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「けものみち」第1話

テレビ朝日/木曜:夜9時 <2006年1月12日ー3月9日>
テレビ番組
テレビドラマレビュー:「けものみち」

(出演/米倉涼子、仲村トオル、佐藤浩市、若村真由美、平幹二朗、東ちづる、吹越満、田丸麻紀、上原美佐、前川泰之他)
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第1話
1月12日(木)オンエア分:★★★と半分

松本清張氏の有名な小説とだけは承知しておりましたが、お話の内容は全然存じ上げなかったあたくし。なのでまったくのサラ状態で、それほどの期待もせずに拝見いたしたのですが・・・やややっ?やぁーんっ??けっこうオモシロイではないの。

けものみち・・『それは人間の歩く道ではない これは人倫の道を踏みはずしてそこに迷い込んだ女の物語である』・・てなナレーションと共に、頭からすっぽり黒いストールをまいた女が廃墟の中を歩いていく。

・・すると、その先にはユダヤのダビデの☆を思わせるマークの入った黒い巨大な十字架。それを男が、力任せに引き倒す。。
巨大な廃墟に轟く音と、立ちこめる土煙の中、女と男の視線がからみつく。。

こーんな思わせぶりな出だしで、もう最初にパクっと喰いついちゃったあたくし。
ファーストインパクトは、やはり重要でございますね。
でも、何かの新興宗教の残骸のようなこの場所は、別に意味は無かったの(苦笑)。

で、その黒装束の女が、主人公の民子(米倉涼子)。男は、民子の勤める怪しい料亭旅館「芳仙閣」の常連客・小滝(佐藤浩市)。

民子はジュエリーデザイナーを夢見ながらも、若くして脳梗塞で倒れた夫・寛次を抱え「芳仙閣」で女中をして家計を支えていた。でも寛次はわがままで嫉妬深く、動くこともままならないような体で昼間から酒を煽り、家事手伝いのバイトに来ている奈々美(上原美佐)にもちょっかいを出すような男。

そんな出口のない暗い日々を送る民子に、何か目的があって声をかけてきたのが小滝だった。彼から「ひとつ、先行きの分からない乗り物に乗ってみませんか?」と誘われた民子は、言われるままに小滝が総支配人を務めるニューロイヤルホテルに出向き、秦野(吹越満)という男に引きあわされる。

よく状況が飲み込めない民子は戸惑うが、それは小滝と秦野が仕掛けたある『面接』のようなもので、民子はそれに『合格』。小滝は『これまでのしがらみや過去をすべて消し去る』という条件付きで、民子を今の地獄のような生活から救い出すと持ちかける・・。
でも、あの寛次がそう簡単に別れてくれるはずがない・・そう考えた民子は、小滝に導かれるようにして、家に放火、夫を焼き殺す・・。

そして身辺整理の終わった民子は、ワケも分からないままに秦野に付き添われ、ある豪奢な屋敷に足を踏み入れる。美しいけどそれ以上に無気味な女中頭・米子(若村麻由美)に促されるまま入浴する民子・・すると鏡の向こうから異様な視線を感じ。。。

その鏡→マジックミラーから、ねっとりヌメヌメとイヤらしい目で見つめていたのが超変態爺ぃの鬼頭(平幹二朗)。いきなり布団に引きずり込まれ、ぐるんぐるん回され体をまさぐられる民子ちゃん・・。

ま、早い話、小滝と秦野はこのじーさんに女をあてがう役目で、そのお眼鏡に叶っちゃったのが民子ちゃんだったの。
ある程度こんな事態を予想していた民子ちゃんも、自分も覚悟をして来たのだからそっちもその証しを見せてとおねだり。
で、数日後、民子は自分の作ったティアラでジュエリーコンクールの大賞を受賞。
さらに都心の高層ビルに自分のオフィス『マスカレード』を構える。。〜次回へ。

うーん、黒革の手帖の別バージョンと言ってしまえばそれまでだけど・・でも、
あたくしはそれなりに楽しめそう。
何だって、人間離れした方々がいっぱいご出演になってるんだもの。
筆頭は・・やっぱ鬼頭のじーさまの平幹二朗大魔王さま。目の下の黒々としたクマ、イっちゃってる感じのお目々、寝たきりで弱ってる割にはお布団の上ではぐるんぐるんしちゃうほどお元気だし(赤面)。

それに、米子役の若村麻由美嬢が・・何だか凄い。なまめかしいけど、やり手婆あみたいな迫力で、こちらも目が据わってらっしゃいます(苦笑)。

宴席の奥の部屋にお布団が敷いてあるよーな卑猥で怪しげな「芳仙閣」の女将・初音の東ちづる嬢も、なかなかいけずな感じ(但し、若村嬢には負けます)。
あと、放火が民子の仕業と気づいてる様子の奈々美も、いろいろ掻き混ぜてくださいそうですし・・これはもう突っ込みどころ満載っ。

そーそ、勿論男の色香山盛りの佐藤浩市、仲村トオルの両殿方も楽しみ♪
色男にバケモンに妖怪・・皆様がどんな「けものみち」にご案内してくださるか期待しております。。。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 11:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | けものみち

「けものみち」第2話

テレビ番組 テレビ朝日
テレビドラマレビュー:「けものみち」
出演/米倉涼子、仲村トオル、佐藤浩市、若村真由美、平幹二朗、東ちづる、吹越満、田丸麻紀、上原美佐、前川泰之他)
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第2話
1月19日(木)オンエア分:★★★

松本清張御大のエロティックサスペンス、いや人間の暗部をえぐり取るミステリー大作かしらん?
とにかくとっても重厚なはずなのに、こんなに笑ってていいんでしょうか。。
お願いですから、もう少しフツーな人も出してもらえないでしょーかね?

まず、民子(米倉涼子)を愛人にした鬼頭のじーさま(平幹二朗)、やっぱりいくら何でも人間離れし過ぎてて・・妖怪みたい。

血走った目、黒々とした目の下のクマ、おでこのシミ・・そんなお顔で、阪神タイガースの回し者みたいな黄&黒のシマシマ模様の着物着て、てらてらした紫のお布団の上で民子をオモチャにする・・ホントなら淫靡でいやらしい生唾シーンのはずなのに・・コントみたいなんだもん。

その妖怪じーさまの住むバケモン屋敷を牛耳る、女中頭・米子(若村麻由美)もブキミ過ぎる。中国曲技団みたいなあの独特な髪型、まったく肌色を感じさせない白壁のようなメイク・・妖しげな雰囲気を漂わせるためなのだろうけど、こっちも怖すぎ。

この二大巨頭に比べるとビジュアル的には小物だけど、その他の登場人物もみーんなやることがフツーじゃないんだもん。

民子は自分のジュエリーデザイン大賞に横やりを入れたという、かつてのお師匠さん・紗和子先生(野川由美子)にハッタリかまして銀座の店を奪い取り、その民子には、お手伝いに来てた奈々美(上原美佐)や「芳仙閣」の女将(東ちづる)がたかり・・恐喝ドミノ状態。

そして、執拗に民子を追う刑事・久垣(仲村トオル)も捜査本部を無視して単独行動。いきなり「芳仙閣」のお座敷に土足で入ったり、仲居の美代子(星野真里)にお金握らせて喋らせたり、でもってそれ取り返したり。。

うーん・・ここには、まともなヤツはいないのか。。

おかげで、今回は民子が鬼頭のじーさまの怖さを改めて思い知ったり、いい気になってる民子に有象無象が忍び寄ってきたりと、道を踏み外した彼女の危うさがジワジワ伝わって来なきゃいけないのに大笑いしてて・・これでいいのか。。

まぁ、本来の醍醐味からは大幅にズレてるけど、面白いからいっか(苦笑)。
笑える松本清張モノなんて、珍しいしね。うん。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 11:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | けものみち

「けものみち」第4話

テレビ番組 テレビ朝日
テレビドラマレビュー:「けものみち」
(出演/米倉涼子、仲村トオル、佐藤浩市、若村真由美、平幹二朗、東ちづる、吹越満、田丸麻紀、上原美佐、前川泰之他)
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第3話
レビューお休み。

第4話
2月2日(木)オンエア分:★★★と半分

鬼頭のじーさま(平幹二朗)をバケモン呼ばわりしてたら、前回民子(米倉涼子)も「あの化け物のような・・」と仰ってました。やっぱりそうだったのね(笑)。
意見合致っ。これからは遠慮なく、そう呼ばせていただきましょ。


民子を追う久垣(仲村トオル)はあの放火が彼女の仕業だとさらに確信を深めて行くが、その中でニューローヤルホテルの支配人・小滝(佐藤浩市)や弁護士・秦野(吹越満)という存在が深く関わっていることに気づく。

その民子は、表ではジュエリーデザイナーとしてより高い地位を目指そうとするが、自分の実力では相手にされない・・。そしてまたしても、鬼頭の力を思い知らされる。。

ってのが、前回のざっくりした展開だったのですが、興味深かったのはあの小滝が民子に『今ならまだ戻れるかも・・』と告げた事。小滝に惹かれ始めている民子はその言葉に少し揺れるけど、彼に婚約者・映子(梅宮万紗子)がいると知らされる。ガラスに映った自分に向かい『戻る先には見慣れた地獄、進む先にはまだ見ぬ地獄。どちらも地獄に変わりなし・・』と呟く民子。。

で、今回。民子はどうするんだろう?と思っていたら、同じ地獄なら未知なる方をお選びになったようです。でもその地獄は、彼女の想像を上回る凄まじい世界でありました・・・。

連続放火の容疑者の男が、何故か民子の自宅への放火も自供。戸惑う民子は、小滝から「それが警察のやり方。君はもう殺人犯ではない」と祝福される。
一方、麻布のバケモン屋敷では、女中頭・米子(若村真由美)が悶々とした毎日を送っていた。若い頃は一身に鬼頭の寵愛を受けていたのに、お寝間のお役目は民子に取って代わられ、自分はまるで老人介護のような日々(苦笑)。

で、黒谷(前川泰之)に民子を襲わせ、それがバレると『いつも肝心なところで役立たずの相手をさせられている民子へのサービス』だと言ってのける。

でも、民子だってこのまま引き下がったりしませんっ。いつものようにバケモンじーさんにいたぶられてる時、襖の隙間から米子が覗いてると分かった途端、布団に潜り込みモゾモゾ蠢く民子。そのままズリズリと襖ににじり寄って行ったかと思うと、ガラっと襖を開け、下から見上げるようにニンマリと米子に嗤いかける・・。

掛け布団の中ではエロじじぃが覆い被さってるはずで、そのままの体勢で約1メートルも移動したワケか・・帯も邪魔だったろうに・・と、ミョウな所で感心するあたくし(赤面)。あはん・・と喘いでるだけではダメなのね。。

そんな米子とのバトルが本格化してきた頃、民子はホテル内の支配人室の奥にある小滝のプライベートルームで、偶然女の死体を見てしまう。その女は小滝から、ホテルの社長令嬢で婚約者だと聞かされていた映子、そばには気まずそうに笑う秦野・・。そして、あれよあれよと言う間に、ボーイの服装をした黒谷たちが手慣れた様子で死体をピックアップしていくのを、民子はただ呆然と見ていた。。

この映子と言うのは本当は関東高速道路の香川会長の女で、小滝は二人の密会のために部屋を提供していたらしい。・・というのもまた表向きで、実は鬼頭のじーさまが自分に歯向かってきた香川を追い詰めるために殺人を指示。それをスムーズに進めるために、小滝は映子を自分の婚約者と偽り、部屋に出入りさせてたことになる。。

小滝って、思ってたより相当怖いのかも。。それとも、何か凄い弱みを握られてるんでしょか。

それに、秦野の淡々とした殺人ぶりも怖かったですね。プレゼントで映子を引きつけ、「よっ!」と言いながら後ろからロープで締め上げる。弁護士なのに、こんなことまでしちゃうんだ・・それも初めてじゃ無さそうだったし(怖)。

直後にお腹が空いたと生牡蠣を貪り喰い、ペラペラと喋って帰って行った秦野を「あの方、いつもああなるから」と言う小滝。。

民子ちゃん、とんでもない地獄に足を踏み入れちゃったものです。。でも、これで怖じ気ずくよーなタマじゃないみたいで(苦笑)、かえって覚悟がついた感じ。
そんな民子に気づいたのかどうかは分からないけど、鬼頭は民子を『客人』たちとの席にも同席させ始める。

挨拶にやってきた関東高速道路の新会長・龍谷と若手衆議院議員・間宮にも引きあわせた鬼頭のじーさまは、さらに民子に二人を見送るように指示。二人は民子に「今後ともよろしく」と頭を下げて帰って行く。。

今までは、それも全て米子がやってきたこと・・。ただの『玩具』ではなくなりつつある民子に嫉妬した米子が「勘違いしないことね」と嫌味をぶつける。

民子も『欲求不満の方は大丈夫?この間、折角襖開けてあげたのに逃げ出しちゃって・・すましてると身体の中にアクが溜まって毒ですよぉ。分かったっ、米子さんってぇ、旦那さんのことあんなに楽しませたことないんでしょ?』等々で、応戦。米子がバシッと殴ったことから、着物姿で取っ組み合いの喧嘩になるが、民子に押さえ込まれた米子は「うわぁーん」と泣き始める。そんな彼女に「あなたの座を奪う事なんてしやしない。馬鹿馬鹿しい」と言う民子。

で、どうやら民子は、米子のような閉ざされた屋敷の中のコマのひとつではなく、自分が『行き先』を決める立場になろうと考え始めたらしく、間宮に接近して行く。そんな気配を感じた秦野が「民子をどうするか」と小滝と話しているのも知らずに・・・。〜次回へ。。

秦野の問いには曖昧に答えていた小滝が、一人になったら民子からのカフスを無造作にゴミ箱に投げ捨ててるのが無気味でした。。少しは本気で民子に惹かれてる部分もあるのかなぁ・・と思ってたけど、全然そうじゃないみたい。
こんな有象無象相手に、民子ちゃんうまくやれるんでしょうか?心配です。でもちょっと痛い目に遭わせたいです(笑)。

実は2回目で『豪華な割には迫力ないな』と思い始めてたんだけど、前回から面白くなって参りました。
同じ犯罪モノでも、割と庶民的な?『白夜行』と違って、かけ離れた世界だから今ひとつ絵空事的だったけど、こっちはこっちで独自の迫力が出てきたようでございます。

ガンで命短そうな久垣は、開き直っていろいろやらかしてくれそう。民子の事は好きみたいだし、息子も私立中学行かせてやりたいしで、案外民子の味方に乗り換えるのかもしれませんね。。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 11:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | けものみち