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「白い巨塔」第二部(予告+第11話)

フジテレビ/木曜:夜10時 <2004年1月8日ー3月18日>

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「白い巨塔」第二部

(注目出演/唐沢寿明、江口洋介、黒木瞳、石坂浩二、西田敏行、伊武雅刀、野川由美子、矢田亜希子、伊藤英明、沢村一樹、若村麻由美、品川徹他)
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放送前期待度:★★★★

今さらご紹介するまでもないのですが。。本日放送の2時間SPから、いよいよ第二部に突入。第一部のラストで、とうとう教授の座をものにした五郎ちゃんですが、なった途端に暴君におなりになって、「豹変する」とはまさにこれって感じ。

やや濃厚すぎるくらいの彼の人間臭さと、ちっせー男ぶりに、かえって快感を覚えるあたくしでございます。。

この第二部では、五郎が国際学会で手術も講演も成功をおさめて、ますます天狗になってる間に、例の弁当屋の御主人の容態が悪化・・、これがやがて彼の首を絞める医療過誤問題になって参ります。

くぅっ、たのちみっ



(注目出演/唐沢寿明、江口洋介、黒木瞳、石坂浩二、西田敏行、伊武雅刀、野川由美子、矢田亜希子、伊藤英明、沢村一樹、若村麻由美、品川徹他)
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第11話
1月8日(木)オンエア分:★★★★★っ

ええーっい、ぽぽんぽんぽんっ★★★★★っ。お見事でございましたっ。
いつものこってりしたお味に加え、つい真剣に考えさせられてしまう深みもあり、とても見ごたえがございましたです。

見どころ満載で、どこから手をつけたらいいかわからないぐらいなのだけど・・、今回初めてその存在感をしかと感じたのは里見助教授。

ずーっと良心的でいい人っていうのは、もちろん承知しておりましたが、五郎ちゃんのアクの強さの前では「ただのいい人」→「あまり興味の持てない人」で、ございましたの。

言ってることも行動も正しいけれど、いつも研究室にいて、ひとりで完結しちゃって外の騒がしさとは一線を引いてるところが、何とももの足らなかったのだけど。。

うーん、ところが今回の里見は違ったのっ。

マウスちゃんを置いて、生々しい現場にずんずんずんと入って来られて、壮行会でいい気になってた五郎ちゃんの家まで談判にいくあの行動力っ。ガン患者の佐々木は、最初に自分が関わったという責任感もあるからだろーけど、今回はひと味違ってらしたわっ。

片や五郎ちゃんは、最初から横暴大王。

総回診でも、一般人は形ばかりのくせにVIPには懇切丁寧(でも、この現金さが五郎ちゃんよね・・)。医局員も顎で使いまくり、自分になびいてこない金井助教授には冷たい仕打ち。

佐々木の容態が悪化して、止むに止まれず壮行会まで相談に来た柳原には、野良犬でも追っ払うかのよーに追い返してしまうし(柳原はなまじっかまともなだけに、苦しんでて、すんごく可哀想。話は前後しちゃうけど、佐々木が亡くなった時に、取り乱して蘇生させようとするシーンも胸が痛くなっちゃったです)。

そして結局、五郎ちゃんは一度も佐々木を診ることなく、国際学会へ。

現地では向うのお偉方エマーソン教授に小馬鹿にされてて「おっ?ワルシャワの東?」と思ったら、公開手術で予定外の症状にも臨機応変に対応して拍手喝采!ますます天狗のお鼻が伸びてたところに、追っかけて来た愛人ケイ子と夫婦きどりで乾杯して、まさに絶好調。

里見のメールも無視して、ケイ子といちゃいちゃスケートなんかしてるうちに、大阪ではますます佐々木の容態が悪化。そんなことも知らずいい気になって有頂天の五郎と、悲壮な修羅場と化していく病院と、このあたりの対比する描き方も、すごくうまくてずっぽり入り込んで観ておりました。

そーそ、ケイ子と言えば、彼女が別れを切り出したのは、ちょっと意外でございました。

どうせいつか別れることになるなら、最高の時に・・なんておっしゃってましたが、これって思ってた以上に彼女なりに五郎を愛してたってことなのかしら、ね。上り詰めたら後は落ちていくだけ、ってのも、これからの五郎の運命を無意識に悟ってるのかしら?と、つい深読みもしちゃったりして・・(いや、先のことはあたくしにも解りませんが)。

アウシュビッツでのロケシーンはあまり多くはなかったけど、かえってさり気なく入ってたのも、あたくしとしては良ございました。
「せっかく行ったんだから、あれこれ入れよう」という貧乏性的なところがなく、こういう場所でのロケ(それもドラマ初の許可)に頼らないところに、作り手の方々の品性を感じさせます。

他にも、教授就任で浮かれる又一パパや、くれない会の餅搗き実演付きごてごて新年会など、お楽しみシーンもたくさんあって、必須項目はすべてクリアされておりました。

おっと、長いけど、あれも外せないわっ。もちっとだけつきあってね。

佐々木がとうとう亡くなってしまって、それが病院側に落ち度があるとわかった鵜飼医学部長のその後のやり口には、「ほぉー、こーゆーものなのか・・」とお勉強いたしました。

病理解剖されたら死因がわかってしまうから、わざと遺族に拒否させるように話を持っていくところなんて、揃って小芝居打つなんて、ホント怖い(でも、ホント巧いっ←演技のことよん)。その悪巧みを知らない佐々木の妻は、当然断り「ああ、これで証拠がなくなるぅ」と思いきや、遺体搬送の運転手の何気ないひと言で急ブレーキ(でも、出入りの業者が口止めしつつもこういうことを言うのは、ちょっと解せないぞ)。

そして、解剖は大河内達人の手にゆだねられ、裁判は東の娘・佐枝子が知り合った弁護士・関口が担当する、という成りゆきになりそう。。

いやはやっ、ますます目が離せませんっ。

今後、完全に敵対することになる五郎と里見。味方の数としては五郎の方が圧倒的に多いけど、どいつもこいつも利害関係だけで結ばれてるから、いざとなったらばっさり見捨てられるかもしれないし(そうなったら、特に鵜飼は早そうだな)。

原作では、病院が里見を追い出すらしいけど、このドラマの結末としてはどうなるのか、じっくりかじりついて見守らせていただきましょっ。
今回は、本当に御馳走さまでした。満足です。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 17:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 白い巨塔2

「白い巨塔」第二部(第12話)

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「白い巨塔」
(注目出演/唐沢寿明、江口洋介、黒木瞳、石坂浩二、西田敏行、伊武雅刀、野川由美子、矢田亜希子、伊藤英明、沢村一樹、若村麻由美、品川徹他)
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第12話
1月15日(木)オンエア分:★★★★

きゃぁー、もう足元がぐらついてきた五郎ちゃん。第二部の今後の展開を思わせる、ファンは必見の回でございました。

鼻高々で帰国したのに、その直後から例の佐々木問題で出鼻をくじかれる五郎ちゃん。でもただの強がりなのか、ホントに事態の重さを分かってないのか、何の問題もないと言い切る。。

善良なる皆さばにとってはムカムカくるところでございましょーが・・、あんまり善良でない(いや、そこそこは善良だと思ってるけど・・)あたくしには、まぁ何と人間的に見えてしまうことか。。

だって人間って、一度取った態度を翻す、ということが本当に苦手なものなんだもん。今の五郎ちゃんはまだそうでもないかもしれないけど、だんだん自分でも「あれ・・?」と思っても、そうなるとよけいに引っ込みがつかなくなって、ますます泥沼に沈んでいく。。
この性格とゆーか資質とゆーか、これがさらに状況を深刻にしていくのだろーなぁ、などと考えておりました。

片や、いつも万事控えめな里見助教授は前回見せたような強さはなかったものの、論文で「橘賞」なる名誉ある賞を受賞。

普段は鼻にもかけない鵜飼医学部長もこんな時だけはまるで自分のお手柄みたいににっこりしてたけど、里見助教授が佐々木の遺族に解剖を勧めたり、本当の死因を教えたことを知ったらどうなるのか・・?

いや、もうどうなるかは申すまでもございませんが、どういう汚い手を使って、どんなことするのかが、正直ちょっと楽しみでございます。

ま、そんな露骨な人間の嫌らしさが次々と、たーっぷり出てくるので、拝見している間はそこにどっぷり浸かってるあたくしですが、観終わると「結局人間の幸せって何だろう」と、ぼんやり考えたりもいたしますの。

佐々木のように恐らくずっと慎ましくほどほどに善良な人間が、いずれは亡くなったかもしれないけど、最期で苦しんでいく。

望むものを次々手に入れていく五郎だけど、それに満足できないし、心底分かり合える相手はいない。登場人物の中ではいちばん正直に誠実に生きているような里見でさえ、どこか幸せとは思えない。。

きゃぁきゃぁウケながら観ていても、後でじんわりといろいろな思いを感じさせる。それが、このドラマのただ者ではないところでございましょうか。。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 17:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 白い巨塔2

「白い巨塔」第二部(第13話)

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「白い巨塔」
(注目出演/唐沢寿明、江口洋介、黒木瞳、石坂浩二、西田敏行、伊武雅刀、野川由美子、矢田亜希子、伊藤英明、沢村一樹、若村麻由美、品川徹他)
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第13話
1月22日(木)オンエア分:★★★★と半分

佳境への階段をダダダッと駆け上がって、舞台はすべて整った、とゆーところでございましょか。
今回もたーっぷり楽しませていただいたわっ。

裁判所から佐々木のカルテ等の証拠保全を求められ、動揺が走る第一外科の医局内。

隠れることも何もないと言いながら、「工夫をしろ」とも言ってのける五郎ちゃん。
でも・・と不安がる柳原を前に、「その時は佃君にまかせろっ」と言われて「へっ?お、俺?」という感じの佃のあの一瞬の表情が、いやぁまずウケましたっ。
これだけで、五郎ちゃんの暴君ぶりが、佃の「関係なくはないけど、ま、他人事だな」と思ってた気持ちが、見て取れるんだもん。

見どころは毎回たーんとございますですが、こういうちょっとしたシーンに、それぞれの性格とか心境が織り込まれているのが、本当にお上手っ。

同様に、妻の杏子が手袋して眠ってたのにも感心してしまった(殿方はわからないかもしれませんが、あれは多分ネイルをしたお爪を保護するため→杏子のことだから、きっと馬鹿高いネイルサロンでウン万円かけてお手入れしてる→そういうお爪をしてても差し障りがない、つまり家事など一切しない、とゆーことが窺えますです)。

そんな各シーン各シーンに「おおっ」と思ってる間に、お話はどんどん進行。

一度は佐々木の裁判を引き受け、病院に乗り込んでいった弁護士の関口。でも、新キャラ国平弁護士のご指導のもと「人間の記憶は曖昧だから、統一見解を持つ」という、これまた一見聞こえはいいが腹黒い準備がされたことで、見ることができたのはカルテのみで、持ち出しは禁止、しかもコピーもさせてはもらえない、と完全ノックアウト状態。

またこの関口自身も真っ正直な熱血弁護士と思いきや、内容的にどうせ裁判までは持っていけないと考え、着手金の2百万目当てに引き受けただけというところが何とも生々しいリアル感。でも、少し前から出入りしていた東の娘・佐枝子によって、本気で裁判を引き受けることになり、ここにきて佐枝子の存在もかなり重要になって参りました。

そして、再度の証拠保全で、前回のリベンジをすべく関口がコピー機を持ち込み、さらに書類が改ざんされていることを見抜いていくあたりは、小気味よい勝利感のようなものまで味わっちゃったのだけど・・。

でも、本当の戦いはこれからなんだよね。気になるのは、やはり里見助教授。関口に病院側に不利な証言をすると約束してしまったけれど、これからどうなるのかしらん?そうなれば五郎VS里見どころじゃなく、病院全体、いや大阪医師会をはじめとする医学会全体を敵に回すことになりそうだもん。

それとあたくしが思うに、この里見助教授は確かに正義感強く立派だと思う反面、やや問題も感じるの。一医師といえども組織のひとりでもあるわけで、証言をすることはイコール仲間を裏切ることでもある。また、妻と病弱な子供を持つ一家庭人でもあるから、「その後」のことをちゃんと考えているのかどうか。。

そのあたりをもっと思い巡らすことがあってもいいのではないか、と。もちろん、彼がその上でも、どうしても証言をするという選択をしたのなら、それはそれでいいとは思うんだけどね。

鵜飼医学部長が言ってた、「君たちは(五郎と里見)生き方も考え方も違うけどどこか似てるね」という言葉の意味は、このあたりにあるような気もするのです。

野心も正義感も含めて、「自分の欲望に忠実すぎる人間」は、周りの人にとってみると一緒には生きづらい相手なのかもしれません。。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 17:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 白い巨塔2