばれてくる。二人とも命に別条はなかったが平野は「すみません、許してください・・」とうわ言を繰り返す。滝浦や平野の妻によれば、消火活動に専念するため、救助を求める人たちを見捨てた罪の意識にさいなまされているらしく、平野のように苦しんでいる消防士は少なくないらしい。

これには阪神大震災時、『消防士が救助に回ったために火災を食い止められなかった』ことから、『消防士は消火活動に専念する』と定められた背景があるらしい。一方、研修医の河野兄も同じような罪の意識に苦しみ、危うく医療ミスを起こしそうになる。

そんな頃、すっかり政府の「震災の顔」として日々スポークスマンを務める代議士・寺泉は、記者たちから『消防士が被災者を見殺しにした→死者の中には人災で亡くなった人もいるんじゃないのか?』と追求されていた。質問には答えるなという上からの指示で、いつも一方的に会見を終わらせる寺泉だったが、進藤から「(消防士たちが)非難されることが筋違いだと思うなら、あなたがそうすればいい」と言われたことで、自分の言葉で語り始めた。。。

うひゃぁっ、寺泉センセ、好感度うなぎ登りっ!
最初、感情的に言い返すのではなく、時間を追う毎に増えた火災数の経緯を入れながら、消防士たちのお陰で被害を最小限度に押さえられたんだと説明する寺泉。
でも、問題だと喚くマスコミに「身体を張って車を止めてくる人間を振り切って現場に向かう気持を考えて欲しい。そんな彼らを責めることなんて出来ないっ」と涙ながらに訴える・・。くぅっ・・いつもパフォーマンスで点数稼ぎすることしか頭になかった彼が、すんごく「マトモな政治家」に見えましたねえ。
そして会見終了後、オロオロと「問題になったらどうしましょう?」と言う秘書に、足早に前を向いたまま引き締まった顔で「腹くくれっ」と。
カーンっ、これにはあたくしも陥落。。。

ラジオでこの寺泉の発言を聞き、また佐倉の誠意有る励ましもあって、平野も立ち直れそうな気配で、目出度し目出度しぃーっ♪
なんだけど・・・、寺泉センセイのおかげでカタルシスってゆーんでしょか、気持がすーっとしたのは確かなんだけど・・・、がっさりとココロ奪われるまでは行かないの。。

いろいろあるけど・・まず進藤が、そのぉ、何となく「勘違い野郎」に見えちゃう。救命シリーズ初心者のあたくしとしては、それなりに彼を理解しようと務めてるつもりなんだけど、今回も寺泉の発言の後で平野に「貴方に感謝してる人は大勢いる」なんて言いに行くのも『いいとこ取り』に見えちゃって。。ははっ。
人から一目置かれたいとか、感謝されたいとか、そーゆーフツーの欲からは卒業してらっしゃるイメージなのに、何だか「これもボクのお手柄だかんね」と要所要所でアピールしてるみたいに思えちゃう。寺泉の背中を押したのは進藤だと、見てるこちらが分かっていればいい話で、

それと、阪神大震災で消火活動が遅れたのは、確か消火栓がダメになってて肝心の水がなかったからで、消防士が救助に回ったせいではなかったような記憶がある。あの時火を消したくても手が出せず、燃えるに任すことしかできなかった消防士さんたちのジレンマが、見てるこちらにも伝わってきた。
現実にあった阪神大震災のことを説得材料として使うなら、きっちり検証して使うべきで、エンドロールの協力先には地震関係の団体が名を連ねてるけど、一体どこまで関わってるんだろう?・・と、ついそんなことも思っちゃいました。

ドラマとゆーよりは、すっかり「地震警鐘番組」として見ちゃってるあたくし。
なので、こーゆーところは拘っちゃうし、いろんなデータや情報もコンパクトに入れてくれるともっと良いかなあ。

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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第10話
3月15日(火)オンエア分:★★★と半分

地震後42日目、オートバイ事故の怪我人が二人救命に運ばれてくる。事故で破れたらしいボストンバッグから見える大量の札束、おまけにいかにも人相の悪い親父・・「むむっ、犯罪者・・?」と思いきや、彼らはディスカウントチェーン社長・城丸と、その息子・克英。

城丸は進藤たちの的確な処置で一命を取り留めるが、意識を取り戻した途端、松葉杖をついている克英に「早く仕事に戻れ」と追い立てる。『こんな時でも金儲けのことしか頭に無いんだ』『金の亡者だ』と、ヒソヒソ囁く救命村の人々。。

ところがどっこい、城丸はいい人だった。震災につけこんでペットボトルを千円、2千円で売る悪徳商人が横行してる、こんな時こそどこよりも安く売るのが城丸屋だっ!と。。

ええおっさんや・・(人情味溢れるお話は、何故か大阪弁が似合うの・・)。
『いかにも』のエピソードだけど、こーゆーのは理屈抜きで響いてくるわん。。
確か阪神大震災の時も物不足で価格が高騰してるのに、通常の値段で売るお店とかあったっけ・・。

その後、実は城丸が末期ガンで余命僅かと分かり、心配して付き添おうとする克英を早く独り立ちさせねばと「札束で横っ面引っぱたいて来いっ!」と追い立てる。そして克英も大阪で、親父に言われた水やトイレットペーパーだけでなく、生活用品や食料品も毎日直送してもらえるよう手配して帰ってくる。
ええ息子や・・(震災で母親を亡くし、その上父親が危ないと分かっててそばを離れるのは辛いに違いないもんね・・)。

いくら大量に物資を運んできたからと言って、わざわざ重篤な城丸を車椅子で見せにいく?とか、それをまた何で進藤や楓や医局長や日比谷や河野弟や佐倉といった救命オールスターズが揃いも揃って見守ってるの?とか、つい突っ込みたくなったけど、城丸親子を演じた綿引勝彦殿&伊崎充則くんの熱演に免じて見逃そう(笑)。

でも、これは見逃すけど、ここっていつもウルウル&重要なシーンになると、主要人物たちがみんな居合わせるのは何故ざんしょ?
センター内の位置関係は分かんないけど、そーゆーシーンの時はみんな集合してるか、もしくは手術室や処置室、事務所にいる人々もみんハタと手を止めて事態を見守ってる。テレパシーなのか?それとも透視能力者なのか?この救命村の人々は。

こんな場所なのに何故かいつもヒマそうに見えるのは、そのせいかと思うわ(城丸さんが息を引き取る時、ベッドがけっこう離れてるのに寺泉が心音の機械音が止まった途端、ハッと気づくのもすんごく不思議)。

一方、抜け殻みたいになって自宅に戻っていた河野兄も、近所のおじーちゃんから『父親が大学の助教授の椅子を蹴って町医者になった』と聞かされ、大復活。
やや立ち直りが早過ぎる気もしたけど・・そっか、今回は『父親の生き方を息子が学ぶ』ってテーマなわけね。。

金儲けしか考えてなさそうだったり、パッとしない地味な町医者だったり、どこか父親を軽んじてたかもしれない息子たちが、それぞれの父親達の仕事に対する誇りやポリシーを知って成長する・・。
ええ話や・・(こればっか)。

そこも含めて、けっこー良いところまで行ってるんだけどなぁ・・でもズシンと深いところまでは行かないんだなあ。。
もっと『さり気なく』、もっと『淡々と静かに』描いてくれた方が、じんわりと多くのモノが伝わってくる気がいたします。視聴者はそんなに鈍くはないのよ。。

。。。と、ここで終わろうと思ったんだけど、こらっ寺泉っ!「これ以上子供たちに死を見せたくない」なら、娘を連れて帰りなさいっ!ICUみたいな死と隣
り合わせの場所にずぅーーーーーーーーっと置きっぱなしで、保育所扱いしてるくせに。大体娘は病気じゃないんだから、さっさと実家でも親戚でも後援会長の家でも預ければよろしいのに。

それに、こんな時だからこそ子供に「死」を学ばせるのが大切なのも言うまでももないこと。例え、それで子供が恐怖や不安を持ったとしても、それを受け止め諭すのが親の役目じゃないのか?えっ、君?
折角、前回シブかったのに・・もぉっ、プンプン!

ついでだから言うと(いや、ホントはどーしても言いたいらしい)、最後の食中毒騒ぎも???個別包装になってるおにぎり、わざわざ剥いて皿に移して、で、またラップしかけて出す?慌ただしいICUだったら、食事時間だってまちまちだろうし、個別包装のままの方が余程衛生的なはず。
これで、集団食中毒になられてもなぁ・・。3月なら1週間も前のもの、充分臭ったはずだし。

ううーんっ!納得の行かない数々・・最終回が不安である。。

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「救命病棟24時」
(出演/江口洋介、松嶋菜々子、仲村トオル、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI他)
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最終回
3月22日(火)オンエア分:★★

ふえーっ・・三ヶ月に渡る長ぁーい修行がやっと終わったわ。。
さぁ、それでは皆さんご一緒にご唱和いたしましょう♪
古いけど・・やっぱコレでしょね、
『なんじゃぁっ、こりゃああああああああああああああああああああああ!!』。

地震後63日目、腐ったおにぎり食べて集団食中毒が起きちゃった救命村。ただでさえ人手が足らない中、あっちでバタバタこっちでゲロゲロして倒れていく医療スタッフたち。
医局長は寺泉に応援スタッフの手配を依頼するが、5日くらいかかると言われ、その間は22時間勤務態勢で乗り切ろうとする。。

はぁ・・・大体この『食中毒事件』がかなり不自然&アンポンタンな状況なのに、その後はもっと奇妙キテレツなのだった。。

まんずだな、国会議員にンナこと頼む?これまでの<ヘリの要請>や<医療機器修理業者の都内立ち入りのお願い>みたいなのは、まだ何となく分かる。でも、これはどう考えたってヘンだってば。

これだけ大きな大学病院だったらそれだけのネットワークもあるだろうし、地震後という特殊状況でそれが難しいなら個人的な医療関係者のツテを辿る手段だってあるはず。いや、その前にどーして他の科に応援を頼まないんでしょ?(かねてより、他の科とのやりとりが全くないのもずぅーーーっと不思議だった。ICUで危機を脱したら、一般外科とかにフツー移らないかい?)

それに22時間勤務でこんなにヘロヘロだったら(うふっ、でも進藤センセはびくともしてないの・・)、医療ミスもバンバン起こしちゃいそーな勢い。それにそれにっ、進藤、楓、医局長、日比谷、婦長といった主要メンバーはほとんど食中毒になってないのも、ものすんごく謎・・。

そして約束の5日を経過しても応援スタッフの補充はされず、救命村の人々の目はますます落ちくぼみ、医局長は寺泉に「もう持たない」と憤り、「みんな限界ですっ」と訴える婦長・・殺伐とする村内。

そんな中、以前ネットで何かゴソゴソしてた進藤センセの元に、神戸の新聞社から封書が届く(これまた何でなのか、郵便配達員は西村雅彦殿だったりする)。
中には・・震災直後と10年後の復興した神戸の写真。張り出された写真の前に、お約束の『村民わらわら大集合』。いつまでこんなことが続くのか?復興なんてもう無理だ!と悲嘆に暮れていた村民の前に、進藤センセが光臨。「町は必ず復興する」とゆーありがたいお告げに、打ちのめされてた村民たちは一気に身体も気力も全面回復。食中毒チームも仕事に戻ると口走る。
それはまさに奇跡。。

うっ、うっ、うえーっ・・。
さぁさ、ご一緒に♪
『なんじゃぁっ、こりゃああああああああああああああああああああああ!!』。

でもって、どこでどう集めたのか寺泉ちゃんが予定よりも多い人数を集め、明日応援スタッフを送り込むと連絡してくる(もうみんな大体回復したのに?この時点で今さら来るのかいっ?)。

その2年後・・ゴッド進藤の予言通り病院も町も復活し?やさぐれてた河野弟も無事国家試験をパスして研修医として戻ってくる。壁にはみんなを励ました子供たちの下手くそな絵が、『寄贈・寺泉』のお印入りで額縁に納まって村人を見守っていた。

そして、ゴッド進藤は今日もどこかの国の空の下、布教活動にいそしんでいるのだろうと、信者・楓は思うのであった。。。END

他にも、ボランティアリーダーとして食中毒事件の責任を感じ落ち込む河野弟、全身の80%を火傷した信くんやら、仙台から来てた復興作業員のおじさんが亡くなっちゃうとかのエピもいっぱいあった。そのどれもが絶望的・限界的状況となった時、村人を救ったのは希望であり、信じることだった・・わけでちゅが。。
で、まぁ、そのこと自体に異論はないのでありまちゅが・・。

見てる間、リハビリに異様な執着を見せる郵便配達人とか、楓の「信くんを信じる」とか、寺泉のその後は出さんのかいっ?等々、いつにも増してイタイところが山盛りになって行ったのだけど、「進藤光臨」で、もう1個1個あげつらう元気も奪われちゃった。。

舞台は救命・テーマは地震ってゆー重めな内容、それに最近頻発してる地震の状況も含め、さらにこのドラマには地震関係団体がいろいろご協力されてる事なども加味するとオカシナ所もそれなりに根拠有り?と思い、『軽々しくオチョクレない雰囲気』が漂っていたこのドラマ。

あたくしもそこで多少日和見的だったのは自己反省するとして、でも最終的には『地震啓蒙ドラマ』としての何某かを残してくださるだろーと思ってもいたの。
でもそれは甘かったわ。。。
後は・・後はもう・・大地震が来ないことをお祈りするばかりでございます。。。

posted by ちぃ@テレビ旬報 at 22:30 | Comment(0) | 救命病棟24時