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「ヤンキー母校に帰る」

TBS/金曜:夜10時 <2003年10月10日ー12月12日>

テレビ番組 TBS
テレビドラマレビュー:「ヤンキー母校に帰る」
(出演/竹野内豊、SAYAKA、永井大、篠原涼子、余貴美子、原田芳雄他)
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放送前期待度:★★★と四分の三

北海道放送が、15年間追い続けてきたドキュメンタリーを原案にドラマ化したもの、だそーで。それを観てないあたくしとしては、あんまり大口叩けないのでありますが。。

舞台は、全国の中退者を受け入れる余市高校。ここの卒業生でもある元ヤンキーの吉森が、教師として母校に帰ってくる。吉森役は、教師役は初めての竹野内さば、とゆーのがまずちょっと気になりますっ。

で、タイトルからすると、軽い学園モノってイメージなんだけど、雰囲気的にはかなりリアリティーにこだわったハード系らしい。ベース明るくちょいホロリってゆー、よくある学園ドラマだったらもう御遠慮しよーと思ったんだけど、骨太の真っ向勝負なら是非観てみたい。

原案がドキュメンタリーで、舞台となってる高校も実際あるわけだから、それをドラマというフィクションで見せるのは厳しい面があると思うけど、伝えたいモノがきっちり表現されてれば、かなり期待できるのではないかしらん。

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第1話
10月10日(金)オンエア分:★★と五分の四

初回を観る限りでは、迫力不足だったなぁ。普通の学園モノではなく、現存する高校を舞台に、ドキュメンタリーをベースに・・となると、どーしてもリアルなお味を期待してしまうわけで、その分だけやや肩すかしの感は否めないかも。

本物のワルって、目に凄みがあって、何とも言えない荒んだ雰囲気を放ってる。だからこそ問題の深さとか切迫した迫力があるんだけど、小奇麗な俳優ちゃんたちがそれを再現するには、やっぱり無理があるかもなぁ。

かといってあたくしとしては、興味本位で思いっきり派手なエピソードとかを期待してるわけでもなくて、そういう子たちを相手にどこまで本気で向かい合うのか、それで彼らがどう変わっていくのか、その壮絶な人間と人間のギリギリのドラマが観たいっ。

現実をモチーフにしてるという「縛り」はあるから、どこまで見せてもいいのかという難しさはあると思うし、普通の学校モノのドラマなら及第点かもしれないけど、今の時点では「これならではの!」というものはなかったの。

求めるモノが厳しすぎるかもしれないけど、ドキュメンタリーをベースにという触れ込みが大きいだけに、従来の学校モノとそんなに変わらないのなら、あまり惹かれるところはないかも。。

今のとこは、喰い足らんっ、のであります。

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第2話
10月17日(金)オンエア分:★★★と五分の三

何と申しましょうか、このドラマを、今後見続けていく覚悟のようなものができましたの。。

すごーく正直に言っちゃうと、ヤンキーという類いの人々はとっても嫌い。おまけに、この舞台の学校は、どの高校も匙を投げたようなどーにもならないワルや問題児の巣窟。

もちろん彼らがそうなったのには、親やいじめや画一的な教育の弊害とかゆーものや、なんやかんやあるのでしょうけど、それでもやっぱりこーゆー恐ろし気な若人とはお近づきになりたくない。。

すぐキレて人を威嚇するところ、特有の風体、限度を知らない悪のり、それでいてやたらに情に厚いとことか、何もかも苦手。だからこのドラマも、建て前としては「意義の有るもの」だけど、本音は「わざわざそーゆー世界を観たくない」。

で、初回を観た限りでは、あまりこれまでの学校モノと変わらない印象で、やっぱドラマにするとオブラートにくるむんだな・・と、観たくない世界を見ないですんだ安心感と、でもどこかその普通さに失望感のよーなものもあり、とってもビミョーな気分だったのだけど。。

でも今回はそんなモヤモヤとしたどっちつかずだった気持ちを、ぐいっと引っ張り込む迫力があって、冒頭のよーな気になったのでございました。。

新たに赴任してきた吉森(竹野内豊)が副担任となった3年C組も、金髪銀髪赤髪メッシュとインコみたいな頭の奴らがズラリと揃ってて、彼を完全にナメてかかる。授業中だろーとなかろーと、時も場所もわきまえずにやりたい放題。

初めての朝礼で名簿も見ずに、ひとりひとりの顔を見て出席を取る吉森にも見下した態度で接し、先行きが思い遣られるなぁという時に、正担任の岩崎先生(原田芳雄)が急病で倒れてしまう。

授業を受けるどころか、ほとんどの生徒は病院へ押し掛けてしまうし、正担任を申し出た吉森はかえって反感を買って総スカンを喰ってしまう。

でも、こーゆー手のつけられない馬鹿たちを相手に、吉森やここの先生たちは、話し合おうとするのよねぇ。とーっても話なんて通じそーにもない、暴力的で疑い深い奴らと、話し合いなんてできそーにもないんだけど、するのよねぇ。

めっちゃくちゃ、まどろっこしくて観てるこちらはイーっとなりそーなんだけど、まともに話し合おうとするそのあまりに地味な対応に、あたくしの方が先に懐柔されちゃって。。

こーゆー大人が周りにいてくれたら、手のつけられないよーな子たちも変わるのかもしれないなぁ、と。

あーあぁ、疲れそうだけど、多分観続けると思うわ、あたくし。。

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第3話
10月24日(金)オンエア分:★★★と五分の四

うっえーっ、と吐きたくなるぐらい腹が立つ。できるものなら、ボコボコにしてやりたいっ、あの女っ。

おいおいそんなに真剣に観てどーするっ?ってゆーぐらい、入れ込んで観ちゃった。。ふぅーっ。深呼吸深呼吸。

担任の岩崎が倒れてから、3年C組の統率を図ろうとする副担任の吉森。やや空回りの感はあるかもしれないけど、何とかアホ生徒たちをまとめようろする吉森に、さらに反発する彼らは吉森のHRや授業だけボイコットする。

なんだかんだはあったものの、何故かボイコットは収まるのだけど、今度はそれを告げ口した裏切り者として、なな恵(SAYAKA)への陰湿ないじめが始まる。ボイコットもこのイジメも首謀者は、寮でなな恵と同室のあかね。体操服をケチャップで真っ赤にしたり、部屋の荷物を捨てたり、お弁当にいたずらしたり・・(小学生か?この低能なやりくちっ)。

いじめにあっていることを誰にも言わず、淡々とやり過ごすなな恵だったのだけど、でもそのうち、なな恵の机と椅子だけが廊下に出されていたり、荷物の袋の中に血まみれのネズミの屍骸が入っていたりして、耐えきれなくなった彼女は行方をくらましてしまう・・。

ってな流れだったんだけど。。どーしてすぐつるんで、こういう行動に出るんだろう。自分達だってそれぞれ、以前の学校にいられなくなって、孤立して、嫌な思いもしただろうに。

バカだけど、一般の子たちよりは人の痛みを知ってるはずだろうに。特にこの大バカ性悪女・あかねは、それまではなな恵とも仲良くやってきて、親友と呼べなくも無いくらいの友達なのに。

この、話もせず確かめもせずに、いきなりいじめに走る短絡的なところが、ホッントにバカでどーしよーもないっ。すぐに色分けしようとするところ、意味のない身内意識を持つところが、血管切れそーなくらい腹が立つっ。

それに、ボイコットだって高校なんて義務教育じゃないんだから、ここまでアホ生徒たちの気持ちに寄り添って、説得して学校に来させる価値や意味なんてあるのだろーか?と、つい憤ってしまうあたくし。。ああ、血圧が上がって身体が暖かい(低血圧なのでちょーど良かったりもする。。)。

とまぁ、すっかり本気モードで観ちゃってるあたくし。あの竹野内さばが、元ヤンなんて大丈夫かしら?と思ってたけど、健闘されておりますです。。SAYAKAちゃんも悪くないよんっ。

あー、それにしても疲れたぞ。

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第4話
10月31日(金)オンエア分:★★★

うーん。。どーなの、これは。。これでもかとゆーぐらい、重ーい暗ーい気持ちにさせて、最後は何とも拍子抜け。

陰湿ないじめに遭って、学校から姿をくらまし、自殺を図るなな恵。自分達も加担しておいて、「なな恵、死ぬのかなぁ」とだらだら喋ってる馬鹿クラスメート。

動揺が広がり始めても「死ぬなら死ねばいい」とうそぶき、「もう死んでるかも」と机に花を飾るあかね。そして、あかねがどーせ退学になるからと、退学届けを出したところに、吉森が戻ってきて生徒達を問いつめ、事態は収拾。

危なそうだったなな恵も助かり、目覚めればあかねがいて、お互いに謝りっこして、千羽鶴を渡す(千羽じゃないけど)。アホクラスメートも向いのビルの屋上から手を振り、裸の腹に「ゴ・メ・ン・ネ」という文字を書き、それを見て微笑むなな恵。。

思わず「へっ?」と声が出そうだったわ。これでいーわけ?あの気持ち悪くなるくらいの深刻さは、いったい何だったののでございましょ。。

実話ベースだから、これに近いのかもしれないけど、それにしてもあまりにもカンタン過ぎやしません?あの女(あかね)が、そんな20分やそこらの話し合いでこんなにころっと変わるよーなご性格とはとても思えないし、例え気持ちの中で変化は起きててもそーそー簡単に胸の内を吐露するとも思えない。

吉森が生徒たちの無関心さを怒ったり、それぞれの矛盾を突いていくシーンには確かに「ふむ。」と思う部分もあったけど、ここがいちばんの山場なのだから、もっとここをじっくり描いてくれないと、気持ちが萎えてしまうわ。

このどーにもならない救いようのない馬鹿生徒達が、本当に変われるのか、変われるならどーやって変わっていくのか、どんな言葉や行動が心を開かせるのか、自分と向き合わせられるのか、そこを見せてくれるのがこのドラマへの、今の世の中への手がかりや希望になるのに。

ふう、前回とは違う意味で疲れたわ。ちょこっと醒めた目で拝見しましょ。。


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第5話
11月7日(金)オンエア分:★★★と半分

おやおや?3Cは、いつからこんなに団結したクラスになったのだ?とゆーのがまずは正直な感想。だってぇ、前の2回とあまりにもトーンが違うんだももん。。

また心を閉ざし始めてしまった久美子を巡って、生徒達が自主的なホームルーム(集会って感じだけど)を持ったり、吉森が彼女の傷がどこにあるのかを知ろうと奔走して彼女にドア越しに語りかけたり、遅れてきた彼女を待ってクラス全員でマラソンのスタートを切ったり・・・、もし前回までを知らなければ単純にうるるっとくる。

でも、あれだけなな恵を追い詰めた彼らが、今回みたいな細やかな気遣いができるのは、にわかには信じ難い。あかねとなな恵には、もっとどこかシコリのようなモノが残ると普通は思うし、あんなにクラスメートに無関心だった彼らが、一丸となってしまうのも不思議。

加えて、久美子自身が中学時代の「走れなかったことで負った傷」をどこか肯定してるような雰囲気に、納得しかねるあたくしとゆーのは、厳し過ぎる?

久美子が中学時代の駅伝で、アンカーというプレッシャーに押しつぶされそうになるのは分かるし、そこで走れなくなってしまったことも仕方がなかったかも知れない。

でも、問題はそこからだと思う。その時の競技に賭けていた仲間から見れば「今度は頑張るから」と言われても、「うんっ、分かった!」とはすぐには言えないと思うし、失ってしまった信頼をもっと久美子自身が取り戻す努力はあったのかしらん。

今は小学校の運動会も、家族が来ているのに教室で児童たちだけで食べる学校が多いらしい(両親が来れないまたは母子・父子家庭の子供に配慮して)。通信簿も、順番をつけるのを避けるために、5段階評価をしないみたい。

でも、そうやって人との摩擦や違いを経験しないままに大人になるって、ヘンだと思う。表向きだけ平等であることの嘘臭さは子供だって分かるし、経験すべき切磋琢磨をしないままに、世の中に放り出される方が何と残酷なことか。

もうとっくに大人になってしまったあたくしには、今の子供の現場のことは分からない。分からないし、とりあえず関係ないから学校モノは、あまり積極的に興味が持てない。

でも、それではいけないかもと思いながら、ドキュメンタリーベースということもあって、このドラマは観ている。望むものが大きすぎるのかもしれないけど、深刻な問題をささっと解決しないで欲しい。できればどこかに救いはあって欲しいけど、とってつけたようなのなら要らない。

毎回流れる、冒頭の岩崎先生の言葉を聞く度に、くっと姿勢を正して観ているあたくしでございます。

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第6話
11月14日(金)オンエア分:★★★★

初めて北友余市のスタンスやポリシーというものが、ストレートに伝わってきた気がした今回。生徒の喫煙事件という、今どきは珍しくもなんともない出来事だったけど、いじめや自殺未遂みたいな、ある種興味本位になりがちな題材よりも、こんなどこにでも起こっていることの方が、テーマとしては好ましく思えたのでした。

あたくしとしては、「こあいねー、今の高校生は」で通り過ぎるドラマであって欲しくない。だから、やたら目を引く派手な事件で、興味を持続させるのではなく、こんなありふれた日常茶飯事にこそこだわる姿勢も好きだし、同時に「よくあることだから<てきとーな処分」>に流れそうなもの」なのに、逆に真剣に対峙しているところが北友余市の深さだなぁと素直に感じ入ったのでした。。

今度こそやり直そうとしているのに、それが受け入れてもらえない奥村和人。彼女に二股かけられて、むしゃくしゃしちゃう二戸秀雄。特に今大きな原因はなくても、漠然とやりきれないモノを抱えてる菅野徹。この3人の喫煙を知って、ルール違反ではあるけどその気持ちが分かってしまい、ついかばいたくなる吉森センセ。

そして、そんな4人の状況や気持ちは分かっているけれど、そんなことはおくびにも出さず、淡々と毅然とした態度で臨む安藤先生が、やはりすごい。

人はそうそう簡単には変われない。だけど、誰でも変われる可能性はある。それは大体すごく面倒で根気が必要で、変わる幅が大きければ大きい程厄介であったりもする。自分が避けてきたことや、自分の中に在る情けない程弱いところや狡いところも見なくちゃいけないし、それが嫌で先延ばしにもしたくなるし、周りには「もーいいじゃんっ」って囁く落とし穴も山程ある。

変えたいと思う自分自身でさえこうなのに、それを見守る人というのは、どれだけ途方もないことか。。それも力づくではなく、よそ見をしそうになったら、静かにまたその本人を問題に向き合わせて、また見守る。またよそ見をするから、またそこに向き合わせて、また見守る。

何か囚人の、穴を掘ってはまた埋める作業のようで、考えただけでも気が遠くなりそう。。結局、近道とか特効薬のようなものはなく、この徒労に終わるかもしれない積み重ねの先にしか答はないのだろうけど、親でさえ、はなっから放棄してるようなこんなことが何故できるんだろう・・?

最後までに、少しでもそれが分かるといいなと、思っているあたくしです。

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第7話
11月21日(金)オンエア分:★★と三分の二

あららら。。またもや、そこいらへんの学園ドラマになっちゃったみたいな、ぺらっぺら感。

高校生同志のおつきあいで、女子が妊娠ってゆーよくあるテーマ。否っ、テーマは別に何でもいいんだけど、お料理の仕方が浅いっ、安直っ、適当すぎっ。

3Cのユキの妊娠が発覚して、その子供の父親は優等生の千葉くん。
できるなら産みたいというユキ、ユキのことは大事に思ってるけど今は彼女にも子供にも責任が持てないという千葉くん。

結論が出ないままでいる時に、偶然やってきた親代わりの兄に病院に連れていかれるユキ、そしたらあれよあれよと言う間に千葉くんも思い直して、二人は結婚することになり学校を辞めていく。。

道義的にはこーゆー展開は正しいのかもしれないし、結果的にこーなるのもそれはそれでいいんだけど、ここにいたる気持の変化の描き方があまりにもカンタンで、とっても納得がいきませんっ。

あんなに「責任は持てないし、学校も辞めない」と頑だった千葉くん。それは男としてどーよ?という所はあるけど、それだけ出産&結婚ということを、重く受け止めてたとも言える。

特に彼の場合は、珍しく学力優秀な生徒でもあり、高校を卒業して大学に進むことにこだわりを持ってもいたから、それをやめるには相当の葛藤や迷いがあるはず。なのにっ、こーんなにあっさり方向転換しちゃったら、説得力とゆーものがないでしょっ。

それに、先生たち、お小言を全然言わなかったけど、今や、不純異性交友ってのは死語?なのかしら。もひとつそれに、卒業まであと4ヶ月で、ふたりとも余市で働くなら、学校辞めなくてもどーにかなるんじゃないの?と思うし、手編みの赤ちゃんの手袋という小道具も「いかにもっ」だし。。なぁーんだか、軽っ。

前回、とっても納得いく内容や表現にくくっと引き込まれただけに、今回のこの粗さやよくある感じのお手軽な作りは、何とも淋しい。何も一話でまとめなくてもいいから、もっとじっくりと描いて欲しかった。回によって、かなりバラつきがあるのはいかがなものか。。気分は思いっきり、急降下中っ

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第8話
11月28日(金)オンエア分:★★★★

出だしがヘンに明るかったので、今回もはずれ?と思ったのだけど、なかなかどーして、それなりに噛みごたえがございました。

北友余市高校OB・河野が大麻で捕まり、彼のアパートに出入りしていた3Cの哲希らにも大麻が流れているのでは?という疑いが出てくる。すぐにでも、直接その真偽を確かめたい吉森。でも、そうするとすぐに噂が広まり、もし他にやっている生徒がいたら証拠を消してしまう恐れがあるため、安藤先生はまず事実がどうなのかを調べることが先決と話す。

調査には、教師としての経験が深い安藤・伊賀上らがあたることになり、その間は平静を装おうように釘を刺される吉森。でも普段と違う吉森の雰囲気に、何かあるのではないかと察する和人と徹に、迷いつつも大麻問題のことを話す吉森。

そして調査の結果、生徒が大麻に関わっている気配が濃厚となり、それが実際どの程度なのかを把握するためには、生徒一人一人の良心に訴えかけるしかないと判断した学校側は、全校集会を開くことにする。

集会では、校長がもしそういう事実があれば処分もするが、それでも名乗り出てくるように訴えかける。そしてその後、授業はすべて取り止めて、各教室でこの問題を話し合うためのホームルームが開かれる。3Cでは、吉森が来る前に生徒同志で確認しあい、このクラスでは誰もしていないとあかね(あのいじめっこ)が強い口調で言い、躊躇する吉森。

それを見て、私たちを信用してないのか?とすぐに突っかかってくる生徒達。そこで、吉森は過去に薬物で友人を亡くした和人に、その思いを語ってもらうが、嫌疑が濃厚な哲希は何も言わず、ただ黙っている。。

ふぅー、長くなっちゃった(観てなかった方にも、状況を伝えたかったの)。展開としては、だいたいこんな感じだったのだけど、またもやあっちこっちをツンツン刺激されちゃったです。

<ツンツンその1>

今回の山場とも言える、和人が3Cのクラスメートに訴えるシーン。彼は背中に入れ墨があり、それを彫った友人は天才彫り師と言われるほどだったが、薬物に手を出し死んでしまった。

それを止められなかったことを深く悔やんでいる。普段はクールな彼が感情をむき出しにして真剣に語りかける中で「大麻をやっているヤツは、こんなものいつでもやめられる、罰せられない国だってあると言う。

でもこの日本では、大麻が覚醒剤やLSDの入り口になっているんだ」との台詞がとてもリアルで説得力がございました。そしてこういうモノに手を出した本人だけが地獄に落ちるわけじゃない、泣くのは周りの人間だ、というのも。。

現実にそういう世界を見てきた彼だからこそ、言える言葉、その重み。そうなのね、「大麻は煙草よりも害がない」と大麻崇拝者の方々はよく言うけれど、少なくともこの国では、それが覚醒剤への確実な入り口になってしまってるという現実がある。

話は横道に逸れるけど、援助交際(という名の少女売春)をする子たちもよく「自分のものを自分で売って何が悪いの?誰にも迷惑かけてないでしょ?」と開き直る。それに一瞬怯んでしまう大人も多い。・・結局言葉で、それは貴方自身を傷つけるんだ、恥ずべき行為なんだといくら言っても、こういう子たちには届かない。

だとすれば、「その後の悲惨な状況」をそのままストレートに見せるしかないのかもしれない(生々しくて悪いけど、それこそ中絶の手術をそのまま見せるとか)。そうでもしないと歯止めが利かない時代なのかも。

薬物でも同様で、「こうしたらこうなるかも?」と想像できない、だから踏みとどまれずに簡単に手をだしてしまう今の子には、「その後の地獄」を何らかの方法で見せなければ何ともならないところまで来てしまってるんだろーなぁ、多分。


<ツンツンその2>

こういう犯罪絡みの問題が起きれば、普通は表に出さずに裏で手を回して、こっそり自主退学に持ち込む学校が多い。余市では全くその逆で、公にする。この姿勢が、余市のすごさだなと感じ入ってしまいました。

「臭いものには蓋をする」方式がほとんどの中で、この明解な対応。学校としての体面ではなく、最終的には何が生徒を救うのかを考えている学校。それだけギリギリのところまで来ているということでもあるのかもしれないけど、この姿勢には素直に感じ入りました。

。。。ああ、長い。ごめんねー、でももうちょっとだけ。

大人の身勝手さや無責任さに傷つく子供や若者は、実際多いと思う。それに大人のあたくしから見ても、不思議なことや納得いかないことは沢山ある。

なぜ、ソープランドがあるのか、なぜお金やコネがある人だけが狡いことをできちゃうのか・・等々。つくづく、世の中は不平等で不条理だなと思うし、ますますそれに拍車がかかってる実感もある。でも、それでも、駄目なものは駄目、絶対に。

このドラマを見てて、ホントにこんなまどろっこしいやり方で変えられるのかなと思う。思うけど、究極的にはこういう姿勢や方法しかないのかも?とも思う。

そして、生徒自身だけでなく、大人も自分を変えるきっかけになってくれるといいいなと思う(あたくしを含めて)。だって、大人が変わらなければ、子供も変われないのだけは、確かだと思うから。

次週の後編も、きっちり拝見させていただきます。


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第9話
12月5日(金)オンエア分:★★★

困った。。いーんだか悪いんだか、分かんなくなってきた。本当の教育とゆーものも、これまたよく分からない。。

大麻問題の発端ともなった、3Cの哲希。状況的にはほぼクロなんだけど、その肝心の彼が名乗り出ては来ず、他の生徒が告白してきて思わず驚いてしまう吉森。

その他のクラスからもぞくぞくと名乗り出てきて、1日だけで70人。。あはは・・、すごい数だわ。。

徹からの忠告にも、吉森やクラスメートからのプレッシャーにもなかなかやったとは言わない哲希に、途中「???ホントはやってないのかも?」と思いかけたあたくし。でも、やっぱりやってた哲希。。

・・おいおい、なごり雪なんて練習してる場合じゃねーだろーと、ケリを入れたくなりました(余談ながら、この余市のハンパじゃないワルたちが、そもそもこーゆー合唱コンクールとゆーものにこんな一所懸命になる、ってのがどーもねー。。違和感とゆーか、にわかには受け入れ難いモノを感じる)。

で、結局、最後の最後で哲希は大麻を吸ったことを認めた訳だけど、あたくしとしては「よく言ったね」とは思えない。哲希にとっては、合唱コンクールは立ち直った晴れ姿を母親に見せる大事なチャンスだったことまでは分かる。

だからこそ、簡単に白状もできなかったのだろうけど、だったら最初から大麻なんてやらなきゃいいだろーというところに、どうしても戻ってしまう。

同様に、学校の在り方にも疑問がある。他に行き場を失くした問題児たちを受け入れ、一般の学校のように簡単に彼らを見放さないのはすごいと思う。裏切られても裏切られても、彼らに向き合っていく教師たちには頭が下がる。

でも一方で、ここ余市にいる間はそれができても、卒業して社会に出ていったら、こんなわけにはいかない。それこそ、1回の間違いで何もかも失ってしまうのが現実。

もう後がないとわかっているのに、それでも問題を起こす生徒には、現実の重さを知らしめるべきだと思うのは間違いだろうか?

「友達にシラけると言われた」から、「余市に行って牙を抜かれたと思われたくない」から、つい大麻に手を出したという言い訳を聞いて、それを叱らずに、名乗り出たことの方を評価するのは、彼らにとって本当の教育なんだろうか?

一度の間違いで、即退学にしろとは思わない。立ち直りのチャンスは、あるべきだと思うけど、それが何度も何度もあると思わせるのは、本当の意味での彼らの救いにはならないと、あたくしは思うのだけど。。

まだ、最終的な学校のけじめのつけ方が出てきてはいないので、最後まで観てみないと何とも言えないけど、今回に限っては感動や共感よりも、疑問符ばかりが並んでしまいました。。


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最終話
12月12日(金)最終回アオンエア分:★★と半分

えっ?これで終わるの?終わったの?。。。あ、そ。。。

・・・・とゆー、まるで目的地の前の前のそのまた前のずーっと前の、よく分かんない駅でいきなり降ろされてしまったよーな気分。

現実では、こーゆー教育問題も先生たちの果てしない闘いも延々と続くのだから、すべてがチャンチャンチャンっと終わる甘いテーマでないことは了解してるけど、一応ドラマなんだから、観てる側にはそれなりのゴールってモノが欲しい。でもいろんな面が未消化で、問題途上。且つ、台詞にも???と感じる部分も多々あって、うーん・・久々に腕がなるわ。。

さぁ、では、まな板の上に乗っかっていただきましょう。。

まず前回から引き続いた大麻問題で、自分もやったと告白した哲希の「合唱コンクールに打ち込むことで、大麻の追求から逃れられると思った」という台詞。うーん、これがまずしっくり来ない。

彼は<何か(この場合はコンクール)に打ち込んでる生徒はまさか大麻に手を出してるとは思わないだろうと踏んでた>ということなのだろうけど、そんな小学生みたいなこと思うような子たちかしらん?

彼に限らず、ここに素行不良で来たよーな経験豊富なワルは、悪事がバレることに関して動物的カンを持ってる(はず)。だからそんなことで、誤魔化せるだろうという彼の読みは甘過ぎて、哲希というキャラと馴染まない。

そもそも大麻は、煙草なんかと違って警察も絡んでくる大ごとなわけで、未成年なら逮捕は免れるとしても、補導されて入手経路や喫煙回数等、厳しく追求されるはず。こういったあたりが、全く描かれてないのも不思議。校長がちょっと警察にお話に行っただけで、終わるような問題じゃない。

このことだけじゃなくて、ドラマ全体を通して言えることだけど、表現が粗く観る側の想像力に頼り過ぎな部分が多い。こちらからすごーく近づいていって解釈すれば、何とかなる部分もあるけれど、この大麻問題に関しては観てる同年代の子たちが「ふーん、大麻でもこの程度でどうにかなるんだ」と思ったら、どーするんだろう。

全10回の中には、すごくテーマに肉迫してる回もあったし、今の荒れる教育現場やナマに近い生徒たちの姿を知る、という点でとても意義の在るドラマになり得たかもしれないのに。。

最初1〜2回出て来て、そのあとずーーーっと入院中だった岩崎先生も「おっ?意識が戻って、いよいよ大感動シーンかなっ?」と思ったら、そこで終わっちゃうし、退学すると言っていた哲希が戻ってきたシーンもするするぅーっと終わってしまって、へなへなと力が抜けていくばかりのわたくし(岩崎役の原田芳雄が忙しかったのか?と、ついよけいなことまで考えてしまう)。

細かいことだけど、ついでだから言ってしまおう。教室の各自の机の上にいつもお菓子や飲み物が乗ってるのも、気になっていた。寛大な「愛」で生徒達を受けとめるのもいいが、こういった「野放し」のまま、これが普通と思ったまま、卒業して社会の厳しい洗礼を受けることを考えると、余市の教育方針ってやはりどこか間違ってるような気がする。


ふぅー、ドラマ内でもそれを観てるあたくしにも、問題山積みのままの最終回。これはもしかしたら続編、あるいは3月頃に「涙の御卒業スペシャル」のような形で締めくくろうという魂胆なのかもしれない。

でも、例えそれにしたって、校庭で焼肉パーティのシーン入れるヒマがあったら、3Cのそれぞれの生徒のひたむきな姿を断片的にでも少しずつでも見せて欲しかった(そういう意味では、徹が鼻持ちならない親父にキレずに、淡々と今の自分に向き合ってるところだけは、とても良かったけれど)。

・・でも、もしスペシャルあっても、もうあたくしはご遠慮申し上げます。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 13:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | ヤンキー母校に帰る