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「彼女が死んじゃった。」放映前

日本テレビ/金曜:土曜:夜9時<2004年 1月17日ー3月13日>

テレビ番組 日本テレビ
テレビドラマレビュー:「彼女が死んじゃった。」
(出演/長瀬智也、深田恭子、木村佳乃、香川照之、いしのようこ、高岡早紀、西村雅彦他)
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放映前期待度:★★★と五分の四

日テレには珍しく(失礼・・)、まずタイトルがいい。スコンと抜けてて、シンプルで普通っぽい言葉なのに、こちらのイマジネーションをくいっと刺激します。
主演は、長瀬くん。これもいいっすね。素人のあたくしから見ていても、最近めきめきと演技もお上手になられてるよーな気がいたしますし、技巧に走ってない感じに好感が持てます。

内容は、長瀬くん演じるハジメが偶然一夜を共にした女性・ゆかり(木村佳乃)が、後に彼女が遺書も遺さずに自殺したことを知り、その彼女の過去をたどるうちに恋心を抱いていき・・、というストーリー。ゆかりの妹・玲子に深田恭子、自称ゆかりの婚約者・吉川に香川照之という配役。

雰囲気は重くシリアスとゆーのではなく、乾いた明るさの中に切なさが漂う、という感じ。シチュエーションは全然違うけど、何となく「すいか」に共通するモノがあるのではないかと、勝手に想像しております。力でガンガン押すドラマではなく、淡々とした中にくすりと笑いながらもしみじみとする、よーな。あたくし的には、今クールの注目株。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 09:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 彼女が死んじゃった

「彼女が死んじゃった。」第1話

テレビ番組 日本テレビ
テレビドラマレビュー:「彼女が死んじゃった。」
(出演/長瀬智也、深田恭子、木村佳乃、香川照之、いしのようこ、高岡早紀、西村雅彦他)
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第1話
1月17日(土)オンエア分:★★★★

これは・・買うわっ。買いますっ、あたくし。

ハジメ(長瀬智也)とゆかり(木村佳乃)の出会いが、ラブホテルで順番待ちしてる時(しかも当初はお互い違う相手と)。その時かかっていたBGMで、何かパチンと波長が合ったふたりは、そのまま一夜を共にする。ケータイの番号は交換したものの、でも、もう会うこともなさそうだったのに、後日ゆかりの妹・玲子が訪ねてきて彼女が死んだと聞かされ、形見の金魚を手渡される。

そこには、なぜか自称ゆかりの婚約者だったという寿司屋の男・吉川(香川照之)も来ていて、3人でゆかりがなぜ自殺したのかを知るために、ケータイのあいうえお順に登録されているところに出かけていく。そうこうするうちに、実は私が殺したという女(高岡早紀)が現れて・・。

これだけじゃ、何のことやら分からない?そりゃそーよね。ま、何と申し上げたらいいのか、軽くてエッチで(場面だけじゃなく、交わされる会話がえっちなの)でも何だか切ない、独特の雰囲気のあるお話なのでございます。

ダンサーだけど、来る仕事は熱海の温泉でおぢおば相手にライブショーという、今は冴えない生活を送ってるハジメ。住んでるところは、メンテナンス(というよりただの留守番)をしてるクルーザーで、そこにとっかえひっかえ女の子を連れ込んでは、彼女たちが使った歯ブラシをオーナメントにして、クリスマスツリーもどきを作ってる。ケーハクで(男だけど)尻軽なおにーちゃんを、長瀬くんがいい感じで演ってます。

そして、初回で死んじゃうゆかりをやってる木村佳乃嬢が、これまたとてもいい。
毎日を思うがままに面白おかしく生きているように見えて、実は底なしの虚無感のよーなものを抱えてる、よーなゆかり。その乾き加減が言葉ではなく表情や微妙なニュアンスで表現されてて、かえってココロに沁み入ります。

舞台となっている、江の電界隈(鎌倉、葉山)の持つ、やや非日常的な空気が、忘れかけてた感情や離れてしまった場所〜海岸、遊び、無茶、セーシュン(あら恥ずかしい・・)のよーなものを呼び起こして、何やらざわざわとした気持ちにもなっちゃいました。

うまく言えないけど、片岡義男の小説を少し思わせるような、ある時期誰もが感じるやり切れなさのようなものかしらん。。そこをうまく通り過ぎた人間は、地に足をつけた、堅実な日常(でもつまらないかも・・)へと進めるけど、間違えるとスポッと落っこちてしまうエアポケットのような時期。ハジメもゆかりも、そんなところにいるような気がします。

可笑しくて、哀しい。やさしくて、どこか残酷。軽いのに、小さな鉛を飲み込んだような不思議な重さ。。もう、ハマっております。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 10:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 彼女が死んじゃった

「彼女が死んじゃった。」第2話

テレビ番組 日本テレビ
テレビドラマレビュー:「彼女が死んじゃった。」
(出演/長瀬智也、深田恭子、木村佳乃、香川照之、いしのようこ、高岡早紀、西村雅彦他)
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第2話
1月24日(土)オンエア分:★★★★と半分

これは、ココロのロードムービーとでも申すのでせうか。。もうあたくしは、完全に虜になりました。

前回、自殺したはずのゆかりを「私が殺した」と、自首してきた友人の香緒里。
でも香緒里にはしっかりとしたアリバイがあり、ゆかりの死はやはり自殺。ではなぜ香緒里がそう言ってきたのかと言えば・・と、ひも解かれていった事情が、「女と女のややこしさ」をすごくリアルに描いていて、どきりといたしました。

6年前、同じ会社に勤めていたゆかりと香緒里。時同じく退社したふたりだけど、香緒里はできちゃった結婚、ゆかりは次なる何かを見つけるため。
退社後もメールでやりとりは続けてきたけれど、自分の興味の赴くままに自由奔放な生き方をしているゆかりに比べ、日々同じことの繰り返しをしてる自分が馬鹿馬鹿しく思えて、一方的にメールのやりとりを絶ってしまった香緒里。ゆかりのメールを読まずに削除し続けることで、自分の中から「ゆかりを削除した」香緒里。そして、ゆかりはその後自殺してしまった。。

ご覧になっていない方には、この香緒里という女がいかにも有りがちな「悲劇のヒロイン勘違い女」にお感じになるかもしれませんが、そういう薄っぺらい感じはなく、本当にズキリズキリとさせる切実さがありましたの。
それほど香緒里の心も生活も殺伐としていたんだなと思わせる、彼女の日常の風景の描写が巧い。

その後、ゆかりが自殺した理由が分かれば自分を責めないで済む、ということから、香緒里も例の3人(ハジメ、玲子、豆知識吉川)とケータイ巡りに同行。

あいうえお順に巡っていく先は「イソザキコウチショ」。そこにいたのは高丸という男で、以前ゆかりを襲おうとして夜中に部屋に忍び込んだら、逆に「待ってた」と言われ、早く刺してと迫られて、逃げ回ってるうちに大騒ぎ。その時は、襲われたゆかりの方が捕まってしまい、後に真相が分かって高丸は今は刑務所暮らし。

この時点で、一瞬ゆかりは以前から自殺願望があったのかしらと思ったけれど、この時はそうでもなく、とっさに機転を利かせた・・ということらしいのだけど、こんなふうに少しずつゆかりという人物の面白さが窺えるようになっているのも、うまいんだなぁ、これが。

そして、そのイソザキコウチショの帰り、香緒里が「私が死んだら、こんなふうに旅をしてくれる人いるかなぁ」とつぶやく。そんな彼女を、二人で話そうと言って、いつものクルーザーのベッドに引っ張り込むハジメ。

ここがまた、もうっとても深いっ。ハジメはほとんどただヤリタイだけ(すびばせんね、直接的な表現で)なのに、押し倒されてキスをされた香緒里は泣きながら「ありがとう、ありがとうございます・・」。

『私は家庭に就職したんじゃない、仕事ならまだケジメがあるけど、休み無く続く「妻」や「母親」にはそれがない。だから疲れ、壊れ始めていた私を女として見てくれた、女として扱ってくれた』と、泣く香緒里に「んあっ?」というハジメの顔。。このラブシーンも、裸にこそなっていないけど、十分に生々しくエッチで、手を抜いてないなぁ、と思わず感心。

とまぁ、言い出したらキリがないほど、どのエピソードも場面も台詞も嫌みなくするりするりと入り込んでくる。
ぐいぐいねじ上げていくような緊迫感に満ちたリアリティというものもあるけど、これはさらりと軽そうに見せながら、十分に「今」を感じさせる。

茜色の夕景や海の場面の美しさ、主題歌やBGMのセンスも良く、あははと笑えるお楽しみコーナー(「とんち」のおにーさん、白のボンボン付き赤白帽子・・って。。もうっ、あんまり喜ばせないでっ)もあり、それが1時間の中に微妙なバランスで盛り込まれている。

そして観終わった後のこの何ともいえない心地良さ。ハジメ演じる長瀬くん初め(これは洒落じゃないぞ)、各出演者も今の所申し分ないっ(出演者が全員好きになりそーな勢い。やや苦手だった香緒里役の高岡早紀嬢もとても良うございました)。

ほとんど手放し状態のベタ褒め・・。今、いちばんお楽しみなんだぼんっ。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 10:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 彼女が死んじゃった
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