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「神はサイコロを振らない」第1話

日本テレビ  /水曜:夜10時 <2006年1月18日ー3月15日>

テレビ番組 日本テレビ
テレビドラマレビュー:「神はサイコロを振らない」

(出演/小林聡美、ともさかりえ、山本太郎、武田真治、成海璃子、市川美和子、尾美としのり、升毅、大杉蓮、岸部一徳他)
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第1話
1月18日(水)オンエア分:★★★

乗客・乗員を乗せたまま行方不明なった飛行機が10年後に突然出現、おまけに彼らは10年前の姿のままで舞い戻ってきた・・という、一見SFちっくなお話。
でも、雰囲気はかなり軽ーくて、それも「うふふ・・」と笑えるような軽さでもなくて、何となーく気持ち悪さが残る初回でありました。。

1996年の8月、壱岐島から長崎に向けて飛び立った東洋航空の旅客機402便が突然消息を絶つ。大規模な捜索が行われるが、遺留品ひとつ見つからないまま墜落事故と断定、乗客たちの死亡が確定される。
そんな中、東大教授の量子物理学者の加藤(大杉蓮)は『402便は地球を横切るマイクロブラックホールに吸い込まれた。そしてそれは2006年の2月10日に時空を飛び越え戻ってくる』との仮説を発表。そのあまりに突飛な説は誰からも相手にされず、加藤は教授の座を追われてしまう。。

東洋航空でグランドホステスをしているヤス子(小林聡美)は、その事故で恋人の副操縦士・哲也(山田太郎)と親友の客室乗務員・亜紀(ともさかりえ)を失っていた。事故当時、402便支援対策室に所属し、遺族のケアを担当していた彼女だったが、10年経った今は仕事にも生活にも情熱を失い、定年まで静かにやり過ごそうと考える日々。。

そんな時、ヤス子は上司の板倉(升毅)から長崎出張を命じられる。実は最近になってあの加藤の珍妙な説が注目され、ネット上で『2日後の2月10日、長崎空港に集結せよ!』との書き込みがされていた。それを真に受けた遺族が集まって騒ぎになってしまうかもしれない・・と考えた板倉が、念のためにヤス子を現地へ行かせようとしていたのだった。。

とは言え、板倉も本気で402便が戻ってくるなんて思ってはいないし、とりあえず「誰かやっとけ」という状態。当のヤス子も「んなバカな・・」と思いつつ、上からの命令で仕方なく長崎へ・・。

ところがどっこい、402便はホントに戻ってきちゃいました(笑)。

長崎空港には加藤本人や、半信半疑なままやってきた遺族会会長の甲斐(尾身としのり)を初めとする遺族たちも来ていて、その目の前で402便が着陸。空港は大騒ぎとなる。東京の東洋航空本社も大混乱し、板倉や本部長の大屋(岸部一徳)たちも急遽長崎へ飛ぶことになり、ヤス子には自分たちが着くまで何もするなと命令が出された。

でも、遺族達から「早く降ろせっ!何で何もしないんだっ?」と詰め寄られたヤス子は、自分の判断で402便のドアを開けてしまう。
最初に降りてきた親友の亜紀を見て、「生きてる・・動いてる・・」と呟くヤス子。他の乗客達も次々と降り立ち、その姿を見た遺族たちも息を飲む。。

東洋航空は乗客たちをとりあえずホテルに移動させるが、何かワケありのカップルはこっそり抜け出し、別の少女・瑠璃子(成海璃子)も逃げ出そうとしたりして混乱は収まらない。会長の甲斐は、乗客たちを部屋に閉じこめたままの東洋航空の対応に怒り、どうしてヤス子がいないのか?と抗議する。・・が、ヤス子は会社の待機命令に背いたとして、東京に戻るよう命じられていた。

それを聞いた亜紀は長崎空港に駆けつけ戻るよう説得するが、ヤス子は10年前のまま熱く語る亜紀に「うざったい。。こっちは10年経ってるんだよ」と醒めた態度を取るのだった。。〜次回へ。。

恋人や親友が死んでしまったと思いその後の10年を生きてきたヤス子と、10年前のままの姿と気持で戻ってきた亜紀。
二人の間に大きなズレがあるのは当然だし、ことにヤス子の方の戸惑いが大きいのは十分想像できるけど・・それにしてもヤス子のあまりにも淡々とした反応が何か気持ち悪かったあたくしでありました。・・あんなものかしらね?

もし自分がヤス子だったら、何かこう・・瞬間的でも異様な興奮状態に陥ると思うんだけど。
とりあえず抱き合って、泣いて、喜んで、でもその後から「・・ところで、これって現実?この人本物・・?」みたいな、お化けに会ったような怖さがジワジワぁっと湧いてくるんじゃないかと。さらに、会長の甲斐さんが言うみたいに「再会できて目出度し目出度しとは行かない」状況も出てきて、興奮と感動が『困惑や後悔』に変わっていく気がいたします。

なので、その辺に違和感を感じて、好物の小林聡美嬢やともさかりえ嬢が出てる割には今ひとつのめり込めませんでした。
好きだったドラマ「すいか」を思わせるようなヤス子の家や、ニートな弟・菊介(武田真治)とのご飯のシーンなんかは、ほわわんとしてて懐かしかったけどね。

10年(正確には9年半だけど)という月日がもたらすモノ・・10年後の人々と10年前の人々の温度差がどう描かれるのかというところには興味があるのでじばらく拝見していこうと思いますが、率直なところ「ややがっかり」なスタートなのでした。。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 15:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 神はサイコロを振らない

「神はサイコロを振らない」第2話

テレビ番組 日本テレビ
テレビドラマレビュー:「神はサイコロを振らない」

(出演/小林聡美、ともさかりえ、山本太郎、武田真治、成海璃子、市川美和子、尾美としのり、升毅、大杉蓮、岸部一徳他)
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第2話
1月25日(水)オンエア分:★★★と三分の一

出演者は大好きな人たち。ヘンに「感動させてやろう」というイヤらしさも無い。
10年の時間の端っこと端っこで、揺れ動く人たちの思いも興味深い。
うーんそれなのにっ、何故でしょ、もうひとつココロが動かない・・。

社命に背いて402便のことに関わるのを禁じられたヤス子(小林聡美)は、言われたまま引き下がる。しかし、遺族会会長の甲斐(尾身としのり)から『402便の乗客・乗員にはあと9日しか残されていない』と聞かされ、衝撃を受ける。

さらに、そのことを知らない亜紀(ともさかりえ)が『自分は東洋航空の社員としてお客様を無事に確実に目的地まで送り届ける責任がある』と乗客達の世話をしている姿を目にし、その「残り9日間説」が本当らしいと分かったヤス子は、大屋本部長(岸部一徳)に掛け合い、もう一度対策支援室に戻ろうとする。

で、結局、ヤス子は実力行使のような形でデスクに陣取り、乗客たちを家族と会わせるために動き出す・・というのが今回のざっとしたお話。

自分もこのままではいけない・・と思い直したヤス子が、大屋本部長に自分の思いを吐露するシーンは『今回の見せ場』だったんだけど、大屋が「ジュリアナって、羽付きの扇子持って踊るとこだろ?」とクネクネ踊って見せるところで・・かなり萎えてしてしまいました(苦笑)。

あそこはやっぱビシッと『会社のメンツや立場しか考えてない冷酷な上司』に徹してくれた方が、後のヤス子の言葉ももっと盛り上がって聞けたかな・・と。

でも、パイロットや客室乗務員のような華やかさはなく、人からは末端と言われる仕事でもそれが彼らを支えていると思っている・・という言葉は、あたくしにもガツンと堪え、遠い日の自分を思い出させてくれました・・(苦笑)。

あとは・・そうだなぁ、前回も言ってたけど全体的にかなり淡々としている様子に、まだ違和感が残ってます。

普通は淡々としていてくれた方がリアリティを感じるけど、これってまさに有り得ない「奇跡」のような出来事。その興奮とか、周りの狂乱・混乱ぶりもほとんどなくて、とっても静か。『家族との感動の再会』を撮ろうと追い回すはずのマスコミや、加藤(大杉蓮)の説を否定したり非難する学者とか、そういう鬱陶しい野次馬がいないんだもの。

好きだったのは、ヤス子と哲也(山田太郎)の絡むところ。
哲也が弟の菊介(武田真治)を見て勝手に「ヤス子が10年の間に結婚→離婚→また結婚?!」と勘違いしたり、電話で済むようなことをヤス子に会いたくて直接言いに来たり・・それなのに一晩で28歳から38歳になってしまったような自分を見せられないヤス子。最後に「10年じゃなく60年経ったつもり→78歳だと思って見て」とお願いするシーンも、可愛らしかった(これはサバサバ小林嬢がやるから、また良いんだよね)。

それと当たり前のように描かれてたけど、ヤス子が乗客の家族や友達と何年も手紙のやりとりをしてたっていうところに、いちばんググッと来ちゃった。

彼女だって恋人や親友を亡くし、本当なら自分だって思い切り泣きたかっただろうし、誰か(→墜落だから飛行機会社ってことになる)を責めたかったはず。。

だけど、自分は『遺族同然』でありながら、その責められる方の立場にも居て、乗客の家族達の怒りや悲しみを真っ向から受け止めなければならなかった。それだけでも辛く、放り出したい時だってあっただろうに、その直後だけでなく何年も遺族達を支えてきたんだ・・と思うと、ヤス子が10年の間に仕事への意欲を失い、少し屈折し、醒めていったのもすごく分かるような気がする。

まだ、のめり込めてはいないけど、『残された時間』を知ってしまったヤス子と哲也、まだ知らない亜紀との関係、乗客達それぞれの行方も気になるので、引き続き拝見しようと思っております。。

追伸・哲也は『残された時間』のこと亜紀に言わないよう口止めしてたけど、ネットでバーンと「あと○日」と書いてたら、それをマスコミが嗅ぎつけないワケが無く、従って亜紀の耳に入るのも時間の問題のはず・・。そーゆーところも、何か抜け落ちてる気がしちゃうのね。。。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 16:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 神はサイコロを振らない

「神はサイコロを振らない」第3話

テレビ番組 日本テレビ
テレビドラマレビュー:「神はサイコロを振らない」

(出演/小林聡美、ともさかりえ、山本太郎、武田真治、成海璃子、市川美和子、尾美としのり、升毅、大杉蓮、岸部一徳他)
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第3話
2月1日(水)オンエア分:★★★と五分の二

少しずつ入り込んで来たような気もするけど・・まだ正直ノリ切れてない、中途半端なあたくしでございます。。。

402便が現れて3日後。。
遺族会会長の甲斐(尾身としのり)の要請もあり、ヤス子(小林聡美)は乗客たちのお世話係として正式に支援室に復帰。乗客と家族たちとの再会を算段したり、面会に立ち会うが、そんな中『再び消えること』を知らない亜紀(ともさかりえ)にそれを伝えるかどうかで、哲也(山田太郎)と対立する。

でも『消滅する話』は亜紀の耳にも入っていて、ヤス子は認めてしまう。同席していた哲也は『あの消えていく時の怖さ』も、『あの日戻ってきて「生きてて良かった」という気持』もお前には分からないからだっ、と激怒。
ショックを受けながらもまだ半信半疑だった亜紀は、加藤(大杉蓮)と直接話したことで衝撃を受け飛び出して行ってしまう。

この時、ヤス子は亜紀を慰めてやれと言う加藤に「彼女はどうしようもないと言われて怯むような、そんなヤワな女じゃないっ」と反論するのだけど・・普通は怯むよなぁと思っちゃう女が、ここに1名(苦笑)。

そしてヤス子の言う通り、亜紀は数時間で立ち直りメイド服姿で現れた。さらにこの10年ヤス子のそばに自分がいなかったのが口惜しいと言い、自分がいなくなったらどうせまた味気ない人生を送るだろうヤス子の『残された時間』を忘れられないモノにしてあげるっ、と宣言。。

良いお話なんだけど・・あたくしとしては、もう少し亜紀にジタバタして欲しいんだなぁ。どうしても、ここに出てくる人たちはみんな『淡泊で冷静』過ぎるような気がしちゃう。
そういう苦悩を乗り越えて行くことがメインではなく、『極限の状態でも人は人を思って生きていける』ことがこのドラマのメッセージなのかもしれない。でも、やっぱもう少し自暴自棄の姿も見たいのである(苦笑)。

あと、随所に出てくる小ネタと言うんでしょうか、子供が「だっちゅーの!」とかしゃべくり漫才のことをペラペラと話したりするところで、どーも醒めてしまう。やりようによっては重くなってしまう話を、そういうので和らげようとしてるのだと思うけど。。。

哲也が「俺だって・・消えるんだぞ」と呟いたり、ヤス子が「お帰りなさい・・まだちゃんと言ってなかったから」と言ったり、あの子(亜紀)がいたから私の人生は面白かったと振り返ったりするところは、じわわんと来たんだけどね。


初回から感じてしまった温度差はなかなか消えないけど、でもそれなりに楽しんでおります。。。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 16:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 神はサイコロを振らない