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「優しい時間」(予告+第1話)

フジテレビ /木曜:夜10時〜<2005年 1月13日ー3月24日>

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「優しい時間」

(出演/寺尾聰、大竹しのぶ、二宮和也、長澤まさみ、麿赤兒、余貴美子他 第1話ゲスト:時任三郎、手塚理美)
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放映前期待度:★★★★
ご存じ「北の国から」の倉本聰氏脚本による、富良野発のドラマ。。

商社のエリートサラリーマンとして、あちこちで海外駐在もこなしてきた涌井勇吉、59歳。その後の道も約束されていた彼だったが、今から3年前突然会社を辞め、妻・めぐみの故郷である富良野でコーヒーショップを始めた。その原因は息子・拓郎が運転する車で事故を起こし、同乗していためぐみが死んでしまったからだった。。。

う、ううーん・・・・、とっても倉本センセ的とゆーか、北の国から的とゆーか、とにかく重そーである。。
あたくし、初めて「北の国から」を拝見した時「うえーっ」と思ったクチなの。。

登場人物の誰も彼もが『不幸体質』って感じで、それまで脳天気に抱いてた北海道のイメージまでもが「雄大かつ壮大な大地」→「寒くて暗くて湿ったところ」に変貌しちゃうぐらい。

。。。ところがねぇ、1回見ると何だかクセになるってゆーか、イヤイヤしながらも何となく気になっちゃって、結局それまで見てなかった過去のモノまでビデ
オ借りて見ちゃった・・。そーすっと、さらにじわじわ侵食されちゃって、気づけばハマっていたわけだーね。。

いやぁーん、あたくしにも土着的&演歌的&日本ジメジメ高湿度の血が流れていた・・・・・?!
だから、抗えないと思うの、多分。。


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第1回
1月13日(木)オンエア分:★★★と半分

いろーんな意味で・・やはり「恐るべしっ、倉本聰御大」なのでありました。。。

3年前、息子・拓郎の運転ミスによって妻・めぐみを亡くした勇吉は、その後勤めていた商社を辞め、めぐみの故郷である富良野に「森の時計」という喫茶店を開いた。それ以来、勇吉と拓郎は会っていない。父親は息子を拒絶している訳ではないが、敢えて自分から行方を捜そうというつもりはない、らしい。

そんな勇吉をかつての部下・水谷が、妻の美子を連れて現れる。実は水谷夫妻も美子の故郷の秋田でペンションを始める計画で、その参考にしたいと訪れたのだった。設計図を広げ、うれしそうにこれからのことを話す二人を温かく見守る勇吉。ところが、実は美子は末期の乳ガンで、余命僅かだった。。。

倉本氏らしく、このドラマもやっぱり数々の『不幸』に彩られているの。。

過去、暴走族だった拓郎(→勇吉はエリートだったから経済的には恵まれてたはずだし、勇吉もめぐみもそんな悪い親ではなさそうだから、何故に彼が非行に走ったのかも気になります)。でも、その後ゾクからも足を洗ったのに、自分のせいでめぐみを死なせてしまう。。拓郎自身も、そして息子によって妻を失った勇吉も深い傷を抱えてる。

そして、水谷夫妻。美子の余命が僅かだと知った勇吉が、水谷にペンションの事を問うと、すべてが嘘だったと分かる。土地も買っていないし、設計図も借り物だし、退社の予定もないと答える水谷にぽつりと「残酷だなぁ。。」と言う勇吉。

嗚呼っ、でも、ここ。こういうところに、あたくしはヤラレてしまうのよね。。
水谷が開くことが出来ないと分かってるペンションのために、本当に土地を買っていて、設計図も本物で、会社も辞める手はずになってたら、それは『きれいなお話』にはなるけど、途端に安っぽく感じると思う。

イヤな言い方をすれば、美子と違ってまだまだ人生が続く水谷だもの、いくら妻のためとは言え、やりもしないペンションにお金も今の立場も捨てられない。だから最初は、全部その場しのぎにつき始めた嘘・・だったんだろうというところが、現実的で、生身の人間っぽくて・・納得させられちゃうんだなあ。。

でも、そんな彼がこの『嘘』に付き合ってるうちに、だんだんウソとホントの境が曖昧になってきて、それをホントにしてしまおうかと考え始めてる・・。ってのが、哀しくて寂しくて、でも救われるような思いにもなる。。

人間って、こうだよね、多分。例えどんなに大切な相手だって、最初から全てを受け入れ、自分を捨てることは出来ない。水谷の場合なら、心配する反面『何でまたこんな病気になったんだ?』と美子を責めたいような気持になった時もあっただろうし、どうして自分がこんな思いをしなきゃならないんだって逃げ出したくもなったかもしれない。でも、そんな逡巡の後に、漠然とだけど受け入れようとしてる。

倉本氏のドラマってお手軽な『美しい結末』じゃなく、その途中に在る弱さとか狡さとかをちゃんと描こうとしてるから、引き込まれるんだろうなあ。。

ただね・・、あたくし的お小言はございます。
まず、元ゾクだった拓郎が今は陶芸をしてるってぇーのが、いかにも倉本氏好みの設定でやや引いてしまったわん。コンビニのバイトとか、フリーターとかのフツーなお仕事では駄目でいらっしゃるんでしょーね・・倉本氏的には。

それと、皿割り女子・梓。どーしてあんなに皿を割るんだ?倉本氏ゆえ、そこにもちゃんと何かがあるのでしょうが、現時点では故意にやってるビョーキの女の子って理解しておけばいいのかしらん?それにしてもマズイよね。例え日常雑器にしろ、陶芸家が残したくない作品をこっそり横流ししちゃうってのは(だけどこのことで、いずれ勇吉が拓郎の今を知ることに繋がっていくのだろーけど)。

あと、店のお客さんや従業員の皆様が、勇吉のサプライズバースディをするのもこそばゆくてモゾモゾしちゃった。。勇吉がこの土地に馴染み、彼自身も周りの人々によってどこか救われて来たってのは、めぐみとのやりとりで充分なのに、このサプライズは露骨とゆーかやり過ぎで、居心地が悪くなっちゃった。

他にも、何で勇吉って名前なんだろ?とか(エリート商社マンだった割には素朴過ぎて・・漁師さんかと思っちゃった。。)。まだお店開いて2年そこそこぐらいなのだろーに、えらく地元に溶け込んでるなとか(特に病院の先生、「どういう関係?」と確認はなさってたけど、ベラベラ喋りすぎだってば)。

。。。とまぁ、いろーんな意味で倉本テイスト満載のドラマであります。でも、最近のガチャガチャ騒がしいドラマの中では、この『静けさ』は貴重だし、人間とか人生とかを考えさせてくれることと思います。皿割り女子・梓の秘密も含め、あたくしも慌てず拝見していきたいと思います。

(^^)/
ホントに建てちゃったコーヒーショップ「森の時計」は、予想と違ってモダーンで、良いお店でございましたね。それにしてもあそこまで本格的だとは・・これまた恐るべしっ、なのでありました。。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 16:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 優しい時間

「優しい時間」(第2話)

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「優しい時間」
(出演/寺尾聰、大竹しのぶ、二宮和也、長澤まさみ、麿赤兒、余貴美子他 第2話ゲスト:田畑智子、中村俊太)
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第2回
1月20日(木)オンエア分:★★★

うぅーむ・・、早くも暗雲立ちこめてきたかもしれませぬ。。

とりあえず簡単におさらいしながら、迷い道に入った頭を整理しよう・・。

皿割り女・梓は、早速拓郎に皿を貰いに行き「森の時計」に持ち込むが、店の趣味には合わないと言われ激昂→すぐに皿を叩き割ってしまう。すると、その皿を師匠が作品に使うと言い出し、慌てて拓郎は梓に連絡。最初はもう皿を壊してしまったことを言い出せない梓だったが、破片でもいいと言われ、取りに帰って届けようとする。

するとその時、集中豪雨に巻き込まれ立ち往生。それを察した拓郎が迎えに行き、結局梓も破片も無事に窯場に到着。だが、拓郎は梓が「森の時計」に電話してるのを知り、やや疑惑の目で見ていた。。

一方、「森の時計」には初夜で揉めた新婚カップルがやってくる。新妻の方は、「北時計」のママが、新夫の方は勇吉が「初夜における礼儀や心得」を手ほどきし、こちらも何となく解決。。したのであった。。。

。。。あたくしたちは、ここから何を学べばいいのでちゅか?

北の大地では、こーんなにも過酷な自然と常に隣り合わせに生きてるんだっ大変なんだっ、ってこと?でも、そーゆー厳しさの中に身を置き、地道な生活を送るのが『本来の人間の在るべき姿』なんだぞ、ってこと?それでこそ人は真の優しさや強さを身につけ、人生の何たるかを知ることができ、初めて癒す癒される関係になれるんだっ、みたいなことでいいでちゅか?倉本センセイ。。

『倉本教』の教えでは・・・昼も夜も分からないよーな都会で、ファストフードやコンビニ弁当なんか食べてたり、パックされた肉や魚を料理してたら駄目なんだろーなあ、きっと。。
うろ覚えだけど・・氏の主宰する富良野塾では、塾生は鶏をシメてサバいて食べたりしなきゃいけないらしいしなあ。。。

都会の便利さにどっぷり浸かって、たらたら生きてるあたくしは堕落しきってて人生なめてるんだわ・・。
恐らく、倉本センセイのこーしたお考えは「正しい」のでありましょう。。ありましょーが・・、でも・・嗚呼っ、倉本的ヒューマンライフは怖い。。とっても無理っ。。
ううーん・・考えがまとまるどころか、どんどん散っていくわ。。

頭がとっ散らかってるけど、今回の相談者のことも書いとこ。。

今回の「森の時計」相談者は、新婚カップルの秀子&健のお二人でした。突然店に飛び込んできて、レイプされたと訴える相談者・秀子。何でも初夜に健からスカートめくられて・・おおっ?それで?えっ?足の指をペロペロされちゃった・・?。。。んまぁ、それは大変だったわね。。。。。だから警察に訴えるって?
そっかあ。。。。
ふぅーう。。。ここでは何を学べばいいんだろ・・・。

あたくしも、そんな話は聞いたことがあるわ。結婚まで素人の女子とはそーゆーお付き合いがなく、その道の玄人さんしか知らない殿方がいるらしいと。だから、いざコトが始まると、ベッドでごろんと冷凍マグロみたいになってる殿方とか。。
逆にエロビデオで研鑽を重ね、いきなりスゴイことしちゃう殿方とか。。
これもまた、情報過多が生んだ『歪んだ人間』の姿なんですね?倉本先生っ?

いかんっ、また横道に逸れたぞ。。
一億二千万人もいるんだから、正真正銘の『童貞&処女』カップルもそりゃこの日本に居ないことはないのでしょう。。でも、随分とまた極端なエピで、何だか微笑ましいってゆーよりは、冷たい汗をかきそうなあたくし。。

倉本大先生の言わんとするところは分からないではないのだけど、どーも気色悪くなってきた。。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 16:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 優しい時間

「優しい時間」(第3話)

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「優しい時間」
(出演/寺尾聰、大竹しのぶ、二宮和也、長澤まさみ、麿赤兒、余貴美子他 第3話ゲスト:佐々木蔵之介、清水美砂)
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第3回
1月27日(木)オンエア分:★★★

そう悪いお話ではなかったし、有り得ないお話でもなかった・・、でも、好きかなぁ?、これ私。。

皿割り女・梓の「傷」は、高校生の時の初恋にあるらしい。教師・松田を好きになり、彼の方も既婚者でありながら「それなりに積極的で」、でもそれが校内で噂になった途端彼の方から梓を避け、結果彼女は周りからイジメに遭い、リストカットの人に・・。

その松田がある日偶然「森の時計」にやってきて、懐かしそうに梓に声をかける。
でも顔を見るなり、店の奥に逃げ込む梓。そして再度訪ねて来た松田は、勇吉に「ただ一言謝りたかった」と話すが、『それは話がおかしい。謝りたいのは梓の為というより自分の為じゃないのか?』と指摘され、うろたえる。。でも、そう言われ帰る間際に「もう二度と来ないし、大事な時に逃げてしまったけど、でもあの頃本気で恋をしてたと伝えて欲しい」と言い残し、松田は帰っていった。。

自分がラクになりたいから謝る、ってゆーのは確かにそうだと思うし、それは狡い。それに今さら「本気の恋だった」と言われても混乱するし、かえって困る。
だから、『森の相談室長』勇吉の指摘及び対処は適切だったんだろう・・。

がっ、それにしても、毎週毎週よくもまぁいろいろな相談者がやってくるものである。そして、それなりに解決したり、解決までは行かなくても足踏み状態から状況は次へと進展していく。
正しき視聴者としては、時にはそれを我が身に置き換えてみたりしながら、「人が再生していく姿」に共感したり励まされたりしていくべき・・なのだろうねー、多分。。
でも、何かが引っかかるの。何なんでしょ、このイヤラシク醒めた自分は。。

未亡人・美可子のミョーにド丁寧な言葉遣い、お父さんは炭鉱事故で亡くなりお母さんは隣のおじさんと駆け落ちしちゃいさらに自分も松田とのことで傷ついちゃった梓の文句のつけようのない不幸ぶり・・などなどが、どこかあたくしを素直にさせないのだった。。。

森の相談室長・勇吉自身が、毎夜毎夜亡き妻・めぐみと逢瀬を重ねてるってのも実はちょっとムズムズする(めぐみから「再婚考えたら?」と言われ、照れる勇吉。。。めぐみは「存在」するけど、「存在」しない人であって、その人とこんな軽口をたたき合う姿が、よく考えたら怖いものがないかい?)。

今回の中で唯一、ふむふむ・・と思えたのは、息子・拓郎に「自分は一人で生きてきた」と言われ、勇吉がムッとするシーン。こういう一見ちゃんとした大人の「大人げない姿」を描くのは、やっぱお上手である。
あたくしとしては、そういう人がちらっと垣間見せる「本性」のようなものを倉本ドラマには期待しておるのだが・・・。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 優しい時間
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