テレビ朝日/木曜:夜9時 <2003年10月16日ー12月18日>
テレビ番組 テレビ朝日
テレビドラマレビュー:「トリック」
(出演/仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子他)
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放送前期待度:★★★と半分
お帰りー、山田と上田。深夜枠ながら人気モノになって、2シリーズ放送され、映画にもなっちゃったあのトリックが帰ってきまちた。
あの気が合ってるんだか、合ってないんだか分からない凸凹コンビ山田(仲間)&上田(阿部)が、今シリーズも妙ちくりんな怪事件や超常現象を解明すべく、大活躍っ、してくれるはず。
ゴールデン枠進出はおめでたいと言えばおめでたいんだけど、贅沢いえばもうちょっと遅めの方が気分なの。夜遅く、お酒でも飲みつつ「がははっ」と笑いながら観たいんだけど、ま、いたしかたございませんわね。。でも、ヘンにお子ちゃまテイストにはならないでねっ。今回も山田ちゃんのあの決めぜりふ「まるっとお見通しだっ」は健在かしら?上田ちゃんは、相変わらずコロッと騙されるのかしら?腰のひけてる矢部刑事は、今もヅラなのかしら?たのちみっ
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第1話
10月16日(木)オンエア分:★★★と四分の一
だははは、相変わらずのへらへらっとした、力が抜けるこの感じ。食い物に弱い山田も、せこい上田も、ヅラの矢部刑事もみーんなみんな相変わらずで、「よっ、久しぶりっ」てなとこだわっ。
いや、実はゴールデンタイムに昇進しちゃったから、変にリキ入っちゃって、この脱力系の良さが変わってしまわないかと勝手に心配しておったのだ。セットとかも奮発して立派になったらどーしよーと思ってたけど、老婆心ってものだったわね(増えた予算は、ガッツ石まっ虫にまわしたのかしら?)。
言霊を操る教祖?みたいな芝川玄奨&お地蔵さんのよだれかけみたいなものを下げてる信者たちのうさん臭さに、ばぁーかみたいと思いつつも、現実社会でもこーゆーインチキにまだみんな引っ掛かるもんなぁと考えてたら、あたくし、はたと気づきましたの。各キャラも全体に流れるゆるゆるしたくだらなさも好きだけど、基本的に物事には裏があるぞってスタンスが好きなのよね。表彰されるよーな正義感ではなくて、ご町内風のちんまりとした山田の義侠心のよーなものが。
だからあの決め台詞も「おまえ達のやったことは、全部すべてお見通しだっ」じゃなくて、「まるっと〜」の方がらしいと思うんだけど。それに、やっぱり遅めの時間の方がいいなぁ、なんてしつこく思ってるあたくしなのだった。。
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第2話
10月23日(木)オンエア分:★★★
なんか山田と上田って、小学生みたいだよな。。おとなげなくて単純で、「バーカ」「バカって言う奴がバカなんだぞっ」「ふんっ、お前のかーちゃん、でーべそっ!」みたいな。。なのにっ、時々鋭い洞察力でインチキを見破る。そこのギャップが馬鹿馬鹿しくも面白いのだけど。。。
今回は先週から続く、言霊で人も自然も操ってしまう玄奨たち一味のトリックを暴く解決編。どーして玄奨の言葉通りに、山田が黄色い紙を選んじゃったり(これは腰くだけになりそーなトリックだった。。
山田の性格を研究したのか?)、真二が死んじゃったり、真一が黒い鳥居を選んじゃったりしたのかは解ったけど、なぁーんか、いまいちすっきりしない。前回のお山が消えちゃうのとかは、どーゆーことだったのも知りたかったなあ。母・里見のカラミも、ふーん・・って感じだったし。
その辺もきっちり解明していただきたいってのが、今回のあたくしからの通達。
でも、ま、いいけどさっ、とりあえず「がっついしまっちゅう」に続き「だいにほんあかまだらきゅうけつつのむし」をそらで言えるように練習しなきゃなんないし。こーゆーのって、何故か燃えちゃうのよね、覚えないと気が済まないって感じ。???いやん、これも・・、小学生的こだわり?
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第3話
10月30日(木)オンエア分:★★と五分の四
インチキを暴く役回りの山田が、あんな安っぽいイカサマ商売してどーするっ!
おまけに口の達者な小学生に足下見られて、おちょくられてっ。まったく馬鹿なのか、賢いのか解らんぞっ。まっ、そこがいいんだけどさっ
新キャラ・スリット美香子が御登場遊ばして、500円硬貨の瞬間移動の芸が始まった時はしょぼいっと思ったのだけど、あの昼間のゴルフ場でのスリットはどーやったんだろう。夜は黒カーテンで誤魔化せても、あの明るい日中の景色の方は、何とも不思議。それに水のトリックは何とかゆー薬剤で説明がついたけど、空間だもん。薬剤、下に落ちちゃうもんね。・・と、つい子供みたいに考えちゃった。とりえあず、次回の解決編を待ちましょう。。
しかし、何だわね。このトホホな感じは個人的には嫌いじゃないけど、木曜夜9時って雰囲気ではないわね、やっぱり。ちんまりとしたマニア向けな世界を、まだ生活時間帯である9時に観るのは、どこか馴染めないの(いや、あたくしはビデオで夜中組ではあるんだけど)。基本的にゴールデン枠は不向きな感じ。それと毎回舞台が田舎のどこかで、村人が毎回変人ってのも、正直少し飽きてきた。
もうちっと設定を工夫して、バリエーションをつけてくんないと「ああ、どーせいつも通りのペースで続いてるわね・・」と思ってしまいそう。。
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第4話
11月6日(木)オンエア分:★★★と三分の一
すりすりっ、すりっとぉぉーっ。・・って、気づけば口に出している。危ない危ない。。
あたくしはこれ観てると、なんかお子ちゃまになっちゃうのだわ。単なる言葉の羅列なのだけど、ほーれって出されると覚えずにはいられないっ(それにしても今回の「しゅつどなんばーをのでぃーにぃはちにぃにぃつうしょうなんぎょくにこうしきどぐー」は手強い、やっと覚えられた)。
ちょっぴりエロい小ネタ(上田のテーブル持ち上げ技ね)にでへへと笑いつつ、「ただ足が速かった」とゆーオチに脱力しつつ、滝からの水の流れを利用した岩のトリックを見破った上田に「ほぉ?」と思いつつ、まぁ楽しめた解決編なのでちた。揺れる山村紅葉の出番が少なかったのは、やや心残りだけど。。
しかし、高橋ひとみ様といい山村紅葉様といい、キャリアのある中堅女優がそれまでのイメージ捨てて(紅葉様はそーでもないか・・)、こーゆー世界に足を踏み入れてくださるのは、うれしい限りでございますっ。よくぞっ、お尻を振ってくださいましたっ。よくぞっ、ただ揺れてくださいましたっ。
またのお越しをお待ち申し上げておりますです。
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第5話
11月13日(木)オンエア分:★★★と半分
いつもの山奥の秘境ではなく(ある意味秘境だけど。。)、入居者が絶対死なないという老人ホームが舞台の今回。いつもと趣が変わってたのも○だけど、意外なゲスト陣がご出演遊ばしてるのがとーってもまるっ。
その筆頭は、まず赤地演じる高嶋政伸。こーゆー毛色の変わったお役とか悪人役みたいのしないかなぁって、かねてより思っていたあたくしなので、すごい大ウケしちゃいばしたっ。そうっ、彼にはもっとアグレッシブな役どころが合うとずーっと思ってましたの。
もっと道を踏み外して欲しいと。なのにっ、いっつも馬鹿がつくほどふつーの善人で、オロオロする演技ばっかだったから「なぜもっと冒険しないの?」と歯がゆく思ってたのだもの。
あの天然隈取りをしたよーな、ちょっぴり埴輪のよーなお目目は、得体が知れない感じで良い人止まりでは勿体ないっ。それに何年か前、いやもっと前かな?彼がとってもエロチックな朗読会とかしてて、もっとドラマでもハジけてくれればいいのにと思ってたの。
あと、よくドラマの中堅脇役を固める面々(近藤芳正、浅野和之)が、アホなお役で出ているのも楽しい(え?分かんない?お顔見れば分かるよんっ)。
赤地の生き返らせる力が本物なのかどーか(いや、にせもんだろーけど)、どーやってるんだろーとか、本筋そっちのけで、キャスティングの妙を楽しんじゃったのでした。
それにしても人間の欲は深いわね。。お金ない人はお金に執着し、お金ある人は不老不死か。。強欲なのに、ちっともド貧乏から抜けだせない山田って、やっぱいいわ。でも、今度はパンの耳、バターで焼いてお砂糖つけて食べてねっ。
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第6話
11月20日(木)オンエア分:★★★と三分の一
なぁーんだ、やっぱり生き返らせる力はなかったのか。。へ?いや、分かってはいたけどさ、もしかしてモノホンかなぁと、それもいいなぁと、実は思ってたもので。ちらっとだけね。。
山田っ、漢字が読めないのかっ?えっ?上田がチェリーボーイ?と、へらへらしながら観てたんだけど(あのぴゅって液体飛ばす芸もじょーずだったねぇ)、ここでは珍しく、物悲しかったね、今回は。
相続税対策のためにニセモノを用意してたってのも、せちがらくて拝金主義の今の世の中そのままみたいでどんよりしたけど、何と言っても茂蔵じぃが哀し過ぎ。
息子に殺されかけて生き返って、記憶無くして・・、最後は自分で撃って死んじゃうなんて。それも息子の力を信じ切って、それを証明しようとして、やっちゃうんだもん。
えらくシニカルで、シュンとしちゃったじゃないの。だはははって笑えないじゃん。。ぐすん。。
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第7話
11月27日(木)オンエア分:★★★と半分
相変わらずお馬鹿な、山田と箱入り上田。ますますそれに磨きがかかってる。今回の出だしの、くだらなさもかなりウケた(でかいのに、よくあの箱に収まったものである)。
今回は、犬神家の何たらみたいな映画を彷佛とさせるお味付け。羽田美智子嬢が出ていたから、よけいに映画っぽい感じで、なかなかよろしゅーございました。
羽田嬢って一見おんなおんなしてそーだけど、さにあらず。どこか抜け落ちてるところがとっても女優的で、好きなの。
でもびつくりしたのは、IZAM。どこかで見たよーな顔、聞いたよーな声なんだけど、途中までずっと分かんなかった(顔がやや小さくなったように見えたのは気のせい?)。毎回、キャスティングには作り手の方のご趣味が、かなり出てるよーで楽しみなんだけど、これまたIZAMとは。。1本取られましたっ
でっ、犯人は誰なのだっ?このふたりのどちらかだろーか?(別に誰でもいいんだけど。。)一応、最後の亀山歌にヒントがありそーなので、書いときましょね。
「しのぶこい かねのねなりて あかりおち くらくらくなり くらくらと こいしきひとよ みをこがす」
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第8話
12月4日(木)オンエア分:★★★と半分
嗚呼、くだらない。くだらない・・が、面白い。山田と上田(別称へっぽこ次郎?大体へっぽこ、ってなぁ・・)。
前回の最後の亀山歌が殺人予告だけではなく、恋文とも受け取れると、ちょっと鋭いこと指摘しながら、「渡部篤郎の・・?」とつぶやく山田。頭を掻きむしって、黒っぽい机の上に落ちたフケを払い落とす山田。ちょっとイっちゃってるがきれいな千鶴にそっと後ろから寄り添ってるうちに、体内変化を起こして「先生がおズボンの中にこん棒を隠してるの、秘密にしておきます」と言われる上田。
その後の巨大なこん棒のシルエット。。
もうっ、あんまり馬鹿馬鹿しくて、どれひとつも見落とせないじゃないかっ?(また「がっついしまっちゅう」も出てたしねー)。
本編は、哲也を愛してしまった千鶴が、彼に亀山家を継がせたい、そして彼に近づく女はたとえ妹でも許せない・・っていう切なーい女心から生じた殺人だったのだけど、最後自ら毒を口にしてしまう千鶴はもの哀しくはあったんだけど・・、どーも山田と上田の小ネタに気を取られてて、影がうすくなっちった。。へへ、あたくしだけかもしれないが。。
それにしても、「こん棒」といい、最後の春画といい、ほんのちょっぴりエロさも増えてきて、我が道を行くトリック。できるなら、次回があるのなら、やはり深夜に移って、思う存分やって欲しい気が今もっていたしますです。。
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第9話
12月11日(木)オンエア分:★★★と四分の三
いつもはついつい小ネタに気を取られてて、本筋がオマケ状態になっちゃうのだけど・・、いやぁー、今回はけっこーマジだったなぁ(でも森山周一郎の「飛べねー豚&この声で50年」はウケたっ→たったあれだけに出てくる、心意気が好きだっ)。
25年前にインチキ霊能力者と言われて、御獅舞村(最終エピソードの舞台が、<おしまい>村というこの呆れるばかりのベタさ。。)を追われた千賀子。ただの水芸おばさんかと思いきや、北見の胸の針は不可解だし、山田と同じシャーマンの血が流れてるのどーの、とゆーところから、が然まともになってきて、久しぶりに本筋にも引き込まれちゃったです。
霊能力を否定する山田に、自らの命をかけて認めさせようとする千賀子。でもって、ホントに千賀子はあっけなく死んでしまった・・。これが、千賀子が自分で毒薬を飲んだからなのか、それともあの山田が本物の霊能者だからなのか。これまで数々のインチキを見破ってきた山田自身に突き付けられた、最後の挑戦!とでもいうべき皮肉な状況。うーん、なかなかシビアである。
この世にそんな魔法のようなことは有り得ないと、そのいかがわしさを暴いてきたトリックの世界が、どう出るのかが非情に興味深いところでございます。。
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最終話
12月18日(木)最終回オンエア分:★★★★
ほわーん
→これで終わろーとも思ったけど、んなわけにもいかないわね。。(毎回同じことを言っているが)相変わらずのくだらなさではある・・・がっ、しかしっ今回は「じゅぅっぜぇっぇーむ」なふたりなのであった。心底お馬鹿で、大人気ない山田と上田。・・だけど、何ともかわいらしーと思ってしまったではないのっ。
千賀子の死によって、自分でもだんだん霊能力があるかも・・と思い始めた山田が、黒津分家の一味から上田を呪い殺せと命令される。それを拒否することは、自らが霊能力の存在を信じていることになり、迷いつつも(そーでもないか)呪いの封筒に上田の名前を書く山田。そしたらホントに上田が死んだと聞かされ、「私のせいで先生が・・」と落ち込む。。←上田のこと、先生だって。。
このあたりの珍しく殊勝な山田が、いやーんっ女みたいっと思いつつも、ちょっとドキッとしちゃったあたくし。
あの神の像の奥の箱を開けるシーンも、いつになくクソまじめで、いやーんっらしくないっと思いつつも、おい死んじゃうぞと心配したあたくし。そして毒ガスが噴出して、みんなはとっとと逃亡。目を覚ました山田の前には、何と上田が!
「逃げなかった上田」に山田が涙ぐみ、こつんと頭を預けるところが「えーっ、こーゆーの有り?」と思いながらも、かわいいぞと思ったら・・。何のことはない、ズボンが引っ掛かって逃げ損ねただけだった。。
マジモード→落ち→マジモード→落ちの二転三転で、その度に観てる方は上がったり下がったり。でも、最後の最後は「じゅぅっぜぇっぇーむ」なふたり。。。
いやぁ、楽しませてもらいましたわ。
なんかねー、ふつーのラブストーリーより、ドキドキしたかも。何度もフェイントかけられて、カクっと力抜けちゃったけど。貧乳だの憶病者だの、頭の悪い小学生のようなふたりではあるけど。何のかんの言いながら、離れられないふたり(きゃっ、恥ずかしいっ)。
んっ???待てよ・・・、もしかしてこれが、最大最強のひっかけ=トリックだ
ったりして・・?ま、どーでもいいか。。
そーそ、ついいつも小ネタやこのふたりの方に気を取られて、本筋がお留守になっちゃうけど、今回の<死を恐れずに自分の命を賭した者が生き残る>、<霊能力ではなく、その逃げない勇気が最大の武器>ってとこも、ちょっとクッと来ましたがなっ。とことんくだらない、力が抜けそーな、気合いの入って無い中の、こーんな<健全さ>が、好きよんっ
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