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「ビギナー」

フジテレビ/月曜:夜9時 <2003年10月6日ー12月15日>

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「ビギナー」

(出演/ミムラ、オダギリジョー、堤真一、横山めぐみ、松雪泰子、北村総一郎、奥菜恵、我修院達也他)
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放送前期待度:★★と半分

司法試験に合格し、司法研修所で学ぶことになった男女8人(女4&男4)。年齢も状況も目指すものも違うこの8人が、それぞれ弁護士や裁判官として巣立っていくまでを描く、明るめセーシュン群像劇。だそーである。

主演は、オーディションで選ばれたドラマ初出演のミムラ。彼女が演じるのは、平凡な契約社員だった23歳の女の子で、奇跡的に一発で司法試験に合格したカエデ。。ふふ、この設定に、ややめまいを覚えるわ。

ま、これに限ったことではないけど、殊にこれは蓋が開いてみないと、何とも申し上げられましぇん。申し上げられませんが・・、とりあえず松雪泰子嬢には引かれる。この間2時間ドラマで記憶喪失の男の子を好演してたオダギリジョーも観てみたい気がする(個人的にはとんがった役より、あんな役の方が好きだな)。

がっ、なんざんしょ、どんなドラマになるのん?ってワクワク感はないな。どーもこの8人は風変わりな人々らしいし、司法の世界が舞台で、毎回具体的に法律のケーススタディなども出てくる・・てーと、あなたっ、嫌でもキムタクのHEROを思い出しますがなっ。あれは検事だったけど、それを司法修習生に変えて主役を女子にした、ってな感じ。同じ月9だしなぁ。まさに五分五分ってとこなのっ、今のとこはっ。

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第1話
10月6日(月)オンエア分:★★★と三分の一

うにゃ?これはひょっとしたら中ヒットかも、うーん二塁打ってことにしとこっ。まずいいなと思ったのは、テンポがいいこと。8人のプロフィールの見せ方とかも無駄がなくていい感じ。でも充分に伝わるもんね(日本のドラマや映画って、こーゆーとこがくどくて下手くそだもん)。

8人のキャラもバラエティーに富んでてバランスも悪く無いけど、あの横柄な研修所の面々がいーわっ。テキパキ鬼教官のもたいまさこ女史や、慇懃無礼な事務局のおっさんの頑なぶりっ。法律にどっぷり浸かって、「人の心なんてどっかに置いてきた」って感じがいかにもいかにもだもんっ。

それに法律のケーススタディも、なかなかに興味深いっす。どこに着眼し、どういう形だと犯罪として成立するのか、ちょっとお勉強にもなったりして。ん、だが、しかしっ、ラストの方でいきなり友情が築かれちゃってるのには、やや呆気に取られたわっ。牛丼食べて一緒に宿題したぐらいで、あそこまでいかねーぞ。。

でも、のっぺりしたラブストーリーよりは、ずっとノレるから、ちょっと長い目で拝見するわっ。
関係ないけど、あのつながり眉毛は・・・有り得ない。


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第2話
10月13日(月)オンエア分:★★★と五分の二

この間も思ったんけど、後味がなかなか爽やか(BGMのカーペンターズの貢献度も高いかな)。

それぞれやや(かなり?)特異な経歴や性格や眉毛等持ってるけど、8人の中にイヤーな奴がいないのがまず、まるっ。そんな彼らがあっちこっちすぐ横道には逸れちゃうけど彼らなりに真剣に、ケーススタディをあれこれ探っていく過程がなかなか面白い。同じ事例を読んでも、人によって引っ掛かる部分も受け取り方もこんなに違うものなんだなぁと改めて思いつつ、「いや、あたくしならねっ」と、自分も参加してたりして。へへ、司法試験も通ってないのに。。

今回の教官役の松下姐さんも、よございましたわっ。あのシャキシャキとした話し方とか、おちょくってるようで論点へ導いていくとことか、もたいまさこ教官とはまた違って、アホな8人組をそれなりに評価するところもいい。

実際の司法研修所がどんな所なのかは、もちろん分からないけど、8人がずーっとアホ研修生としてしか扱われなかったら→それはつまり法律が人間的な部分を反映しないモノだったら、観てるこちらもツライもん(でも現実社会は田中グループのような奴らばっかかなぁ。。)。

ひとり千本ノックの羽佐間くんと、松永今どき娘のシーンもなかなか良かったぞ。あ、でも今回も1個文句あったわっ。桐原と森乃がわざわざ現場のホテル見に行くの、あれは無理があるんじゃなくってぇええええ????


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第3話
10月20日(月)オンエア分:★★★と五分の二

ブレがないとゆーか、既に軌道に乗った安定感のような感さえございます。でもそれゆえに、お点も変わらなかったりして。。

毎回出てくるケーススタディ、これがいろんな意味でメインディッシュなのよね。例の8人のキャラクターを、この討議や検証を通して浮き彫りにしてく、ってのが、今まであまりない感じで面白い(通常だと、1回にひとりずつ焦点を当てて行って、はーい出来上がりぃーみたいな流れが多いもんね)。

でもってこの8人は、そのケースに出てくる証言者や関係者たちの心情や状況を、いつもすごく掘り下げ過ぎなぐらい掘り下げて結論を導きだそうとする。それだけ横道に逸れちゃう場合も多いけど、その道草部分がまた重要なポイントにもなってきたりして、結局は無駄はあまり無いんだけどね。

ただ、実際の裁判なんか見てると、弁護士はともかく検察官や裁判官も、こんなふうに事件に関わった人間ひとりひとりの内面に入り込んだ検証なんてしてるのかなぁって。そうであってくれればいいけどなぁなんて、気づくとそんなこと思ってる。。

だからして、法律に目を向けさせてくれるところや、ケーススタディに一緒に入り込んでいく面白さはあるんだけど、8人の味わいがまだストレートにこないのよね。楓&羽佐間、桐原&森乃のデートもあるにはあったけど、もっとずぶずぶぅと、ドラマの底無し沼に引き摺り込んで欲しいのよっ。8人の私生活ももっと覗いてみたいのよっ。とりあえず、森乃及び田家が、どんなとこに住んでるか知りたいぞっ


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第4話
10月27日(月)オンエア分:★★★と半分

みゅーんっ、ツマラナクはないのだが。。ちょっぴり、のっぺり平板な感じ。。

個人的には、ケーススタディ中心ってのはそんなに抵抗ないんだけど、それでもあまりに長過ぎる。全体の8割がたは、こればっかだもん。だからその時の内容に興味が持てずに入り込めなかったり、「ええーいっ、今日はそんなしちめんどくさいこと、どーでもいいんだぁっ」という精神状態の時は、無理がある。

それにこの間も言ってたけど、現実にあんなに人の気持ちに配慮する法律家なんているのかなぁ、とやっぱり思っちゃう(それとも卵ちゃんの時はそーだけど、デビューしたら変わっちゃうのかちらん)。そんな思いがあるせいか、楓が現地まで出かけて関係者に会ったのも、こんなの有り得ねーと思ってしばったのでありまじだ。

ケーススタディを通して間接的に8人の性格を見るのもいいけど、そろそろもっとストレートに見せてくれる部分があってもいいんじゃないだろーか。けっこう面白そうな面々なんだしっ。それともずーーーーっと、この小出しモードでいくのかなぁ?だとすると・・、どっかで限界が来ちゃうかも。。


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第5話
11月3日(月)オンエア分:★★★と四分の三

これって、カタルシス、とゆーものかしら。精神衛生的に、とても好ましい内容だったわ。

司法研修の授業の一貫として、実際の弁護士事務所で弁護修習をすることになった8人。それぞれペアになって出向いた先は、金儲けにセクハラまがいに渋々国選・・と、おっそろしく現実的な弁護士センセーばかりというのに、まず苦笑いさせていただいたわ(だってイメージに在る弁護士のパターンを、ほぼ網羅していたんだもん)。

唯一マトモと言え、また研修所の教官でもある重松(大杉蓮)のもとで研修を受けることになった楓と桐原。そして、ビラ配りをしていて道路交通法で逮捕されてしまった学生の事件を任される。同じ場所同じ時間に、ビラやティッシュを配っていた人間は他にも大勢いるのに、何故かその学生だけが逮捕されてしまったことに憤りを感じて、動く8人。そして、地道な検証を重ねて、その学生だけを狙い撃ちして逮捕したのは不当だという結論を導き出す。。

世の中がこんなに不公平で不条理で、いい加減なモノだと知る時期は人それぞれ。

でも、コネがあったり、お金や地位や権力があれば、どーにでもなるんだなぁと実感させられた人間は、やっぱり傷つくし、どこかでいろんなものを諦めてしまう。どーせみんなも勝手なことしてるんだから、自分だってズルイことしようとも、思ってしまう。

だから、道交法違反だって、不当なことは不当だと、言ってくれることは大事なことだよね。そこに実際に関わる法律関係の皆さばが、きっちり法に照らして適正な判断をすることは、ホントはとっても大事なこと。それをドラマで描いてくれた今回は、拍手パチパチなのでした。

また、いつもの研修所での授業ではなく、外に出ていくのも雰囲気が変わってよろしゅうございましたです。恋の予感もまた深まったみたいで、桐原が森乃に、つい「俺もキミの前ではただの男だ」って言っちゃったとこも(慌てて「ただの司法研修生だ」と言い直してたけど)、思わずニンマリ。

羽佐間くんの青臭いけど、強欲な弁護士に楯突くところも良かったし、観ていて気持ちいい今回なのでした(但し、ビラ配りの各パフォーマンスはブーッ。あそこはちょっと醒めた。。)。


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第6話
11月10日(月)オンエア分:★★★と四分の三

以前は、その筋の方の愛人とゆーか姐さんだった森乃の妹分・今日子役で、室井滋さまがご出演っ。

これがすごいお上手なのっ。ずうずうしくてキレやすく、口汚くて暴力的。観ててムカムカくる下衆な女っぷりが、お見事っ。下品な服装やメイクもあいまって、もう若くもないのにヤクザな生活送ってる、崩れた感じがホントリアリティー有りまくりでございましたっ。

でも、彼女が無理矢理持ち込んだ相談事を追っていってみれば、切ない女心ってヤツがちらちら見えてきて、ちょっぴり物悲しくもある。。

繰り返し流れる喧嘩のシーンも、状況が分かる度にまったく違って見えてくるのが面白い。同じ映像でも、与えられた情報によっては見る角度ががらりと変わるものだなぁと、改めて思ったりもいたしましたです。

また今回は、いつもより女性陣の心情や状況が出ていたような気がいたしました。強い意志で過去を断ち切ってきた森乃、エリート法律一家の娘であるだけに研修所側からも意識されてしまう松永、平凡な主婦だけどそれなりに悩みもある黒沢。

残るは楓ね・・、楓かぁ、一応メインキャラなんだけど、また新人のミムラ嬢はソツなくこなしてる感じなんだけど、「これっ!」って味わいがまだないのでございます。多少下手くそでもいいから、新人ちゃんっていう新鮮味が欲しいのだけど、あまりに無難で、そのせいか楓ってキャラにもいまいち興味が湧かない。。

それに、また今回も関係者に会いに行っちゃう行動力が???と思ってしまったりもして。。羽佐間クンとのつかず離れずの関係は、かわいらしーなとは思うんだけど、ね。


<勝手なおまけ・アフリカの夜を観た方用>

室井滋&松雪泰子のおふたりを見て、あのドラマを思い出してしまいました。あの時の室井さんの役、過去に殺人を犯し整形して逃亡中〜今はお惣菜屋のお上さんになって潜伏中って時も迫力があったけど、今回も含めてこーゆーちょっぴり哀しい汚れ役がすんばらしくお上手っ。あのドラマ、途中からしか観てないんだけど、結構好きでしたの。

松雪様が室井殿に「おかんっ」て呼んでたなとか、ラストは佐藤浩市がお腹刺されて死んじゃったなとか、意地悪なともさかりえが良かったなとか、いろいろ思い出して浸っておりました。明るめなのにシリアスで、色合いの違うあんなドラマ、また観たいものでございます。


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第7話
11月17日(月)オンエア分:★★★★

今回は、いつも入るちょっとした、おふざけ系小ネタはなし。8人それぞれの主張や価値観がぶつかり合っていく様子が、まともにきっちり描かれてて、あたくしもすごく真面目に拝見いたしました。

まずは、今回のケーススタディが何とも辛い。不運と不幸が幾重にも重なって、生きることに絶望したひと組の夫婦。その夫が、病気で苦しむ妻から殺して欲しいと頼まれ、迷いつつも手にかけてしまった。これは殺人か、それとも無理心中に近い同意殺人か・・。

この判断を巡って、意見が分かれる8人。「無知で短絡的な殺人」と断罪する桐原。被告である夫の心情を第一に考え、情状酌量が当然と言う羽佐間。もともと考え方も正反対のふたりは、これまでにも何かと対立しがちだったけど、最後には「妥当です」で一致してきた。でも、今回ばかりはそうは行かないみたい。。

何だかんだ言いながら、仲良しクラブみたいな8人にちょっぴり疑問も感じてたあたくしとしては、今回みたいな流れは納得のいくところでもあったのだけど、でもね、何だか胸がきりきりきりと締め上げられていくみたいに苦しくもあった。

解り合えてたつもりでも実はそうではなかった、ということは、現実にもよくあること。またそんな簡単じゃないけど、だからといってそれから逃げちゃいけないというのも、頭の中では理解できるんだけど実際には・・やっぱり逃げちゃうとゆーか、諦めちゃうことの方が多い。

それにこのケーススタディに関しては、今は桐原とも羽佐間とも言えない(こんなこと言ったら、身も蓋も無いけど・・夫も一緒に心中すれば良かった。浅はかだけど、本心はそう思っちゃった。決して法律家にはなれないわね。。)。

ふぅ。。何だかケーススタディの重さと、人と人との埋めきれない価値観の差と、そんなものがない交ぜになって、出口のないところをぐるぐる回っております。

次回は、被告である夫との直接面談もあるようだし、どんなプロセスでどう判断されるのかを静かに見守りたいと思います。それまでに、あたくしも頭冷やそうっと。。


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第8話
11月24日(月)オンエア分:★★★★

実のところ、8人の中ではいちばん興味の持てなかった楓に、初めて感情移入しちゃいました。なぜ興味が持てなかったかと言えば、あまり人生経験も無く、無難でありきたりの、でもって良い子ちゃん風の感じ方や考え方しか、しなさそうだったから。

でも、そんな彼女が今回のケーススタディ(ドラマ上では本物の裁判)に出した結論は、同意殺人では無く、殺人罪で情状酌量なしの実刑。これはとっても予想外。・・予想外だったけど、「よしよし、よく頑張った」と肩をポンポンしたくなるような、そんな気持になったのでございました。

で、あたくしの代わりに彼女に「よしよし」をしていた羽佐間くんとのシーンが、これが良うございましたわねぇ。張り詰めてた緊張感がぷつっと切れて、思わず涙を流す楓を受け止めてあげる羽佐間くん。。

いーわっ、ふたりが付き合っても、と関係ないことまで思っちゃって、へへっ。計算や媚びのある涙には、思いっきりキビシイあたくしだけど、今回の楓ちゃん(楓ちゃんだって・・)の真摯な感じはまるっ。

それにしても、人が人を裁くというのは本当に難しい。今回の被告人男Aは、自分の罪をそのまま正直に認めようとする人だったけど、実際には反省するふりをして、陰でぺろんと舌出してるような犯罪者も多そうだし。そこの見極めをする裁判官という仕事は、ホントに大変だろうなぁ。

突き詰めていくと、自分の気持でさえ、分からなくなりそーになるあたくしには、絶対無理(もともと無理だけど。。)。なので、一小市民のあたくしとしては、現実の世の中でもこれくらいきっちり丁寧に冷静に裁判が行われてくれるといいなと、思うばかりでございます。


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第9話
12月1日(月)オンエア分:★★★と半分

検察研修とゆーので、今回はもっとシリアスバージョン?と思ってたら、やけに明るめ、小ネタも満載っ。でも、回ごとの強弱があってこーゆのもいっかな。

くふふと笑ったのは、友情が芽生えちゃった桐原と田家。絶対友達になれなさそーな二人が、「桐原っ」「六ちゃんっ」だもの、森乃じゃなくても驚くです。

桐原ってこの研修所に入ってから随分変わってきたみたいだけど、もともとそんな冷血なタイプではないのかなぁ。官僚時代にいろいろ痛い目にあって、人間不信になってただけで、根は悪く無いのかも。

結構お調子者のところもあるし。このドラマ、それぞれの日常生活がストレートには出てこないけど、こういうちょっとしたシーンで、あれこれ想像させるのはうまいかも(そーゆー意味では、エンドロールのみんなの生活や心情を思わせるショットは、何回見ても面白い。荒れてた頃の森乃ねーさんがいいねー)。

この桐原と田家ほど単純じゃないけど、楓と松永のほのかな信頼関係もほんわりとよろしゅうございました。でも気持的には松永だな、やっぱり。どーも楓ってノホホンと人畜無害なよーで、その実ずぶといところがあって、神経をいらいらっとさせる。カツ丼発言にもびつくりしたぞ。そんなおちゃらかでいーのかい?

お茶入れるとか、OL時代の話とかして、あんなんで被告の心掴めるってのも、なーんか納得行かないぞっ。

前回でちょっと肩入れしちゃったけど、またちょこっと逆戻りしちゃうかなぁ、と思ってたら、次回は楓が被告になりそう・・?むむっ、何と効果的な展開っ。

でっ、その手にまんまと引っ掛かりそーな気もする。。なかなかよーく練られておりますです。。


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第10話
12月8日(月)オンエア分:★★★と三分の二

紙袋が破れて、ゴミ収拾場にあった白い紙袋を拾ったために、強盗致傷罪の疑いがかかって警察に呼ばれた楓。司法研修所でのお勉強もいよいよピークを迎えるこの時期は、そのプレッシャーでコワれてしまう修習生も多くて、結果罷免となってしまうことも少なくないらしい。。

・・・なーんて含みがいっぱいあったので、この楓のえん罪がおおごとになって、その疑惑を晴らすべく、最終回でアホヤンズの7人が大活躍っ!・・と、勝手に踏んでいたあたくし。でもこれは、わりかし簡単に片付いちゃった。くっ、大はずれだったわ。。(袋の中身についての話が出てこなかったのは、やや不思議。紙袋だけ盗むか?)

それはともかくとして、今回も良いシーンがございました。いちばん好きなのは、あの桐原が羽佐間くんに問題集をあげるところ。いつも通り、軽い毒舌吐きながら、渡す問題集。これがまた、手作りなんだもんなー。

彼の歯に衣着せない、小憎たらしいおしゃべりもあと1回しかないと思うと、ちょっぴり淋し。。それにあの黒沢圭子とのキスっ。森乃もぎょっとしてたけど、あたくしも驚いたわ。。

あとはねー、その森乃のコロッケシーン。「作ったわっ、作ってやったわ・・」と言いつつ、後ずさりするよーに離れていく彼女。包みをあければ、まるで出来損ないの稲荷ずしのようなコロッケ。かわいいねー、森乃。桐原と彼女は、このまま離れちゃうのかしら?

どっちも素直とは程遠い性格だからなぁ(そこが好きなんだけど)。桐原の買った誕生日プレゼント、ってのが何かあるとは思うのだけど、彼の性格からして「指輪」とかではないだろーし。。この辺は、森乃の札幌行きボツもあることだし、どーゆーことになるか来週まで、楽しみに待ってみましょかね。。

それにしても、こうして終盤まで来てみると、それぞれのキャラに愛着が湧いてることに気づくあたくし。当初、田家サンなんて思いっきりキワモノっぽかったけど、今はもう馴染んでるもん。あたくしとしては、8人の中で、いちばん苦手なのは楓っだったりして・・。

あのマイペースぶりや、一所懸命ぶりに、どーも素直に良い子だなと思わせない「何か」があるの。。無神経だからかしら?鈍感だからかしら?図太いからかしら???なのでー、羽佐間くんは松永とくっついちゃえっなんて、うふふ。。。


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最終話
12月15日(月)最終回オンエア分:★★★と四分の三

大きな見せ場というのは無かったけれど、なにげに爽やかな最終回。観終わった後味は、ちょっぴり甘酸っぱい「青春」の味でした・・なんちゃって。。

二回試験も終わって、楓を除く7人はそれぞれの就職活動に忙しい。最後に出された課題の結論が明白で、みんなで集まるような内容でもないことから、いつもの8人での検討の必要も特には無い。・・はずなのに、ひとりだけ8人一緒にやることにこだわる楓は、ついには、逆ギレ気味に教室を出ていってしまう。。

このあたりは観てるこちらにも、それぞれの道が分かれ始めていることが伝わってきて、確かに一抹の淋しさを覚えたりもする。・・・うーん、でも、個人的には楓のようなタイプは、ちょっぴり苦手かも。。

飲みに行く田家サンや崎田おぢは別としても、就職希望先の課題に取り組んでる羽佐間くんや、過去のことで受入先そのものが無くて悩んでいる森乃には、それどころじゃないって状態だもん。

楓は、いまどき珍しい純粋な子だけど、反面この図太く鈍感なところがチクチクと神経に触って、気分としては「松永」状態。どこから見ても「いいこちゃん」の楓よりは、ぶっきらぼうで横柄、でもやさしい部分もある松永の方が最後までかわいらしく思えてしまうあたくしでございました。

そして結局講議の中では、定番どおりの答をすらすらと答えたものの、最後まで納得がいかない楓は教官から出直してこいと言われてしまう(この時の、もたいまさこ演じる教官が良かったわ。辛らつで、でも個人的にはそんな姿勢は好きだと意外なこともおっしゃって。。)。

そんな楓を、教室で待っていてくれたのはアホヤンズの7人。そして、最後の8人の議論から、5年後の指紋の検証での再会の約束。。。

ううっ、青臭いっ、と思いながらも、卒業したらバイバイっていうのではなく、8人での再会の機会が残されているのは、嫌いではありません。また、出直そうとしてる森乃のかつての妹分・今日子や、森乃と桐原のつかず離れずの関係も、さらっと描いてあって好感が持てましたです。

毎回、ケーススタディというフィルターを通して、登場人物たちの性格や人生を浮き上がらせていく、というスタイルに当初は物足りなさを感じていたあたくし。

でも、終わってみれば、その距離感はそのまま8人の感じ方でもあったのかなぁと・・。たまたま同じ時期に修習生となり、もひとつたまたま一緒に課題に取り組む間柄にはなったものの、いきなりプライベートなことを語りあうまでは行かない関係。

それでも同じ時間を共有する間に、ちらりちらりと、その人がどんな環境にいたのか、どんな性格なのかが垣間見えてくる。そう言えば、学生の時ってこんな感じだったなぁ、と、当時の感覚が蘇ってきて懐かしい気がします。

加えて、カーペンターズの明るい穏やかなBGMも手伝って、独特の清涼感が漂うドラマになった・・というところでしょうか。こってりギラギラ人間ドラマもそれはそれで面白いけど、たまにはこんなさらりとしたお味つけもいいなと感じております。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 18:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビギナー
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