LINEスタンプ 使ってね

[見つかるZOU:検索窓]3つのSHOPで探し物簡単検索


「東京湾景」(予告+第1話)

フジテレビ/月曜:夜9時<2004年 7/5ー9/13>

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「東京湾景 Destiny of Love」
(出演/仲間由紀恵、和田聡宏、佐藤隆太、哀川翔、仲村トオル、中村俊介、石坂浩二他)
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
放送前期待度:★★★★


最近ヒキ気味の月9だけど、これは・・何かを期待させますですね。

一流出版社に務める美香(仲間由紀恵)は在日三世だが、そのことを隠すこともなく明るく前向きで、日本人の恋人もいる。でも民族意識を重んじる厳格な父の正雄(石坂浩二)から結婚を反対され、恋人との間も上手く行かなくなってしまった美香は、ふと出会い系サイトに登録。そこで、亮介(和田聡宏)という貧乏青年と出会う。。

骨太と申しましょうか、ドラマでは今まで描かれなかった在日コリアンヒロインに描かれるラブストーリー
思えば在日の人々って同じ日本という国で暮らすとても身近な存在なのに、どこかそのことに触れてはいけないような雰囲気がありました。時間と共にその意識や感覚はかなり変わってきたけれど、それでもまだ不自然なモノが残っているし、ことに世代が上がれば上がるほどその傾向が強いのも確かで。。

個人的なことですが、私にも在日の友人が居て、普段は本当に普通につきあってます。でも、付き合いが長くなる中で、彼らが今でも外人登録証を常時携帯しなければいけないとか、指紋押捺の義務を課せられていることなどを知るにつれ、彼らの中に時々感じるある種の『頑なさ』も無理がないと思うようになりました。

今、日本は空前の韓国ブーム。韓国でも日本の文化が解放されて、ますます関係が親密になろうとしているこのタイミングに、こういうテーマのドラマを作ろうとする姿勢はすごく良いと思う。ドキュメンタリーではなく、ドラマという広い間口なのも良いな、と。

いろんな難しさもあることとは思いますが、健闘を祈っておりますです(あ、でもドラマとして面白いかどーかは別よんっ。そこは容赦なく行かせていただきますので)。


※のちに、これほど期待を裏切られたドラマも珍しいと感じることとなるドラマですた。。^^;)


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第1話
7月5日(月)オンエア分:★★★と半分

よーく考えたら、あっちこっちに無理は無くはない(と言うか、いっぱいあったりする)。でも、あたくしとしては月9では久々にヒットなのよーん。

在日韓国人三世の美香(仲間由紀恵)が父親・正雄から見合い話を勧められて、日本人の恋人がいることを打ち明けると猛反対。恋人にそのことを話すと、彼は「時間をかけてゆっくり説得しよう」と言うものの、その後ケータイもつながらなくなってしまう。そんな時、妹・紀香(ソニン)から教えられた出会い系サイトで亮介(和田聡宏)と知り合う。

そしてやっと恋人から連絡が入るが、結婚は出来ないと別れを告げられる。落ち込む美香に、作家の神谷(仲村トオル)から1冊の日記帳が渡される。それは亡くなった母のもので、そこには母と日本人男性との悲恋の想い出が綴られていた。

まるで今の自分と同じように母も在日韓国人の立場に悩んでいたこと、でも母にもただのひとりの女性として愛してくれた日本人男性がいたことを知り、亮介に同じような運命を感じる美香なのであった。じゃじゃーんっ

だははっ、美香が亮介に走るのがよく分かんなーい(母と同じ「本当の私」を彼なら見つけてくれると思っちゃったからだろーけど、でもな・・)。羽田のロビーで、何で捕まりもせずに垂れ幕べローンってできちゃったのかも不思議っ(巻いてたって相当デカイです、あれは)。亮介が美香のメルアドを探し当てちゃうのは・・うーんあり得んっ。・・等々、「へっ?」って思う安直&都合の良さは数々あったのだけど、理屈抜きで、いいなと、好きだなと、思ったのでございました。

まず、状況は割と重めなのに、それを必要以上に情緒的にどんより描いてないところがいい。かといって軽く流してるのでもなく、在日三世の女の子が持つ疎外感や哀しみのようなものも感じられたし。

特に出だしで、クリスマスに親戚の結婚式が重なり、美香がチマチョゴリのまま恋人や友人が待つパーティへ行った時、その姿を見た時のみんなの一瞬の静けさとか、恋人の両親がつきあうのはいいけど結婚は別と言ってるとか、そーゆーあたりがとってもリアル。それに石坂浩二殿が演じる父親が、ホントに在日二世って雰囲気が漂ってる。

あのね、あたくしにも在日の女友達がいて、彼女の家も割と裕福でした。彼女のお父さんはあたくしを含め娘の友人をいつも歓待してくれたけど、でも彼女のお兄ちゃんが日本人の女の子と付き合ってることを知った時に激怒した・・っていうことがありました。極ごく私的なことだけど、その時のお父さんと美香の父親がダブっちゃってダブっちゃって。。

在日の方々と日本人、時間と共にお互いの距離が縮まったよーに見えて、やっぱり壁はあるんだなーと。付き合うのはいいけど、結婚は駄目ってセンは今でも頑とあるのかなーと。

このあたりの今の状況を悲劇的過ぎずに、このまま淡々と描いていって欲しい。

んっ?あ、そーかラブストーリーだったわね、これ。

落ち武者風(浅野忠信風?)の新人ちゃん→亮介役の和田聡宏くんもまだたどたどしいけど、お人形さん的なハンサムじゃないのも嫌いじゃないし、やっぱ仲間由紀恵嬢はよろしおすなぁ。

そんなこんなで、次週からも期待を込めて拝見したいと思っておりますです。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 16:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京湾景

「東京湾景」(第2話)

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「東京湾景」
(出演/仲間由紀恵、和田聡宏、佐藤隆太、哀川翔、仲村トオル、中村俊介、石坂浩二他)
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第2話
7月12日(月)オンエア分:★★★

ありゃりゃ。。もー早くも「やっちゃいました」状態。。やっぱ月9だった。。

例の日記で、亡き母も自分と同じような思いを抱えていたことを知った美香は、再び亮介と会う。涼子という偽名で会っていることにちょっぴり心痛む美香だったが、亮介は少しずつ謎がとけていく方がいいと言う。そして編集長から「和の心特集」を担当することになった美香は、書をたしなむ亮介を取材。そこで亮介の友人・大杉たちと飲むことになるが、名前を偽っていることから自分の仕事も明かせない。でも亮介は、早瀬の『真逆』という言葉から美香がお台場で働いていることに気づく。

一方、美香と同じ在日コリアンの井上は、以前から好意を抱いていたことを告白。
二人の交際には双方の親も乗り気のようだが、美香にはその気はない。
そして、母の日記の小説化を持ちかけられていた美香は、正式にその話を神谷に断ろうとするが、母の死んだはずの恋人が実は生きているかもしれないと聞かされる。。

ってな感じ。
にゃんだか前回感じた心の高ぶりが・・どっか行っちゃいました、びゅーんってお空の彼方へ。。

付き合いだした頃に、相手と食べ物や音楽の好みが一緒だと分かるとミョーに嬉しかったり、それでさらに近しいモノを感じたりするものだけど・・タコ抜きのたこ焼きねぇ・・。それで、タコ以外の部分は好きだから、それをわざわざ焼いてもらって仲良く食べる二人。。しくしく。。なんだか力抜けました。。

でも、さらなる脱力ポイントは、亮介の父が美香の母の恋人だったこと。いや、これは既に前回のクリスマスプレゼント交換で、プンプン臭ってましたが(金の筆は亮介が持ってたりする・・んだわね、きっと)。まんま、ひねりも何もない直球モードで、昼の帯ドラマみたい。

母と娘、父と息子、不思議な運命の糸で結ばれちゃった親子二代に渡る哀しい恋の物語っ。・・・・・うーむ、でももーやらかしちゃったものはしょーがない。
残るは前回感じさせてくれたよーな、在日コリアンのリアルな日常や感覚を率直に描いていって欲しい。

せっかく、これまで誰も手を出さなかった『在日コリアン』をヒロインにしたのだから、あんまり陳腐な作りにはしないでほしいのだが・・。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 17:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京湾景

「東京湾景」(第3話)

テレビ番組 フジテレビ
テレビドラマレビュー:「東京湾景」
(出演/仲間由紀恵、和田聡宏、佐藤隆太、哀川翔、仲村トオル、中村俊介、石坂浩二他)
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第3話
7月19日(月)オンエア分:★★★と五分の二

遅れ遅れで、やっとチェック。で、冒頭から何ですが、周りではとっても激しく突っ込みが入っておりまして、それに前回あたくしももうお別れモードだったのだけど、今回は割といい子で拝見(でもやはりサザエさんは・・、そりゃないぞと思う)。

早瀬と一緒に亮介の書道教室に通うことになった美香。そこで『何でも好きな言葉を』と言われ、「サザエさん」と書く。
サザエさん。。そのココロは?→古き良き家族像→美香にとって『波平は古臭いことばかり言ってるけどホントは家族思いのお父さん』。まったく分からないこともないが、やっぱヘン。

なんてーの、その、何か小細工って感じがしちゃうのよね。間口を広くしたいのか、雰囲気を重くしたくないのか・・多分そんなところで出てきたサザエさんなんだろーけど、見てる側にとっては「へっ?。。。」とゆー感じ(このへっ?は最近の月9にいつもくっついてきております)。前回のタコ無したこ焼きも同様。

ウケ狙いかと思えば、その後の父親の真剣なお言葉にも絡んできちゃうので、それなりに吟味したキーワードなのかもしれないけど、でもなぁーこの辺の感覚がとっても中途半端。

だけど、その父親のシーン→パーティでの挨拶の言葉は、なかなか心に迫るものがございました。日本の一流企業で働くことなんて自分たちの時代では夢のようなことだったけど、今現実に美香はそうしていること。間に広がる日本海は広いだけでなく深く冷たいものだったが、それを悲観せず毅然と生きていくことが大切であり、苦しみもがいている時こそ、自分のアイデンティティーをしっかりと持ち続けるのが大事と信じている・・などなど。

そう、別に1から10までくそ真面目にやれと言うのではないけど、在日の人たちがこれまで感じてきたこと、今感じていることをリアルに、時にはシビアに、そして淡々と描いて欲しい。あたくしとしてはそーゆーものが見たいし、それでこそこのドラマの意味もあると思う。

むやみに煽るのではなく、変に迎合することもなく、粛々とやっていただければと思っておりますです。
posted by ちぃ@テレビ旬報 at 17:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京湾景